http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/716.html
Tweet |
仙台市長選で勝利しても野党の選挙協力が進まない理由 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/210209
2017年7月27日 日刊ゲンダイ
当選を決め万歳する郡和子氏(C)共同通信社
仙台市長選は、野党側の思惑通り、4党の選挙協力がカチッと組めれば自公に勝てるという道筋を指し示す結果となった。各紙はその結果を一様に「自民に打撃」と伝えたが、その中にあって毎日新聞は1面トップで「内閣支持率続落26%、“総裁3選”62%否定」と大見出しを打った。
こうなると、いつ安倍政権が崩落して解散・総選挙になだれ込むやも知れずという地雷原状況が続くわけで、野党4党の衆議院選挙での協力態勢づくりもモタモタしてはいられまい。民進党の大幹部に聞くと、「ごく一部の極端な反共派は別として、トップから末端まで、濃淡やニュアンスはいろいろあっても、4党選挙協力で次期衆院選に臨むということについては党内合意ができている。理由は簡単で、我が党単独で安倍政権を追い詰め、その先、政権を取りにいく展望は、今のところ絶無だからだ」と言う。なるほど、分かりやすい。
でも、細野豪志が憲法観の違いを理由に代表代行を辞任したり、前原誠司が「共産党の下請けにはならない」と発言するなど、ゴタゴタが続いている。「細野は軽挙妄動で、自分のグループもバラバラになってしまった。前原は口だけ達者でいろいろ言うけれども、京都での候補者調整ではちゃんと共産党と手を握っているんじゃないか」ということで、実は4党選挙協力がトレンドなのだという。
しかし、野党選挙協力で戦うぞー! という勢いがなかなか見えてこないのだが? その幹部が答える。
「個々の選挙区事情となると、なかなか複雑なのだ。例えば私の県では、共産党が『1つの選挙区を譲ってくれれば他の全部の選挙区で民進党なり他の2党を支援する。簡単な話です』と言うが、その共産党が欲しい区は、我が党としては有力候補がいて譲りにくい。また、仮にそこを譲って民進党候補を取り下げたとして、1つには、それを今から発表すると、すぐに“小池新党”みたいなのが出てきて票をさらおうとする。2つには、それがなくとも、民進党が持っている保守寄りの票や連合の票は、必ず自民党に流れ、共産党には行かない。共産党は組織政党だから、『今回は我慢してこの民進党候補に入れろ』と言えば大半の党員・支持者はそれに従うだろう。しかし民進党は、そんな組織政党ではないから、誰も言うことを聞かず、みんな自民党に行く。そういう微妙な事情を分かっていただかないと、野党協力態勢は進まない」
なるほど、仙台で勝っても一直線にはいかないのである。
高野孟 ジャーナリスト
1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。
【永田町の裏を読む/高野孟】仙台市長選で勝利しても野党の選挙協力が進まない理由 https://t.co/LkJaodfxQO #日刊ゲンダイDIGITAL
― 日刊ゲンダイ (@nikkan_gendai) 2017年7月27日
民進党の大幹部に聞くと、「ごく一部の極端な反共派は別として、…」www
― 早 智敬 (@HAYAtomoyuki) 2017年7月27日
仙台市長選で勝利しても野党の選挙協力が進まない理由 https://t.co/eSrL7LIGgH #日刊ゲンダイDIGITAL
仙台市長選で勝利しても野党の選挙協力が進まない理由 https://t.co/kUYGHdbVlJ #日刊ゲンダイDIGITAL
― 齋藤一弥<穏やかなレジスタンス&里山資本 (@rainasu) 2017年7月27日
民進党の大幹部に聞くと「…理由は簡単で、我が党単独で安倍政権を追い詰め、
その先、政権を取りにいく展望は、今の所 絶無だからだ」と言う。なるほど、
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK229掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。