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安倍内閣はもはや死に体 もう洗いざらい吐いたらどうだ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/209214
2017年7月11日 日刊ゲンダイ 文字お越し
“政敵”の前でも自信マンマン(左は萩生田官房副長官)/(C)日刊ゲンダイ
加計学園疑惑を巡る衆参両院の閉会中審査は案の定、平行線に終わってしまった。
「特区担当は内閣府だが、背景に官邸の動きがあった。和泉洋人首相補佐官がさまざまな動きをしていた」――。官邸の関与をハッキリと指摘した前川喜平前文科事務次官に、「加計学園ありき」の「不公平、不透明なプロセス」を必死に否定しまくった政府側。計7時間に及んだ審議は、双方の言い分が最後まで食い違ったまま。ひたすら「総理のご意向」を糊塗しようと、ごまかし、とぼける安倍官邸の中心メンバーの醜態だけが目立った。
この疑獄の焦点のひとつは、来年4月という早期開学を迫る「官邸のドーカツ」の有無だが、異様だったのは答弁に立つ官僚たちが一様に怯えていたこと。際立っていたのは午前中の衆院審議で、前川氏が文科省の内部文書「10/7萩生田副長官ご発言概要」の存在を認めた時だ。文科省の調査では存在を確認できなかったが、前川氏は「在職中に担当課から説明を受けた際、目にした文書に間違いない」とキッパリと言い切った。
文書には〈加計学園が誰も文句が言えないような良い提案をできるかどうかだな〉などと、「加計ありき」をにおわす表現が出てくる。
文書で名指しされた萩生田光一官房副長官は、昨年10月7日に文科省の担当局長と面会した事実は認めた一方、「(文書の通り)つまびらかに発言した記憶はない」と反論。獣医学部の早期開学について「能動的に関わった事実はない」とシラを切り通したが、萩生田の面会相手だった常盤豊高等教育局長の態度は尋常ではなかった。
■人事の恫喝に怯える「心の声」が浮き彫り
当日の面会内容を聞かれると、か細い声で「具体的にどのようなやりとりがあったかの記憶はございません」と繰り返した。〈官邸は絶対やると言っている〉〈総理は「平成30年4月開学」とおしりを切っていた〉との記載がある同じく「萩生田副長官ご発言概要」と題された昨年10月21日付の内部文書についても、怯えた態度だ。発言の主を聞かれても「個々のやりとりは明確に記憶していない」とはぐらかした。
オドオドした表情には「うかつなことをしゃべると、報復が待っている」という心の声がしっかりと浮かんでいた。
「官僚用語で『記憶にございません』は『知っているけど、話せない』とイコール。常盤氏の態度は元上司の前川氏を前にして良心の呵責にさいなまれているようにも見えました。萩生田副長官は中央省庁の幹部人事を握る『内閣人事局長』に今なお居座ったまま。“口裏合わせ”のような答弁にこそ、人事権を武器にした日常的なドーカツのムードが漂う。ロコツな論功と報復で霞が関を牛耳る恐怖政治のすさまじさを見せつけました。ただ、とぼけた答弁で官僚が萩生田副長官を守るのは、すぐ後ろに安倍首相が控えているため。疑惑の裏側を語れば、政権が吹き飛ぶことを知った上での言い逃れにしか聞こえません」(高千穂大教授・五野井郁夫氏=国際政治学)
改めて、この疑獄の闇の深さを思い知らされる参考人招致だった。
元上司の前川氏を前にオドオドした顔の常盤局長(C)日刊ゲンダイ
とうに世論が見放した政権の醜い悪あがき |
安倍政権が悪辣なのは霞が関人事の強権発動で、森友・加計両学園の疑惑追及にフタをしようともくろんでいること。国会で矢面に立った当事者が夏の定例人事で、ことごとく持ち場を離れた。
森友疑惑で野党の追及をけむに巻き続けた財務省の佐川宣寿理財局長が今月5日付で国税庁長官に栄転した一方、国有地の8億円値引きに関わった国交省の佐藤善信航空局長は7日付で辞職。加計疑惑の裏側を知る前出の常盤氏は、11日付で生涯学習政策局長に異動となり、獣医学部のスピード認可は「総理のご意向」と言ったとされる内閣府の藤原豊審議官は5日付で出身の経産省の「官房付」という待機ポストにとどまった。
