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都議選で退場宣告の安倍政権が改造や改憲を語る噴飯
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/208804
2017年7月5日 日刊ゲンダイ 文字お越し
疑惑の中心にいる安倍首相夫妻(C)日刊ゲンダイ
「自民党に対する厳しい叱咤と深刻に受け止め、深く反省しなければなりません」
2日に投開票された都議選で歴史的大敗という結果を受け、安倍首相はこう言っていたが、例によって口先だけだ。やはり、この男はまったく反省などしていない。4日の毎日新聞に載った安倍の単独インタビューは、呆気にとられる内容だった。
秋の臨時国会に自民党の憲法改正案を提出するスケジュールは「変わっていない」、内閣改造は「速やかに人事の検討に着手したい」、都議選惨敗の責任は「経済の回復を確かなものにする責任が私にはあるので、結果を出すことによって果たしていきたい」……と今後の政権運営を手前勝手に並べ立てるばかりで、どこにも「反省」の色は見えない。
このインタビューは3日に行われたものだという。つまり、都議選で自民党を惨敗させた民意に配慮するフリさえ、わずか1日で捨て去り、「これまで通り好きにやらせてもらう」と居直ったのだ。恐るべき厚顔である。
「うわべだけの反省で切り抜けられると思っているのでしょう。臨時国会の重要テーマは『人づくり革命』などと言って、また目くらましをしようとしていますが、国民はもう騙されない。森友問題や加計問題では、安倍首相が関与していた疑惑が高まっても、説明責任を果たさず、追及する野党に『印象操作だ』と逆ギレする。関係資料も出さず、告発者に対しては個人攻撃まで仕掛けて疑惑を封じようとする。旗色が悪くなると、『中間報告』という禁じ手まで使って法案を強行して国会を閉じ、疑惑に無理やりフタをした。そういう強権的なやり方に、多くの有権者が恐怖や嫌悪感を感じたから、都議選で『NO』の意思を表明したのです。主権者から不信任を突きつけられた首相が、臆面もなく憲法改正を語り、数の力で強行しようなんて噴飯ものですよ」(政治評論家・森田実氏)
■「こんな人たち」に負けた都議選
都議選最終日の秋葉原演説で湧き起こった「辞めろ」コールに対し、安倍は「こんな人たちに負けるわけにはいかない!」とイキリ立った。自分を批判する「こんな人たち」の意見など聞く必要ないと思っているのだろうが、そういう不遜な態度が有権者の離反を招いた。都議選は「こんな人たち」に負けたのだ。
会見で安倍の「こんな人たち」発言について問われた菅官房長官は、相変わらず「問題ない」を繰り返し、「常識的な発言」とも言っていた。
「都議選の前と後で、この政権は何も変わっていない。反省していない証拠です。安倍首相は都議選の敗因を『政権の緩みに対する有権者の厳しい批判』と言っていましたが、“緩み”ではなく“誤り”ですよ。やること、やり方がすべて間違っている。国民の声をまったく分かっていないのです。あれだけの民意を示しても態度を改めないのなら、選挙で何度でも同じ結果を突きつけるしかありません」(政治ジャーナリストの角谷浩一氏)
メディアの側も、なぜ、わざわざ安倍の口から改憲スケジュールや改造人事について語らせ、続投を既成事実化するような真似をするのか。それも忖度ということか。せっかく単独インタビューする機会があるのなら、空虚な反省の弁を垂れ流すより、聞くべきことがあるだろう。国民が知りたいのは、改憲スケジュールより森友問題や加計問題の真相だ。なぜ、そこにズバッと切り込まないのか。この落とし前もつけずに内閣改造だ、改憲だと先に進ませるわけにはいかない。
退陣要求は止まらない(C)日刊ゲンダイ
幕引きは内閣総辞職か疑惑の徹底解明しかない |
「都議会で歴史的な大惨敗を喫した理由は、自民党というより安倍首相の問題です。国民は森友や加計の疑惑が解明されることを求めている。首相の仲間内に特別な便宜が図られたのではないかと、疑っているのです。官邸の意向があったのではないか。もっと言えば、この疑獄の主犯は安倍夫妻なのです。安倍首相が居座っているかぎり、国民の疑念や怒りは消えません。自民党が国民の支持を取り戻そうと思うなら、内閣総辞職か、疑惑の徹底解明しかありません」(政治評論家・本澤二郎氏)
疑惑解明のため、野党は臨時国会や閉会中審査を求めているが、これまで自民党は「総理が加計の追及を嫌がっている」と拒否し続けてきた。安倍が嫌がれば憲法の要請も無視とは、恐るべき無法者集団だが、都議選惨敗で、さすがに譲歩せざるを得なくなった。閉会中審査に応じ、10日に衆院内閣委、文科委の連合審査を実施することで合意。文科省の前川前次官を参考人として招致することも確認した。だが、安倍はG20とヨーロッパ歴訪の外遊中で出席しないというからフザけている。
「安倍首相がいない時に、わずか1日だけの開催なんて、アリバイづくりでしかない。疑惑の当事者が出席しなければ、意味がありません。国民をナメるのもたいがいにしろと言いたいですね。こんな小手先で乗り切れると慢心しているのなら、自民党はオシマイです。都議選の投票率はさほど高くなかったので、無党派層が大きく動いたわけではない。それなのに、自民党が無残な負け方をしたのは、自民党支持層が別の政党に投票したからです。『安倍政権のやり方はダメだ』とお灸を据えた。党を守るなら、ここで自浄作用を発揮しないと、この先、政党支持率も下がっていく。国政選挙も悲惨な結果になるでしょう」(角谷浩一氏=前出)
■政党支持率も下がる一方
世論調査で安倍内閣の支持率はダダ下がりだが、自民党の政党支持率はさほど落ちていない。「自民党政権でいいけれど、安倍政治は嫌だ」という有権者が多いということだ。いまトップをスゲ替えれば、政権党としてまだまだ生き残れるのに、有権者から「NO」を突きつけられた安倍を支え続けるなんて、自民党は錯乱しているとしか思えない。
都議選でハッキリしたのは、受け皿があれば、有権者がこぞって流れるということだ。たとえ候補者の顔ぶれが心もとなくても、「安倍自民よりはマシ」と選ばれた。
首相の不在を狙っての閉会中審査が、忖度なのか、「総理のご意向」なのか知らないが、そうやって安倍を守っていれば自民党も一緒に沈むだけだ。安倍を隠せば隠すほど、“真っ黒”だと自白しているも同然で、ますます支持は離れる。
安倍も「問題ない」と言うのなら、堂々と国会に出てきて、国民が納得するまで説明すればいいのだ。人前に出られない首相なんて、恥ずかしくないのか。
「昔の自民党なら、とっくに安倍降ろしが始まっています。森友や加計は安倍首相の疑惑であり、首相の身から出た錆なのです。稲田防衛相や金田法相らの問題閣僚にしても、問われるのは首相の任命責任です。それでも辞任を求める声が与党内から出てこないことが、日本政治の腐敗と堕落を物語っている。疑惑の中心人物に改憲なんてやらせるわけにいかないでしょう。国会に期待できない以上、国民が声を上げるしかありません」(森田実氏=前出)
都民ファースト圧勝という結果はともかく、「こんな人たち」の意思が都政の景色を変えた。国政も同じだ。
9日には新宿で「#安倍政権に退陣を求める緊急デモ」が行われる予定で、かなりの規模になりそうだという。国民からの退陣要求は、もう止まらない。
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― ⛵️motty⛵️ (@novtnerico) 2017年7月5日
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