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健康不安説の安倍首相 政権延命にもがけば命を縮めるだけ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/210263
2017年7月27日 日刊ゲンダイ 文字お越し
泥沼の様相(C)日刊ゲンダイ
「私の友人が関わることですから、国民の皆さまから疑惑の目を向けられるのは、もっともなことだと思います」
全く同じ殊勝なセリフが計10時間の審議で9回も飛び出した。都議選の歴史的惨敗を招いた後、安倍首相が初めて臨んだ国会論戦。24、25日の衆参予算委員会の閉会中審査では、ひたすら「脱ゴーマン」を貫いた。
直前の毎日新聞の世論調査で、内閣支持率はとうとう26%まで暴落。都議選最終日の「安倍辞めろ」コールに全国規模で同調する雪崩現象が、よほどこたえているのだろう。「批判にも耳を傾け」「真摯に」「率直に認め」「誠意をもって」などと恐らく生まれて初めて口にしたに違いない丁寧な言葉を繰り返したが、折り目正しいのはうわべだけ。肝心の答弁の中身は相変わらず不誠実な説明に終始した。
その典型が、加計学園の獣医学部新設計画を「国家戦略特区諮問会議で事業者に決まった今年1月20日に初めて知った」との答弁だ。理事長の加計孝太郎氏とは「腹心の友」と呼ぶ間柄。今治市が獣医学部新設を特区に申請した2015年6月以降、2人は計10回もゴルフや会食を重ねてきた。
さらに、加計氏は昨年8月の内閣改造直後、松野博一文科相、山本有二農相、山本幸三地方創生相に次々と面会。松野を除く2大臣に新設計画を告げていた。
「腹心の友」が閣僚への陳情を重ねながら、安倍にだけ計画を一切、打ち明けなかったのは、あまりにも不自然。こんなデタラメ答弁を国民の誰が信じるというのか。
■有権者の疑念をますます深めた2日間
それでも安倍は苦し紛れの答弁を正当化するため、「理事長とは昔からの友人で、陳情を受けることは一切ないという関係でやってきた」と丁寧に強弁。少なくとも申請時の2年前から知っていたかのように繰り返した過去の答弁との矛盾を突かれても、「知り得る立場にあったが、知らなかった」という屁理屈で押し通した。政治学者の五十嵐仁氏はこう言う。
「別に国民は安倍首相に丁寧な言葉も殊勝な態度も求めていません。要求するのは、ただ一つ。自ら加計疑惑の『真相』を語ることです。それなのに、安倍首相は『ウソの上塗り』としか思えない見苦しい答弁修正で、真相究明から逃げ回る。文科前次官の前川氏に『総理は自分の口から言えないから、私が代わって言う』と迫ったとされる和泉洋人首相補佐官や、官邸を訪問した今治市職員と面会したとされる柳瀬唯夫元首相秘書官も『記憶にない』『記録にない』を連発する。内部文書など客観的証拠を突き付けながら疑惑を追及する野党に対し、政権側は反論する物証ゼロ。ないない尽くしで何か隠しているという印象しか残らない姿勢は、加計疑惑が“クロ”だからとしか思えません。2日間の集中審議は、国民の疑念をますます深める結果となりました」
感情ムキ出しの答弁を控えた安倍の反省のそぶりは、しょせん世論の同情を誘うための「印象操作」。野党の追及を散々「印象操作」と批判してきたクセに、落ち目になれば「印象操作」に熱を上げる。とことん国民を愚弄している。
「記憶にない」「記録にない」(左から柳瀬元秘書官と和泉補佐官)/(C)日刊ゲンダイ
体調不良には「腹心の友」の国会招致が特効薬 |
安倍もそんなに世論の反発を気にして不慣れな言葉を繰り返すくらいなら、いっそ「腹心の友」に国会へとお出まし願ったらどうなのか。
ありがたいことに、集中審議で野党議員は獣医学部の建設助成金の不正受給疑惑を追及してくれた。獣医学部の建設費は坪単価150万円。他の医療系大は坪約80万円というから、ほぼ倍だ。設計したのは学園の関係する業者。総額195億円の半額相当の助成金をせしめるため、水増ししたのではないか――。
さあ、加計氏を証人喚問するには、おあつらえ向きのネタが出てきたではないか。
