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国会から逃げまくっている安倍政権 見苦しい延命悪あがき
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/209374
2017年7月13日 日刊ゲンダイ 文字お越し
大名行列で被災地行脚(C)共同通信社
九州豪雨への対策を理由に欧州歴訪を1日繰り上げて帰国した安倍首相は12日、被災地入りした。お供を引き連れ、大名行列さながらに大分、福岡両県を視察。「激甚災害の指定を一刻も早く行いたい」「一刻も早く安心して暮らせる生活を取り戻すため、全力を傾けて復旧復興に取り組む」などと、財政支援を強調し、地方交付税の繰り上げ配分に言及したが、どうもしらじらしい。パフォーマンスのニオイがぷんぷんする。
安倍が外遊中の6日、数十年に一度の記録的豪雨を受けて関係閣僚会議が開かれた。臨時代理を務めた麻生財務相は「想像を超えるものになり、異常事態であることは間違いない」とし、自衛隊や警察、消防が7800人態勢で捜索に当たっていた。そうした中、稲田防衛相が政務を理由に70分間外出。大臣以下政務三役の4人全員が約40分にわたって防衛省を不在にしたことが大問題になった。危機管理体制がマトモに機能していれば、深刻な状況は安倍に伝わっていたはずだ。それでも安倍は豪雨について口にせず、「北朝鮮に対して国際社会が緊密に連携して対応していく、その必要性について強く訴えていきたい」などと外交に血道をあげていた。4日に北朝鮮がICBM(大陸間弾道ミサイル)を発射したことで、安倍周辺はG20が「最高の舞台になる」と当て込んでいたという。
■国際社会に見透かされた“北危機”
ところが、行ってみれば安倍の浅はかなもくろみは木っ端みじん。「個人的な信頼関係を確立できた」と国会答弁するほど頼りにしていたトランプ米大統領は、国際社会で浮きまくり。日中韓首脳会談は圧力強化で一致したものの、対話路線を取る韓国の文在寅大統領ペースで運び、共同声明は「北朝鮮が正しい方針を取れば明るい未来を提供する用意がある」などの融和的文言が盛り込まれた。G20直前の首脳会談で握ったロシアと中国はソフト路線で協調。結局、G20首脳宣言に北朝鮮問題は盛り込まれず、赤っ恥をかいたのだった。そうしたら、エストニア訪問をキャンセルして突然の帰国である。
高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)は言う。
「北朝鮮危機をことさらにあおる安倍政権は、内政課題の目くらましに北を利用しているだけではないか。国際社会に魂胆を見透かされたのでしょう。そもそも被災地対策が念頭にあれば、G20閉幕直後に帰国する選択もあった。しかし、それでは10日に行われた閉会中審査を避けられない。中途半端な外遊切り上げは、かえって安倍首相のご都合主義を露呈した印象です。国民のための政治をしていないんですよ。九州の甚大な被害を目の当たりにして疑問を持ったのが、主要政策に掲げている国土強靱化。毎年、兆単位の予算が付いているのに、一体どういうことなのか」
災害に強い国づくりを目指すとして、自民党の二階幹事長が総務会長時代の2014年に提言した「国土強靱化」。東日本大震災を教訓に〈「強くてしなやかな(強靱な)」国づくりを進めていく〉との掛け声で、〈人命は何としても守り抜く〉〈迅速な復旧・復興を可能にする〉などの4原則を基本方針に、14年度以降は毎年3兆円超の予算が組まれ、これまで約14.5兆円がバラまかれているのだ。それなのに、3.11の被災者3万人は6年経っても仮設住宅暮らし。熊本地震でも4万人超が仮設生活を強いられている。
止まらない暴言、放言(C)日刊ゲンダイ
都議選後に吹いた“3大神風”も効果なし |
報道各社の世論調査による内閣支持率は軒並み急降下。支持率と不支持率が逆転し、危険水域が迫ったレームダック政権は国際政治の舞台でも相手にされずじまい。歴史的大敗を喫した都議選後に吹いた追い風も政権浮揚につながらなかった。
