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2017年07月21日 「ジャーナリスト同盟」通信
<強姦内閣・ペテン師内閣・健康不安内閣に備え始動>
これほど悪辣な政権も珍しい。戦前の国家主義を1%が受け入れても、99%はNOである。目下、改憲軍拡内閣を通り越して、強姦・レイプ内閣・ペテン師内閣・健康不安内閣・安倍馬鹿野郎内閣と叫ぶ国民の怒りは、メディアの論調よりもはるかに先行・先鋭化している。内外政に見るべき成果がないためでもある。1%を喜ばせても、99%は対象外である。拡大する格差社会が、怒りと混迷の元凶である。時代の変動に無関心だった派閥も、遅ればせながら蠢動して、安倍を震え上がらせている。
<官邸内はバトルの末期症状>
加計・森友事件の対応をめぐって、官邸内のバトルが表面化して久しい。レイプもみ消し事件に驚愕する日本の女性問題を、民意をくみ取れない民進党を抑え込んで、追及をストップさせているが、共産・社民・自由の、まだ健全性の残っている野党3党が沈黙するはずがない。
その追及場面をNHKが報道すれば、今のいい加減な世論調査でも10%台の内閣支持率に、確実に落ち込む。いずれにしろ、国民は安倍の犯罪を理解してしまった。もはや、首相としての権威・求心力が消滅した安倍晋三の復活はない。このまま国民の怒りを抱えたまま野垂れ死するか、あるいはバトンタッチするのか、極右の秘密結社・日本会議も、スキャンダルの中枢を占めているため、逃亡するだけで、打つ手が無くなっている。
悪代官と命名された官房長官の菅義偉の表情は、安倍に負けず劣らず濁ってしまって冴えない。
菅の一の子分・官房副長官の萩生田は、マスコミから雲隠れしている。菅追い落としを狙う麻生が、頻繁に安倍と会って、安倍の体調と揺れる精神に重大な関心を寄せている。
「もう5年も支えてやったんだ。もう交代していい時期だろう」という野心をちらつかせてきた。麻生にすれば、年齢的制約もある。本心は「いい加減にせんかい」というところだろう。これまでの議会での安倍追及の場面で、傍らでいつもにやついている麻生を国民は見ている。
菅に対しては、元経団連会長の虎の威を借りた首相秘書官の今井とその官僚グループが、昂然と抵抗を始めている。菅の弱点は子分が少ないことだ。今井は通産官僚であるが、通産に対抗している財務官僚との激突も話題の注目となっている。
安倍犯罪の中枢が、麻生の財務省でもある。
<麻生が受け皿用意>
「77歳にして派閥を拡大、安倍をど真ん中で支えると吠える麻生の狙いは、当然、俺にバトンをよこせ、ということ、本心は見透かされている。そこで、岸田に対して、今は動くな。いいようにさせるから、と未だ書生気分の抜けない外相の決起を抑え込んでいる」という分析が正しいようだ。
国民からすれば、安倍も麻生も同じ国家主義にかぶれて、民意をくみ取るという政治感覚はない。祖父譲りの貴族の感覚を先行させるアンちゃん政治屋にすぎない。後継しても結果は同じ、選挙管理内閣でしかない。
<岸田包囲作戦>
「憲法は変えない」と打ち明けた岸田こそが、目下の自民党の真打に相違ない。岸田の親類・宮澤喜一は護憲派の首相だった。宏池会はもともと改憲派ではない。国家主義を否定する政治グループである。右翼・やくざを嫌う。暴力団を寄せ付けない点で、他派閥と異なる。国民の合意を政策に移すという政治理想をベースにしてきたのだが、この5年間、その理念は忘却して消えていた。復活できるのかどうか?
麻生・安倍が一番気にしているのは、岸田の動向だ。昨日は、珍しく安倍が岸田と食事をした。おそらく麻生にそそのかされて、安倍がセットしたものだろう。
安倍の甘言にブレーキを踏んでしまう岸田なのかどうか。政治に禅譲はないのだが。
<二階は金作りに熱中>
「幹事長?あいつは小僧。昔から変わっていない」と彼を知る自民党の元ベテラン秘書は、こうあからさまに言う。「金にしか興味がない男」とも決めつける。
「中国旅行利権を独り占めしている二階が、政権を狙うという話を聞いたことがない」というが、その点でご自分の器量を分かっている。品のなさでは天下一品の自民党幹事長のようである。
当面の関心事は、大嫌いな世耕との確執である。「こすからい世耕との対決がどうなるか。8月改造ではっきりする」と一部で話題になっている。
「党と官邸の立場は、相変わらず。二階は大事な場面で、官邸から相談を受けていない。ただし、党の金庫を握った。二階はそれで満足している」とする分析も納得がいく。「泥棒に追い銭」と酷評する向きもある。
<清和会に人材なし・ごみ溜め派閥>
安倍の本陣は、福田赳夫が設立した清和会であるが、森喜朗がうまい具合に政権に就くや、リベラルを党内から排除、国家主義・改憲軍拡の政権に衣替えさせて、いまの安倍内閣を支えている。形はそうだが、小泉や安倍のチルドレンという雑魚が主体となっている。
党内では「ごみ溜め派閥」などといわれ、評価は低い。安倍に忠誠を尽くすものはいない。その理由は「小泉もそうだったが、安倍も閥務をしていない。派内はばらばら、細田にも派内をまとめる力がない。豊田など問題議員が目立つ。都議選で何もできなかった」と冴えない。
清話会OBなどは「本来であれば、国民の支持を失った安倍という厳しい現実から、細田が小泉と福田康夫と協議して、安倍に引導を渡す場面。それがボンクラの細田は分かっていない」とこぼしている。
安倍にも無関心、愛党精神もない清話会という惨状のようだ。
<石破は小池と組んで分党に走る?>
安倍に反旗を翻す石破には、家の子郎党が少ない。陣を張って安倍と喧嘩できない。さりとて二階や額賀派と連携できる状況にない。「残された道は、小池と手を組んで分党するしかない。ただし、両者の改憲軍拡は経済失墜する日本で可能なのか」との声もある。
額賀派は旧竹下派である。OBの野中広務や青木幹雄がイラついているが、振り返れば、今の国家主義政権を誕生させた張本人である。
「野中は、リベラルの加藤紘一を成敗した極悪非道の、当時の幹事長だった。森ー小泉ー安倍の流れを創り上げた大馬鹿野郎である。自民党からリベラルを排除した責任は重い」との史実を消すことは出来ない。
<瓢箪から駒>
麻生も二階も頼りない。となると、自民党OBの出番となる。古賀誠や野中や青木に加えて、福田や小泉らによる、国家主義否定勢力の結集が形成される余地が出てくる。
日本・国家主義の今の政府は、国際社会で認知されることはない。この1点で結集を図れば、瓢箪から駒が出るかもしれない。自民党再生はこれしかなさそうだ。
あるいは、護憲リベラルの野党統一勢力の結集であるが、いまの野党の現状では、実現性は薄い。「小選挙区制は腐敗を生む」(エール出版)は生きている。
2017年7月21日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
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