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2017/07/11 06:07
<学校法人「加計学園」が、政府の国家戦略特区に指定された愛媛県今治市で開学を目指す獣医学部新設計画を巡り、学園の理事長が安倍晋三首相と友人関係にあることから、手続きに影響があったのではないかと野党が国会で問題視。5月17日には、特区を所管する内閣府が文部科学省に「総理のご意向」などと早期開学を迫ったことが記された文書の存在が明らかになった。
菅義偉官房長官は「怪文書のようなもの」と述べ、文科省はいったんは「存在は確認できない」とする調査結果を発表。だが、その後も新たな文書が次々と発覚し、文科省は再調査で一連の文書の大半について存在を認めた。その後も、萩生田光一官房副長官が文科省幹部に早期開学を促したことが記された文書が省内に存在することが明らかになった。
首相官邸側は、文書にある内閣府や萩生田氏の発言内容を否定し、首相も国会審議で「私の意思でどこに決めろということはあり得ない」と反論した。
加計学園は2018年4月の開学を目指し現在、文科省の審議会で新設の可否について審査を受けており、8月に判断が示される>(以上「毎日新聞」より引用)
昨日(7/10)前川氏を国会に参考人として招致して、閉会中審査が行われた。珍しくNHKが中継するということで視聴したが、全体の印象として政府側が嘘をつき、前川氏が真実を語っている、という印象を受けた。
なぜか。前川氏は守るものは何もないし、嘘を言って手に入れるものも何もない。ただ文科省の事務方トップだった者としてのプライドが守られるだけだ。それに反して、現職の政治家諸氏や官僚諸氏、さらには民間委員という補助金ぶら下がり連中は加計疑惑に「共謀」していたとしたら今後に関わる。いや、加計疑惑そのものが存在していても困る。
すべてがなかったものにする、のには無理がある。真実を捻じ曲げると矛盾が次々と出てきて収拾がつかなくなる。このまま嘘を通して加計学園獣医学部が開校したとしても、それで終わりではない。
加計学園獣医学部は160人の定員で獣医師志望の学生を募集して教育を施し、6年間の学業を経て国家試験の関門を突破し獣医師として世の中に飛び立つ。その間、獣医師要請に対して「私学助成金」が一体いくら注ぎ込まれるのか。そして学生たちも入学金や授業料として幾ら負担するのか。
地方自治体は獣医学部に対して一体いくら税を注ぎ込むことになるのか。そうした全体像が明らかになってから、獣医師の新規需要はそれほどなかった、というのでは加計学園開設に向けて謀議した政治家諸氏や官僚諸氏は責任が取れるというのだろうか。
いや、そもそも現在獣医師の定員は全国で千人足らずでしかない。そこに160人の定員の大学を新設する、というのは無謀ではないか。四国に獣医学部がないから、というのが今治に新設する理由だとしたら、それは獣医学部のない全国の地域が抗議すべきではないか。
学区でいえば四国は「中・四国」ということで、そこには山大と鳥取大学に50人と55人の定員の獣医学部がある。学区で獣医学部がないのは北陸だけだ。
前川氏と他の現職政治家諸氏や官僚諸氏の証言は明らかに齟齬を生じていた。どちらかの側が嘘をついている。傍から冷静に視聴していた私の目には前川氏が控えめに真実を語り、それに対峙する連中が盛大に大嘘をついているとしか取れなかった。
しかし祖語を生じたまま放置することは出来ない。結果として加計学園獣医学部には校舎建設だけで国や地方自治体から百数十億円もの利益供与がなされる。そこでマトモな獣医師養成教育がなされて新進分野の素養を備えた獣医師の誕生まで一体幾らの税が注ぎ込まれるのか。
ダテや疎かにして良い話ではない。総理の意思で総理の友達の学校法人が予め決まっていたとしたら大問題だ。本来なら、李下に冠を正さず、として安倍氏は安倍友に「新設レースから辞退してくれ」と言うべきだった。それが政治家として守るべきモラルだ。
安倍氏の個人的な失態を隠蔽するために、安倍周辺の政治家や官僚たちが団体で嘘をつかざるを得なくなっている。彼らの嘘を吐くモチベーションは嘘をつき通して栄転した財務官僚の佐川某の存在だろうが、安倍氏の命運が尽きては元も子もないだろう。
かくなる上は、すべての関係者を証人として国会で尋問するしかない。
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