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小池百合子の勝利と政局大混乱の予感
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2017-06-26 天木直人のブログ
都議会選は次の日曜日が投開票だから、きのうの日曜日が、最初で最後の党首街頭演説の日曜日だった。
従って、その日曜日の模様を報じるきょうの各紙の選挙予想も、公示後最初で最後の月曜日の予想となる。
その予想が、すべて小池都民ファーストと安倍自民党との拮抗を予想している。
しかし、その拮抗は、いずれも小池都民ファーストが安倍自民党を僅差で上回っている。
おそらくこの傾向は、よほどの事が小池側に起こらない限り、選挙運動が進めば進むほど小池都民ファースト優勢に傾いていくだろう。
いや、本当はもっと安倍自民党は苦戦しているのかもしれない。
その証拠に、安倍首相が自宅に引きこもったまま街頭に出て来ない。
最初で最後の日曜日であるというのに、すべての党首が街頭に出て戦いの先頭に立っているのに、そして野党を攻撃することがあれほど好きな安倍首相であるというのに、出て来ない。
しかも、お得意の地球儀俯瞰外交で日本を留守にしているのならともかく、自宅にいるのに出て来ない。
これは、自民党の内部調査結果では負けているということだ。
それを知っているから出て来ないのだ。
それは、とりもなおさず、負けても総理を辞めるつもりはなく、居直るつもりなのだ。
さすがに選挙の先頭に立って負けては、それが出来ない。
だから、続投する口実を残すために、今度の選挙の先頭に立たない事を決め込んだのだ。
この期に及んでも安倍首相の心中を忖度している大手新聞は、次の日曜日の夜に結果が出るまで、負けるとは書かない。
しかし、週刊誌は、早々と、はっきり書いた。
今日発売の週刊現代と週刊ポストは、小池都民ファーストの圧勝と、その後の小池新党の国政参加が、政局を激震させると、そろって書いている。
常日頃競争して、同じ事を書くことを避ける週刊現代と週刊ポストのライバル誌が、そろって小池圧勝を書いた。
間違いなくそうなるということだ。
今度の都議会選は、東京都民だけしか参加できない。
都民以外の全国の国民は、その欲求不満を、次の総選挙でぶつけるのを待ち望んでいる。
まさしく次の衆院選は政権選択の選挙となり、それに向かって既存の政党・政治家が、都知事選の後に、一斉に動き出すのだ。
小池都民ファーストは小池国民ファーストに変身し、安倍自民党と天下分け目の戦いをすることになる。
しかし、安倍首相もこのまま座して死を待つ事はない。
握っている権力を手放すどころか、それを最大限使って居直るだろう。
内閣改造や北朝鮮危機や憲法9条改憲がそれだ。
そして、小池百合子に打倒安倍のお株を奪われた野党共闘もまた、このままでは終れない。
生き残りのために動き出す。
かくて都議会戦後の政局は、安倍自民党、小池新党、野党共闘の三つ巴による混迷の極みになるだろう。
既存の政党・政治家に肩入れして来た政治好き、選挙好きの国民もまた、そのような既存の政党・政治家と一緒になって、あたかも自分の利害はそのような政党・政治家の利害と同じだと言わんばかりに、混迷する政局の中にのめり込んでいくだろう。
しかし、多くのまともな国民は、そのような政治にうんざりし、政治なんていらない、政治家は政権争いに夢中になる前に、一つでもいいから国民の暮らしがよくなる政策を実現しろと、冷めた気持ちをますます強めるだろう。
新党憲法9条が訴えるのは、そういう人たちだ。
そういう人たちの思いに背かない証として、税金泥棒にはならない、政治家の特権はすべて国民に還元する、と、真っ先に公約する。
そして、党議拘束はただ一つ、憲法9条を国是とすることだけを掲げる。
なぜなら憲法9条こそ、これまでも、そしてなによりもこれからの、日本にとって、一番重要な政治理念であるからだ。
それを手放せば日本の政治が終るからだ。
そしてそれは日本が終ることでもある。
憲法9条の精神を最優先にする限り、そこから出てくるあらゆる政策は、国民を裏切ることはない。
小池新党が試されるのは、まさしく憲法9条を守る政党であるかどうかである。
新党憲法9条は小池新党を正しく監視する政党となるだろう。
小池新党が正しい政党を目指すなら最善の味方になり、間違った方向に向かえば、最も手ごわい政敵になる。
そういう政党こそ、これからの日本に必要なのであると私は思う(了)
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