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2017/07/12 21:53
電通の違法残業事件で、検察が略式起訴した件で、東京簡易裁判所が略式命令は不相当とした。その結果、正式の裁判を行うことになった。最近は、裁判所も政権、権力にひれ伏した判決が当たり前になっているが、この裁判所の判断には拍手を送りたい。
この事件は、違法残業ということが自殺の原因とされている。しかし、自殺の原因は残業時間が長かったということが主因ではないと思っている。主原因は、上司のパワハラと思っている。
つまり、新入社員にもまるで、中堅社員に要求するような仕事を要求して、何度もダメ出しをしたというではないか。ダメ出しをされ、何回も仕事をやり直しに絶望したのだ。絶望しなければ、多少の寝不足などは我慢が出来るものだ。少なくとも、上司たちは、死を選ぶしかない絶望的な気持ちに陥らしたからだ。
高橋さんのお母さんは、上司まで略式起訴は納得がいかないと言っている。この気持ちは、子供を持つ親の共通的な気持である。
死を選ばした企業風土がその背景にある。それは、「鬼の十則」である。以下がそれである。高橋さんの犠牲のもとに、社員手帳から削除されたというが、過去のモーレツ社員時代の化石のような教訓である。
1. 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
2. 仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
3. 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
4. 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
5. 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
6. 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
7. 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
8. 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
9. 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
10. 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。
特に5番の則は異常である。高橋さんの上司も「仕事は殺されても放すな」など10則の権化のような人物だったのだろう。上司本人は自殺をすることは予期しなかったのだろうが、そのさらに上司が部下をチェックするのが、健全な会社である。10則を強要しているような会社は、厳しく罰せられなければならない。
有意な若人の尊い命を奪ったのだから、会社も上司たちも罰を受けなければならない。それでなければ、高橋さんは浮かばれない。
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