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懲りない都議選惨敗の元凶
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1855158.html
2017年7月14日9時56分 日刊スポーツ
★歴史的惨敗といえる都議選での自民党。「都民ファーストの会」も党役員人事を決め、来月の議会の準備に入ったが、自民党は都連会長人事でもめ始めた。選挙開票直後の未明に都連会長・下村博文以下、都連総務会長・萩生田光一ら執行部は責任を取って辞任したが、そもそもこの2人が敗戦の元凶との見方が強い。「加計学園からの闇献金や、加計学園開学推進のための役所へのどう喝などが言われ、実際、萩生田は選挙の一切にかかわらず、開票時には開票センターにも出て来なかった」(都連関係者)。
★10日には「『都連はブラックボックスだ』との批判がある中、反転攻勢のためにも、開かれた党をアピールして決めるのが大事だ」として、東京4区選出の衆院議員・平将明ら都内選出の衆参国会議員5人が、次期都連会長選出は国会議員や地方議員、一般党員が参加する選挙で決めるよう求める要望書を自民党都連に提出した。要望書では街頭演説会や公開討論会などの実施を提言。昨年来、都知事・小池百合子は「ブラックボックスがある」「誰かがどこかで決めている」など、自民党都連の閉鎖的な体質を批判してきたが、その是正が党内から出始めたということだ。
★ところが、この程度のオープン化にも猛反発が出た。都議の川松真一朗は「オープン化イコール選挙だとは思っていない」とけん制。選挙阻止で萩生田は都連各議員に強い圧力をかけ、何としても使い勝手がいい五輪相・丸川珠代を都連会長に据えようと、連日活発に動いている。しかし丸川は、昨年の自民党員獲得数が党所属国会議員で最少のたった2人。「選挙になればひとたまりもない」(都連関係者)。なぜ萩生田がむきになるかと言えば、東京は総裁選挙では大票田。そこをまとめておきたいのと、小池に対抗させるには五輪相ということなのか。いずれにせよ、敗戦の元凶はまったく懲りていないようだ。(K)※敬称略
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