加計氏も、やましいところがなければ「30年来の友人」である安倍の“潔白”を証明するため、自ら進んで堂々と証人喚問に応じればいい。ところが、加計氏は依然として雲隠れ。政権側も証人喚問を拒否し、せっかくの支持率回復に向けた絶好のチャンスをみすみす逃している。この「バカ丸出し」こそ、疑惑がクロの証明でもある。
「今なお安倍首相は、8月3日予定の内閣改造で心機一転、加計疑惑の批判もかわせると思い込んでいるフシがありますが、勘違いも甚だしい。あらゆる世論調査で、内閣不支持の理由は『首相が信頼できない』がトップ。つまり、安倍首相が政権の中央に鎮座し続ける限り、世論は納得しません。恐らく小手先の改造人事後も支持率は下げ止まらず、地方選挙も10月の衆院補選まで、ことごとく負け続ける。果たして年内いっぱい政権が持つのか。極めて厳しい状況です」(五十嵐仁氏=前出)
これまで国民を愚弄してきたツケとはいえ、もはや安倍に政権浮揚の道は残っていない。しかも、政権が持たない理由は加計疑惑や国民の反発だけではない。肝心要の首相の体調自体が、どうも優れない様子なのだ。
■「この子はそんな体じゃない」との母の嘆き
通常国会が閉じる直前から1カ月余り。安倍の体調不良説は延々とくすぶり続けているが、情報誌「FACTA」8月号は、〈持病の潰瘍性大腸炎が深刻な状態になっている〉として、次のような仰天エピソードを紹介していた。
〈安倍首相が昨年末、都内の親族宅を訪れて会食した時のこと。親族の1人が首相に「在任期間も長くなりましたね。次の選挙はどうなりますか」と水を向けたところ、同席した首相の母・洋子さんが答えを引き取り、「選挙なんてとんでもない。この子はそんな体じゃないんです。外遊続きで体調を崩し、血便が出たんですから」と嘆いた〉
今年で63歳になる一国のトップをつかまえ、「この子」呼ばわりの“ビッグマザー”にも驚くが、実の母が息子の「勇退」を願うほど、安倍の体調は悪いのだろうか。
FACTAによると、半年以上たった今も病状は改善されず、母の家政婦が安倍のために朝食を用意し、健康管理に余念がないという。さらに〈私邸近くのマンションに主治医の部屋を手当てし、いつでも駆けつけられる態勢をとっていると囁かれている〉。
閉会中審査の出席に応じる直前までは、具体的な病院名付きで安倍の早期入院説が駆け巡り、応じた後も「2日連続の集中審議に臨めるほどで体調は悪くない、とアピールした後、短期間、検査入院し、組閣の人事案を練る」(政界関係者)との情報が流布された。
この数週間の首相動静を見ても、休日は私邸にこもりがち。夜の会食はこなすものの、午後9時前後と早めに切り上げるケースが多い。やはり、体調悪化は深刻なのか。政治評論家の本澤二郎氏はこう言った。
「健康に不安を抱えるトップを担ぐのは国民にとって不幸です。健康の影響で、重要な政治判断も狂いかねません。自民党議員だってホンネでは、激しい支持率暴落で解散権を事実上、封じられた安倍首相が、いつまでも“党の顔”でいられたらタマらない。しかも、潰瘍性大腸炎はストレスが天敵。現在の悪戦苦闘の政権運営が続けば首相の病状を悪化させるだけです。有権者の大多数が『辞めろ』コールに同調する今、安倍政権の存続を望むのは首相本人と、そのお友達のみ。そんなに体調が悪いなら、サッサと総理を辞めて療養に努める方が、国民にとっては、より喜ばしい決断となります」
この先、安倍はどうあがいても命を縮めるだけだ。悪いことは言わない。早期辞任が国民の願いであり、安倍本人のためでもある。
健康不安説の安倍首相 政権延命にもがけば命を縮めるだけ|日刊ゲンダイDIGITAL https://t.co/5ISSgv7vpN @tim1134
― 桃丸 (@eos1v) 2017年7月27日
健康不安説の安倍首相 政権延命にもがけば命を縮めるだけ 悪党は簡単には死なないよ、都合がわるくなると入院は政治屋の常識、支持の減少で隠れ蓑だよ。
― 小山徹 (@_2125591496592) 2017年7月27日
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