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もはや既存の政党・政治家では日本を救えない事は明らかだ
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2017-07-19 天木直人のブログ
ここまで国民の不支持が高まれば、安倍政権の先は長くはないと思う。
ところが、なぜか政局に緊迫感がない。
それは、安倍政権に代わる受け皿がいつまでたっても見えてこないからだ。
なにしろ自民党の中に、いますぐ安倍首相に代わり得るリーダーがいない。
なにしろ野党第一党の蓮舫・野田民進党が、安倍自民党と競い合って支持率を下げている。
かろうじて支持率を保っているのは公明党と共産党だけであるが、公明党は政教分離を定める憲法違反の疑惑がつきまとい、共産党は今でも共産主義を信じる政党だ。
とても幅広い国民に受け入れられる政党ではない。
だからこそ、安倍自民党に代わる受け皿として小池新党が期待されたのだが、その小池新党に対する期待もあっという間に消えつつある。
小池新党もまた、既存の政党・政治家のしがらみから逃れられないからだ。
そう思っていたら、小沢一郎が自由党と民進、社民、無所属で新党をつくるのがベストだと言い出したらしい。
菅直人が原発ゼロを目指す新党、日本版「緑の党」をつくると言い出したらしい。
もはやここまでくれば冗談だ。
生き残りのための思いつきでしかない。
米国や欧州で見られるごとく、国民は既存の政党、政治家を否定している。
政治家には何も期待できないからだ。
国民の暮らしを守れないからだ。
米国や欧州で見られる動きが日本に及ばないはずがない。
問題は既存の政治を否定した後に何を目指すかだ。
そして、米国や欧州の動きは、孤立主義、敵対主義ではなく、共生の方向に移りつつある。
まさしく憲法9条の方向だ。
いまこそ、既存の政治家は、私利、私欲を捨て、政治家の特権を国民に返して、国民の為に憲法9条の下に結集する時である。
それしかない。
誰が最初にそれを本気で言い出し、行動を起こすかである(了)
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