下手を打てば左遷の可能性もある藤原氏は、10日の審議で常盤氏同様にウヤムヤ答弁を連発。証人喚問に応じるかと聞かれると、「政府職員の立場であるので、上司の指示、国会の判断もあると思うので、この場での回答を控えさせていただきます」と答えるのが精いっぱい。直前に「証人喚問をお受けする」と断言した前川氏とは好対照で、官邸に服従せざるを得ない立場を考えれば気の毒なほどだったが、人事権の私物化で政権サイドが疑惑隠蔽を図ってもしょせんはムダなあがきだ。
政治評論家の森田実氏は、こう言った。
「目は口ほどにモノを言うで、落ち着き、自信に満ちた前川氏の答弁に比べ、安倍首相の“茶坊主”たちのヒドかったこと。菅官房長官の『前川氏は地位に恋々』と木で鼻をくくったような個人攻撃や、山本地方創生相の原稿を延々棒読みの進行妨害を見れば、政府の苦しい言い訳とウソは歴然。安倍首相をかばうほど、マトモな国民の不信を招く悪循環で、既に国民に愛想を尽かされているからこそ、支持率急落が止まらないのです」
■何から何まで10年前と酷似してきた
10日発表の朝日、読売、NHKの世論調査によると、内閣支持率はいずれも第2次政権の発足以降、最低を更新した。読売は36%と初めて30%台に落ち込み、2カ月で25ポイントもの大幅下落。逆に不支持率は52%に跳ね上がり、その理由は「首相が信頼できない」49%が断トツだ。前出の五野井郁夫氏が言う。
「加計疑惑を巡る首相の説明に『納得できない』や『さらなる説明を求める』との回答も軒並み7割超え。首相が堂々と説明しない限り、さらなる追及を求める声は強まっていく。いずれ疑惑の本丸で首相の“腹心の友”、加計孝太郎理事長の証人喚問まで行き着く可能性もある。前川氏はもちろん、萩生田副長官、和泉補佐官など関与が取りざたされた人物の証人喚問を政権が拒否すれば、支持率はさらに悪化。応じても新たな疑惑が噴き出せば一発でアウトです。進むも地獄、退くも地獄の政権はもはや死に体を意味します」
欧州歴訪中に安倍首相は、8月早々の内閣改造を明言。支持率急落からの起死回生を企んでいるらしいが、この道はいつか来た道だ。
第1次政権時代に安倍は07年7月の参院選で惨敗。進退問題を改造人事でごまかし、派閥領袖級のベテランを積極起用して“お友だち内閣”の払拭に努めた。ところが、たった8日後に遠藤武彦農相が「政治とカネ」の問題で辞任。結局、1カ月も経たずに安倍自身が政権をブン投げた。
今回も自民党内ではベテラン起用を求める声が強まっている。07年は参院選、今年は都議選と政権選択ではない夏の選挙後に死に体となり、首相自身の体調がすぐれない点など何から何までソックリだ。
「安倍政権は今やあり地獄にハマったような状況で、もがけばもがくほど、深みにハマっていく。内閣改造程度では『傲慢なえこひいき政権』という負のレッテルははがれません。自衛隊の政治利用発言で、稲田防衛相を更迭しなかったのが、運の尽き。犠牲を払わず、救いだけを求める虫のいい政権に未来はありません」(森田実氏=前出)
07年の参院選惨敗の翌日も安倍は「反省すべきは反省し」と、都議選後と同じセリフを口にしていた。やはり10年前の二の舞いは必至だ。すでに死んだも同然の内閣をかばっても仕方ない。加計疑惑の裏側を知る官僚たちは、もう洗いざらい吐いたらどうだ。
安倍内閣はもはや死に体 もう洗いざらい吐いたらどうだ|日刊ゲンダイDIGITAL https://t.co/nRgkw24BKB @tim1134
― 桃丸 (@eos1v) 2017年7月11日
安倍内閣はもはや死に体 もう洗いざらい吐いたらどうだ https://t.co/yWeqgGNAuR #日刊ゲンダイDIGITAL
― 安倍晋三から日本を取り戻せ! (@mk2andy) 2017年7月11日
死に体のアベに反撃するなら今のうちと思うが。今反旗を翻せば国会議員への転身も国民が後押ししてくれると思うのだが。
勇気を持って一歩前へ。
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