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“アベ友”の準強姦を葬った組織犯罪対策部長が共謀罪所管 溝口敦の「斬り込み時評」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/208207
2017年6月26日 溝口敦 ノンフィクション作家、ジャーナリスト 日刊ゲンダイ 文字お越し
中村格氏(右)と元TBS記者・山口敬之氏とフリージャーナリスト詩織さん/(C)共同通信社
警察庁の刑事局に組織犯罪対策部がある。部の下に組織犯罪対策企画課、暴力団対策課、薬物銃器対策課などを抱え、この組織犯罪対策部が全国の暴力団取り締まりの最高司令塔である。
今、会津小鉄会の7代目継承騒動では山口組3派の首脳が狙い撃ちされているが、もちろん組織犯罪対策部が最終判断した上、京都府警が3派に攻め込んでいる。
部の所掌事務としては暴力団対策の他、国際的な刑事犯罪捜査、犯罪による収益の移転防止などが含まれているから、15日に自・公・維が強行採決した「共謀罪」についても、警備局と並んで所掌するとみられる。
現在の組織犯罪対策部長は中村格氏であり、2015年3月まで菅官房長官の秘書官を務め、安倍首相と近い関係にある。
他方、元TBS記者・山口敬之氏はTBS退社後、安倍おべんちゃら本「総理」を出版したぐらいで、これまた安倍首相に近い。
周知のようにフリージャーナリスト詩織氏(28)はこの5月29日、山口氏から性犯罪被害を受けたのに、山口氏は不起訴処分になったと検察審査会に不服申し立てをし、その後、都内で記者会見した。
彼女は15年4月3日に、まだTBSに在籍していた山口氏と会食・飲酒後、同日深夜から翌早朝にかけて意識を失い、その間に性交渉されたと訴えた。
彼女は4月9日、警視庁原宿署に相談し、同月末、高輪署は準強姦容疑で告訴状を受理、高輪署は6月、帰国する山口氏を成田空港で待ち受け、逮捕状を執行しようとした。が、突然、警視庁の上層部から待ったがかかり、逮捕は取りやめになった。
逮捕中止を決めたのは当時、警視庁刑事部長だった中村格氏であり、中村氏は「事件の中身として逮捕は必要ないと私が決裁しました」と認めている。山口氏は16年、嫌疑不十分で不起訴となった。
筆者がここで言いたいのは、安倍周辺の度し難いネポティズム(縁故主義)についてである。
山口敬之氏は、自力では自分の下半身がしでかしたことの始末さえつけられない最低の人間である。彼から依頼があったのか、同病相憐れんだのか不明だが、中村格氏は自分の職位権限を生かして山口氏をかばい、準強姦事件を闇に葬った。
詩織氏は20代の女性である。自分の名前と顔をさらすことが不利益をもたらすことを十分承知しながら、一連の不公正、不平等が耐えがたかったのだろう、ついに告発に踏み切った。
縁故ゆえに物事の正しさを踏みにじり、法まで打ち捨てる中村格氏が暴対法ばかりか共謀罪も所掌する。やがては一般国民にまでその爪牙を伸ばすことは間違いなかろう。
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