http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/699.html
Tweet |
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52180853.html
2017年07月27日 「ジャーナリスト同盟」通信
<200億+公認権の幹事長人事の行く方>
7月2日の都議選で、壊滅的敗北を喫した自民党は、その後の仙台市長選でも証明してしまい、強い衝撃を受けて、合わせて安倍の心臓を直撃している。前者は自公分裂、後者は自公共闘である。決定的敗因は、レイプ事件のもみ消しに、女性が怒り狂った投票行為にある。選挙のプロは分かっている。要するに、野党が受け皿を用意すれば、有権者は自公を敗退させる力を持ってしまったことになる。安倍の求心力喪失は、人事権の喪失に比例する。正しくは死に体人事権となってしまった。国民の安倍NOは、自民党のそれだと、その数倍、数十倍強い。自民崩壊・壊滅を現実化させているためだ。したがって、200億の金と選挙の公認権を独占する幹事長人事に、自民党内は熱い視線を投げかける。二階の留任は怪しい。
<麻生・岸田が幹事長に王手か>
はっきり言うと、安倍後継を約束する人事ともなる。解散・総選挙に向けた布陣といえなくもないのである。
「総選挙はしない」という約束で、幹事長に就任した二階という事情もある。「金しか野心のない二階が、安倍にとって無難であるが、二階幹事長に対して、麻生と岸田や石破らが注文を突き付けるだろう」との政界雀の観測が、いまや有力視される。
「幹事長ポストに就きたい人物は、今では悪代官になった菅官房長官だが、麻生が真っ先に潰しにかかる」と見られている。
本来であれば、安倍退陣の場面である。安倍の健康は、間違いなくよくない。よたよたしていて、政治日程をこなせる体力さえ失っている最近の心臓である。健康を害した首相をいただくという、これほど不幸な国民もいない。それだけではない。「真っ当な三権分立の国では、韓国の大統領のように逮捕されている心臓」との評価がこびりついてしまった首相である。
NHK支援にもかかわらず、有権者は覚醒してしまったのだ。特定秘密保護法+戦争法+共謀罪の強行に加えて、森友+加計の売国的犯罪、そして強姦魔を無罪放免・もみ消すという想定外の大事件も発覚した。レイプ犯を救済するという法治の根幹にかかわる大事件が、仮に欧米の民主政治で発覚すれば、もうそれだけで、内閣は総辞職するしかない。韓国の事件よりも、はるかに重い国家主義犯罪であろう。
安倍・自公内閣は、女性の敵であることが、しっかりと証明されてしまった。もはや右翼も左翼も擁護できないだろう。それが都議選と仙台市長選で、明白に証明されてしまった。官邸は、野党分断に成功しない限り、自公候補の勝利はおぼつかないありさまなのだ。
あまつさえ問題の稲田防衛相に、特段の目を掛ける、安倍の異様異常な対応にも、男女を問わず国民にとって反吐が出る思いである。まだ「一強」の妄想に取りつかれている心臓に驚く。週刊誌ネタには、事欠かない。
したがって、今回の人事は、従来のような政権浮揚のための内閣と党の改造人事では全くない。麻生も岸田も、今回はじっとしていない。むろん、安倍打倒を迫る石破も幹事長ポストに狙いを定めている。これが永田町の最新情報である。そういえば、このところ政界雀からの通報が、ひっきりなしに寄せられる。ただ、その場面でわが携帯の音声に雑音が入る。既に共謀罪が適用されているものなのか?
<大角連合の再現も>
注目すべき動きは、「安倍一強」という仮想のメディア操作が崩壊、現在は「馬糞の川流れ」の様相を呈している自民党派閥の下で、危機感を抱くOBが台頭して、各派を操作している点である。
その大きなうねりが、麻生派の拡大と比例して浮上している。「大角連合の再現」である。具体的に言うと、麻生派+岸田派+額賀派の連合である。これに石破派も加わる可能性もある大連合である。
自民党解体に危機感を抱く青木幹雄・古賀誠・野中広務らが、かつての大平派宏池会と田中派の連合による田中政権の誕生に起源がある。77歳の麻生が一番乗り気のようだが、岸田派との調整がはっきりしていない。
問題は、安倍を引きずりおろした直後に、総選挙が待ち構えている。事実上の選挙管理内閣となる。その場面で、反安倍色をどう出すのか。麻生の最後の仕事かもしれない。国家主義をどう消し去ることが出来るのか。ここが自民党の正念場となる。特定秘密・共謀罪・戦争法を廃止する連合派閥政権へと進行することがはっきりすれば、政界再編も起きるだろう。
既に公明党創価学会が、安倍と距離を示して「風見鶏」に立って注目させている。
<総裁派・細田派は右往左往>
こうした新事態を総裁派の細田派は「ただ呆然と眺めているだけだ」と清話会OBは明かしている。派内に豊田とか問題議員をたくさん抱えている細田派は、小泉と安倍のチルドレンの寄せ集めでしかない。掃き溜めの派閥に人材はゼロである。
「安倍にあれこれとアドバイスする力量が、もともと細田には皆無。本人に天下を狙うという思いもない。前任者の町村と同じレベル。党内に迷惑をかける一方だった総裁派閥の責任者として、もっぱらお詫びに明け暮れている。安倍のコントロールは、極右のカルト集団の日本会議とナベツネ一党任せ。せいぜい沖縄の太田葬儀に参列する政治的演技しかない」
右往左往する総裁派閥に、諸葛孔明のような人物はいない。
<菅も風前の灯火>
官邸の機密費を一手に握って、政治力をつけてきた菅も、二階同様に国民の目がきつい。それは自民党も同様である。東京新聞の望月記者の貢献が大きい。TBSの強姦魔もみ消しを、菅に公然と迫った正義の追及に、たじたじとなって、うろたえた菅の現在である。
安倍側近記者の性凶悪犯罪を、菅の意向を受けた警察・検察官僚がもみ消した前代未聞の重罪の真相解明は、これから本番を迎えることになる。攻める方は、官房長官留任が好ましいのだが。
ともあれ、悪代官イメージを払しょくする時間的余裕もない。菅の応援団に、これぞと思い当たる人物もいない。その点で、菅追い落としの急先鋒である麻生の方に分がある。
安倍周辺の、今井など通算官僚とも激突している菅だ。他方、財務官僚は、今井グループとの確執が見られる。結果、今の官邸は、蜂の巣をつついたように騒々しい。安倍後に向かって走る霞が関というのも、これまた異常である。
求心力を失ってしまった心臓内閣の、なれの果てといってもいい。
政権与党の大混乱の行方と、野党の一本化の行方が、今後を占うカギとなるが、当面は走り出した人事の攻防戦に注目が集まっている。
2017年7月27日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK229掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。