http://www.asyura2.com/17/senkyo228/msg/358.html
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「世界の記憶」の目的歪めるな 「慰安婦」を世界記憶遺産に申請する動きに日本は明確な反論を 明星大特別教授・高橋史朗
http://gansokaiketu.sakura.ne.jp/chugoku-kankokuno-nankinjikenya-ianfukanren-no-shiryou-nado-yunesco-tourokuwo-riyoushita-hainiti-nippon-otoshime-kousakuto-nipponno-taiou-naiyou.htm#2017-06-29-「世界の記憶」の目的歪めるな 「慰安婦」を世界記憶遺産登録に申請する動きに、日本は明確な反論を
【解答乱麻】
「世界の記憶」の目的歪めるな 「慰安婦」を世界記憶遺産に申請する動きに日本は明確な反論を 明星大特別教授・高橋史朗
http://www.sankei.com/life/news/170628/lif1706280032-n1.html
ユネスコ(国連教育科学文化機関)の「世界の記憶」(記憶遺産の日本語訳改称)の審査が行われている。
6月24日付朝日新聞によれば審査対象から日本関連候補の一部の「政治的案件」を外す通告がされた。理由は「世界の記憶」は保存が目的で「歴史的な判定や解釈はしない」「政治的党派性を有するとの非難を受けてはならない」からだという。
中国など8カ国・地域の14団体が共同申請した「日本軍『慰安婦』の声」文書は問題視されておらず、ユネスコ事務局の対応が二重基準になっている実態が浮き彫りになった。
同共同申請文書には政治運動の記録が多数含まれており、「政治的党派性」を有する「政治的案件」であることは疑う余地がない。にもかかわらず、一方のみを審査対象から外すのは明らかに不公平である。
2月末に開催された登録小委員会(RSC)の審議を経て、「政治的案件」については通告が行われ、申請者からの応答をRSCが近日中に再検討し、国際諮問委員会(IAC)に勧告を提出。IACが審査して、ユネスコ事務局長に専門的評価を勧告するようである。
だが、一昨年の「南京大虐殺」文書の登録をめぐっては、RSCのIACへの勧告が事実上の決着となってしまった。後手に回った失敗を繰り返すことは許されない。RSCが近く出す結論を注視し、「世界の記憶」事業の趣旨に反する決定が行われる場合には、日本政府として直ちに明確に反論し、IACの慎重な審査を求める必要がある。
今年3月24日に国連のウェブサイトで公表された第201回ユネスコ執行委員会文書(IAC進捗(しんちょく)報告書)によれば、「世界の記憶」制度改善に関する専門家会合は、政治的濫用(らんよう)から「世界の記憶」事業を保護する枠組みが必要であるとして、疑義が呈された申請案件への対応として、次の3つの調停の可能性があることを勧告している。
(1)共同申請(2)申請案件に記載された事実や出来事に関し、異なる見解を含んだ登録への合意(3)合意が得られない場合、対話を繰り返し、次回登録申請サイクルが終了するまで対話を継続(申請後最長4年間)。
例えば、「慰安婦」について8カ国・地域の14団体が共同申請した文書と日本の民間団体が申請した「慰安婦と日本軍規律に関する記録」文書には同一の文書が含まれているが、全く相反する説明、主張が行われている。
この制度改善案に従えば、双方の申請者が対話して、(1)共同申請も、(2)異なる見解を含んだ登録への合意も不可能と思われるので、次回登録申請サイクルが終了するまで対話を継続するしかないのではないか。
ユネスコの「世界の記憶」事業の目的は、記録遺産の一次資料の保存と提供であり、歴史の解釈、審判や歴史的論争の解決ではない。申請の目的が特定の歴史の見方を提示し、ユネスコ加盟国に対する特定された批判にあるとすれば、同事業の趣旨に反する。
「世界の記憶」登録の手引には、複数の国の複数の機関の協力による共同提案には、ユネスコは国際協力を促進する旨明記されており、関係国の協力を強く促している。
8カ国・地域の14団体は、日本をはじめとする関係各国政府や専門家と情報を共有し、丁寧に対話を行うべきであったにもかかわらず、努力は払われなかった。こうした問題点を踏まえ、政治的濫用から「世界の記憶」事業を保護するという普遍的観点から、同共同申請文書の登録は先送りすべきである。
◇
【プロフィル】高橋史朗
たかはし・しろう 元埼玉県教育委員長。明星大特別教授のほか、麗澤大道徳科学教育センター客員教授。親学推進協会会長。男女共同参画会議議員。
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