http://www.asyura2.com/17/senkyo228/msg/529.html
Tweet |
http://okitahidehito.blog.fc2.com/blog-entry-6239.html
2017/07/04 05:31
<東京都議選の投開票から一夜明けた3日、大躍進を遂げた地域政党「都民ファーストの会」代表を退いた小池百合子都知事。政党代表を務めることに二元代表制の観点から「知事が代表を務める政党が行政のチェックをできるのか」などの懸念が指摘されてきたが、小池氏はこれを一貫して否定してきた。それではなぜ今、代表を退いたのか。
首長と議会それぞれが有権者の直接選挙で選ばれる地方自治の原則。これが「二元代表制」だ。首長の行政運営を議会が議案の議決などでチェックすることで緊張関係を保ち、行政を健全に進めることが期待される。
小池氏は都議選前に第1党をうかがう都民の代表に就任した。報道各社の世論調査で、小池氏支持層と都民支持層の乖離がみられた。「(小池氏と都民の)支持率の差を埋めていく」(都民関係者)目的があったとされ、代表就任には自民などから「都民の候補は小池氏のイエスマン。チェック機能が働くのかは疑問」などの批判があった。
自民党や民進党のトップは、党のルールに従って総裁選(自民)や代表選(民進)で所属議員や党員による選挙で決定される。一方、地域政党など規模が小さい政党の場合は幹部の話し合いなどで選出されることが多いようだ。
では都民の場合はどうか。幹部によると、小池氏から幹事長の野田数(かずさ)氏への代表交代は党のルールにのっとって進められたという。
新たに代表に就任した野田氏は小池氏の側近中の側近で、現在は都知事政務担当特別秘書として活動する。東京都東村山市議を経て、平成21年7月から24年12月に都議を務めた。昨夏の都知事選の選対責任者で、小池都政誕生の立役者となった。以降、小池氏と議会各会派のパイプ役も担ってきた。
野田氏は小池氏とともに都議選候補の選定を進めたほか、公明党との連携も実現させた。ただ、今回の代表再任には「特別秘書と政党トップという性格の違う二足のわらじを、はっきり区別して仕事にあたるのは難しいのではないか」(都幹部)との声も出ており、手腕が注目されている>(以上「産経新聞」より引用)
地方議会が本来の使命である執行部のチェックをしていない、という実態があまりに多い。何を勘違いしているのか当の地方議員が「自分は与党議員だ」と発言して憚らない場面に出会ったりして、こちらの方が戸惑ったりする。
地方議員は「自分は与党だから地域住民の要望を首長に伝えて実現し易い」と言いたいのだろうが、下手をすると利益供与とも受け取れかねない。しかし、そうした意識は議員だけでなく、有権者の間にも「常識」のようにあるのも事実だ。
しかし二元代表制というように議員もまた有権者の代表だ。首長の乾分ではない。だが東京という巨大地方議会選挙で有権者は都知事の乾分たちが大量当選した。何のことはない、東京もまた巨大なだけで、辺鄙な地方の一つに過ぎなかったわけだ。
これほど日本国民の意識が「封建制度」当時の残滓を色濃く残しているのはなぜだろうか。誰かに支配される「歓び」を楽しんでいるかのようだ。それは新興宗教の多さからいっても他国と比較して異常というしかない。
新興宗教だけではない。占い師や風水師やスピリチュアルなどといった怪しげな連中がテレビに登場して、大きな顔をして芸人などの人生を透視してみせたりする。
彼らは最大公約数を口にしているだけで、誰にでも当て嵌まる常套句を得意顔をして並べ立てているに過ぎない。「あなたは悩みがあります」とか「心の中に不安があります」とか「身近に不幸がありましたね」とか、誰にでも当て嵌まる文言を並べ立てているだけだが、それを我が身に当て嵌めて「そうだ、言う通りだ」と感心するのだ。
小池氏もそういう意味では一種のスピリチュアルだろう。「都政を改革する」とか「都政を透明化する」という誰もが都政に求めている最大公約数を口にして、自分の分身を各選挙区に議員候補者として立てた。
さて、スピリチュアル都知事が一体いつまでスピリチュアル効果が続き、都民の拍手喝さいを浴びられるのだろうか。ただしスピリチュアルだから気分が良くなるだけで実務とは程遠い。実効性のある施策を打ち出せるかは期待するだけ無駄だ。
テレビならスピリチュアルと称する人物のいかがわしさに気付けばチャンネルを切り替えるかスイッチをOFFにすれば目の前から消える。しかし現実に議席を与えた政治はそうはいかない。任期の間は目の前に居座り続けて、効果の薄いスピリチュアル師としての文言をばら撒き続ける。
日本国民はいつまで政治にスピリチュアルを求めるのだろうか。自民党も応援弁士として党内切ってのスピリチュアルの小泉JRを送り込んだ。彼らもまた政治を訴えるのではなく、テレビ番組と一緒で「人気があれば何でも良い」という発想だ。それは有権者の認識もその程度だ、とバカにしている。
なぜ「国民の生活が第一」という当たり前の政治がこの国で行われないで、「財務省が第一」の政治や「米国の1%が第一」の政治が行われるのか。やはり日本国民は政治にスピリチュアルを求めているのだろうか。そうだとすれば未開の呪術師を支配者に選ぶのと大差ない。
そういえば日本の政界に新興宗教の乾分たちが入り込み、徒党を組んで政権与党の政党を結成している。宗教が現生利益を口にし始めたら宗教ではなく詐欺だという大原則すら知らない無知な信者がいかに多いかという現実を示しているのだろうか。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK228掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。