「北朝鮮の暴走、外交成果、国内災害は安倍首相にとって“神風”で、何度も窮地を救われてきた。ところが、北朝鮮がICBMを撃っても、TPPに次ぐ大型協定のEPA(経済連携協定)をEUと大筋合意しても、九州を豪雨が襲っても世論はビクともしない。最強の風が吹いてもダメとあって、いよいよ安倍首相はヤバイ、と党内はザワついています」(自民党関係者)
当初、8月下旬ともいわれていた内閣改造・党役員人事はどんどん前倒し。8月3日にも実施し、19人いる閣僚の半数以上を入れ替える大幅改造が浮上しているが、「骨格をコロコロ変えるべきでない」ともしていて、菅官房長官、麻生財務相、二階幹事長の問題重鎮は留任する見通しだ。都議選惨敗で「大変厳しい都民の審判が下された。深く反省しなければいけない」と言ったのはどの口だ。これで「反省」とは笑わせる。
菅は加計学園の獣医学部新設をめぐり、疑惑を告発した前川喜平前文科次官を個人攻撃し、閉会中審査でもドーカツまがいの発言の繰り返し。麻生の放言癖は筋金入りで、暴言・暴行騒動の豊田真由子衆院議員を「あれ女性ですよ、女性」とちゃかし、「マスコミはかなりの部分、情報が間違っている」と都議選の劣勢を責任転嫁。二階にいたっては、3・11の被災者軽視で更迭された今村前復興相を「人の頭をたたいて血を出したという話ではない」とかばい、都議選の最中には北朝鮮を「キチガイみたいな国」と揶揄した揚げ句、それを報じたマスコミを「落とすなら落としてみろ。マスコミが選挙を左右すると思ったら大間違いだ」と暴言を吐いた。
政治評論家の森田実氏は言う。
「問題大臣だらけの今の陣容では、小幅に入れ替えたところで臨時国会には耐えられない。今回ばかりは追い込まれて大幅改造に踏み切るのではないか。もっとも、大幅改造に耐え得るほど自民党に人材がいるとは思えません。まさに進むも地獄、退くも地獄でしょう」
■6割が「アベ信用できない」
問題大臣に引導を渡すのは結構だが、見苦しい錯乱政権の悪あがきにはホトホトうんざりだ。目くらましも連発されれば目が慣れる。
「よかれと思っての助言でも、人に言われるとカチンときて反発するのが安倍首相の性格。順送りと言われても派閥の領袖を取り込み、実務型の重厚内閣に改造するほかに延命策は見当たりませんが、ここへきても奇をてらった女性や民間人の登用を検討しているようです」(永田町関係者)
国民が求めているのは改造人事よりも、安倍が問題の核心を握る森友学園、加計学園をめぐる疑惑の究明だ。
「9日に8000人が集まった新宿の抗議デモは、臨時国会の召集と安倍首相の説明を求めたものだった。〈アベ出てこい!〉が世論なんですよ。改造でしのげるとタカをくくっているのだとしたら、国民をナメ切っている。『こんな人たち』が訴える〈アベ辞めろ!〉の空気はアッという間に伝播するでしょう」(五野井郁夫氏=前出)
支援者が集まる講演会で加計疑惑を「一点の曇りもない」と言い切ったのだから、国会でも正々堂々と説明できるだろう。いま安倍が果たすべき責任は政策課題の実行よりも、自分の発言への責任だ。有権者の6割が安倍を「信用できない」という事実を無視し、またぞろ国会から逃げようというのなら、首相も国会議員もサッサと辞めればいい。それが世論だ。
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― 桃丸 (@eos1v) 2017年7月13日
国会から逃げまくっている安倍政権 見苦しい延命悪あがき
― レイ (@raratister) 2017年7月13日
お供を引き連れ、大名行列さながらに大分、福岡両県を視察。#犯罪者 ☛ #安倍https://t.co/Pp42hmmMFw #日刊ゲンダイDIGITAL
啖呵を切ってかっこつけても疚しければ逃げ回る卑怯な小人。 国会から逃げまくっている安倍政権 見苦しい延命悪あがき https://t.co/3hQiwJLrMl #日刊ゲンダイDIGITAL
― R U (@rnaymuno) 2017年7月13日
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