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2017年07月15日 「ジャーナリスト同盟」通信
<忘れるな!日本は人権後進国>
「自由・基本的人権の尊重・法の支配は、国際社会の普遍的価値で、中国でも保障されることが重要。中国の人権状況を注視していきたい」ー。これは中国・ノーベル平和賞の劉暁波氏死去に伴う菅官房長官と岸田外相の談話である。その言はよし、であるが、足元の日本はどうなのか。胸を張れる状況では全くない。人権後進国が国際社会の日本認識なのだ。自らを省みることが、まずは日本政府に求められている。
<女性が安全に生きられない社会>
7月2日の東京都議会選挙は、女性が初めて覚醒した投票結果である。加計問題も影響を与えたが、女性の人権を保障しない、それどころか女性の尊厳を奪った犯人を救済するという、想定もできない蛮行に女性が、自民党に対してNOを突き付けたものである。
安倍内閣支持率低下は、女性の安倍憎しが大きく左右していることも、一部の新聞の調査で判明している。日本では、女性が安心・安全に生きられない社会なのである。
<強姦魔を救済する政府>
強姦魔を、こともあろうに無罪放免するという、日本政府の破廉恥きわまりない犯罪が、詩織さんという勇気のある女性の訴えで発覚した。
ここ数年、やくざにレイプ、性奴隷を強要されていた美人栄養士の殺人事件、すなわち「木更津レイプ殺人事件」を徹底追及してきたお陰で、筆者は詩織さん事件に腰を抜かしてしまった。日本政府・首相官邸が強姦魔を救済するという、悪魔の政府の正体に驚愕してしまった。森友・加計どころではない。人権後進国の日本といえども、日本政府がレイプ犯を助けて平然としていることに言葉も出ない。そんな政府のもとで、強姦魔の恐怖に怯えている日本女性社会なのである。
これに蓋をする政府・議会・司法と言論界である。
<レイプもみ消し警察官僚が大出世>
詩織さん事件で判明したことは、警視庁の幹部が、事件のもみ消しで大出世していたことである。
官房長官秘書官から警視庁刑事部長、次いで警察庁の組織犯罪対策局長、このあとにいずれは、警察庁長官か警視総監ポストが用意されるとの観測もある。
強姦魔を救済することは、犯罪である。警察官としてあるまじき行為で、逮捕事件である。それが安倍内閣では、逆に出世する。現にその階段を上っている。
これは森友・加計事件において、嘘と隠蔽で首相犯罪に蓋をした財務省官僚が国税庁長官に就任するなど、やはり大出世している。犯罪官僚が出世するという仕掛けは、人事権を官房長官が握っているためだ。
菅を悪代官と呼んでいるようだが、そんなレベルではない。詩織さん事件で、彼を徹底追及した東京新聞の望月記者は、一躍勇気ある権力に屈しない記者として、当然のことながら国民的人気を博している。
<人権侵害法が次々強行される社会>
安倍内閣が発足してこの5年有余の間に、日本人の人権状況は大きく変化した。特定秘密保護法と共謀罪は、世紀の人権蹂躙の悪法である。
これに公明党創価学会が関与したという、かくかくたる実績に反吐が出る思いだが、まさに戦前の治安維持法の再現である。官邸ににらまれたら、どのような人物でも自由と基本的人権を奪われる。これは法曹界の常識である。
テロ対策として、その実、一般人が狙い撃ちされる。憲法を擁護する人権派が、狙い撃ちにされる。口実は役人によって、自由にねつ造される。国民がこの二法に強く反対した理由である。
<強姦レイプで左うちわのやくざ社会>
筆者は「木更津レイプ殺人事件」の取材をして、初めて全てのやくざが、悪辣非道な性凶悪犯であるという現実を突きつけられて、愕然としてしまった。それまでの無知を恥じた。
むろん、警察官は皆知っている。政治屋も、司法界も承知している。それでいて沈黙している。言論人も沈黙して、やりすごしている。やくざ記者も知っているが、誰一人やくざレイプ事件を問題にしない。記事にもならない。議会で問題にもならない。
性凶悪犯のやくざは、自由放任よろしく、女性をレイプ、ついで歓楽街に送り込んで、左うちわの生活をしている。
日本は法治国家?うそである。みな知っていて、問題にしない。政治屋とやくざは連携しているのである。経済界もやくざを利用している。為政者とやくざは仲間内・お友達関係にあるのである。
これほどの不条理は、ほかに見られないだろう。筆者がフィリピン大統領を尊敬する理由である。フィリピンは、女性が安心して暮らせる社会に変貌している。女性にとっての理想郷なのである。フィリピンでは、入れ墨やくざは警察に射殺されるか、豚箱行きが待っている。
<致命的な人権意識の低さ>
やくざがレイプ事件で逮捕された、という報道を聞いたことがない。弱体した警察力という理由ではない。政府・議会・裁判所の腐敗を象徴しているのである。恥を知らない為政者によって、女性は安全に生きられないのである。
「木更津レイプ殺人事件」は、美人栄養士ゆえに狙われてしまった。魅力的な女性は、やくざだけではないが、常に危険と隣り合わせなのだ。美人薄命とは、人権後進国を裏付ける言葉である。
問題は、日本人女性の人権意識が徹底的に低い、ここに起因している。「木更津レイプ殺人事件」の教訓である。被害者が事件を秘匿してしまう。110番通報をしない。
つい最近も、数人の女性に聞いてみたのだが、レイプされると、それを警察に訴える女性はいない、と断定した。秘匿することで、生きる日本人女性なのである。
強姦事件が常態化する背景である。もちろん、警察に訴えても、まじめな対応が期待できない、という事情もあるのだが、それ以前に女性は沈黙する。したがって、やくざはやり放題となる。そうして歓楽街はやくざの縄張りとして、殿方の癒しの巣となっている。
<女性運動家不在の日本>
恐ろしい日本である。これらのことが、戦前はいうまでもなく、戦後もずっと継続してきている。戦前の従軍慰安婦制度も当たり前に行われてきた。海軍の中曽根主計中尉が、気を利かせて慰安所を作って、関係方面から感謝されたと本人が活字にも残した背景であろう。
レイプされても110番通報をしないという致命的な女性の人権意識に、問題の根源があるのだが、そうだとしても戦後に多くの女性運動家が活躍している。だが、彼女らは肝心要の強姦事件を撲滅するという活動を、一人もしてこなかった。
まっとうな女性活動家が一人もいなかった。詩織さんのような勇気ある女性がいなかったのである。都議選で初めて、それを投票で、あるいは世論調査で表明したことは、大きな進歩であるが、これをレイプ文化の日本返上へと結びつける契機となれば、いい意味での日本変革につながるかもしれない。
<フィリピンを見習え!>
フィリピンのドゥテルテ革命を見習える日が、日本にも来るのであろうか。目標は1、レイプ犯を極刑にする刑法改正2、やくざ撲滅作戦の断行3、女性の人権意識高揚の学校と家庭教育である。これに成功すれば、諸外国の人権問題に堂々と発言することが可能だし、説得力を持つ。
2017年7月15日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
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