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神戸「正論」懇話会設立記念特別講演会で講演を行う安倍晋三首相=24日午後、神戸市中央区の神戸ポートピアホテル(恵守乾撮影)
自衛隊明記の憲法9条改憲に逃げ込む安倍首相を許さない
http://kenpo9.com/archives/1687
2017-06-25 天木直人
自民党に一人でもまともな指導者がいたら、安倍自民党総裁はとっくに首をすげ替えられていただろう。
野党にまともな受け皿があれば、安倍自民党政権はとっくに解散・総選挙に追い込まれていただろう。
メディアが権力に忖度せずに本当の事を国民に知らせていれば、安倍内閣の支持率は限りなくゼロに近づいて、終わっていたに違いない。
いずれの一つでもあれば安倍政権は終わっていたのに、いまは、そのいずれもが無い。
それをいい事に、安倍首相はどこまでも逃げ切るつもりだ。
その大義名分こそ、自衛隊を明記するだけのごまかし憲法9条改憲である。
安倍首相はきのう6月24日に、神戸市で開かれた「正論」懇話会で、今秋にも開かれる臨時国会に自民党の改憲案を提案すると語ったらしい。
読売についで、こんどは産経だ。
国会という、すべての国民を相手した公の場から逃げ、取り巻き連中に囲まれた安全圏に逃げ込んで、好き放題を語る。
こんな意気地のない、情けない首相が、かつていただろうか。
その安倍首相が逃げ込む先こそ、自衛隊明記の憲法9条改憲だ。
そのスピードが毎日のように加速している。
それは取りも直さず、加計疑惑の追及の高まりからくる危機意識の裏返しでもある。
このまま受け身の防戦一方では追い込まれる。
そこから逃げ出すために、憲法9条改憲という一大事業を急いで、国民の関心を加計疑惑から憲法9条改憲にそらそうとしているのだ。
この安倍首相の9条改憲を甘く見てはいけない。
自衛隊合憲を明記するだけの改憲ならそれを否定するのは共産党ぐらいだ。
自衛隊合憲の改憲案に議論を集中すれば、民進党は分裂する。
そしてなによりも、予算という税金を投入してガンガン宣伝すれば、自衛隊合憲を明記する憲法9条改憲は、容易に国民投票で過半数の承認を得られる。
安倍首相を加計疑惑から逃がしてはいけない。
ましてや憲法9条改憲に逃げ込ませてはいけない。
それを阻止できるのは、憲法9条こそ最強の安全保障政策であると主張する新党憲法9条しかない。
冷戦後二十数年たったいまこそ、日本の正しい安全保障政策を正面から議論する時だ。
そうすれば、さすがの国民もきづくだろう。
いま憲法9条を変えてしまえば、米国の馬鹿げた戦争に巻き込まれて、日本は損な役回りをさせられるだけだと。
加計疑惑から逃げるために、自衛隊合憲を明記するなどというごまかしの憲法9条改憲に逃げ込む、そんな安倍首相を許すわけにはいかない。
逃がすわけにはいかない(了)
【神戸「正論」懇話会】「改憲」の旗掲げ保守結集呼びかけ…安倍晋三首相、反転攻勢へ強い決意
http://www.sankei.com/politics/news/170624/plt1706240030-n1.html
2017.6.24 23:24 産経新聞
安倍晋三首相(自民党総裁)は24日、神戸市の神戸ポートピアホテルで開かれた神戸「正論」懇話会の設立記念特別講演会で、憲法改正について「来るべき(秋の)臨時国会が終わる前に衆参の憲法審査会に自民党の(改憲)案を提出したい」と述べ、来年の通常国会で衆参両院で3分の2超の賛同を得て憲法改正の発議を目指す意向を表明した。自民党執行部は来年の通常国会冒頭から審議を始め、会期内に衆参で3分の2超の賛同を得て、発議する方針を固めている。
「自衛隊員に、あまりに無責任だ」
首相は「国の未来、理想を語るのが憲法だ。憲法施行70年の節目となる本年中にわが党が先頭に立って歴史的な一歩を踏み出す決意だ」と述べ、党憲法改正推進本部の議論を加速させる考えを示した。「東京五輪が開かれる2020(平成32)年を新しい日本が動き出す年、すなわち新しい憲法が施行される年にしたい」とも述べた。
首相がここまで強い決意を示したのは、加計学園問題や若手議員の不祥事などで、内閣支持率が急落する中、憲法改正という自民党の党是を掲げることで、保守勢力の奮起を促し、結集を呼びかけたいとの思いがある。合わせて東京都議選で、小池百合子都知事が率いる「都民ファーストの会」に対して、反転攻勢を仕掛ける狙いがある。
憲法9条に関しては「自衛隊員に『憲法違反かもしれないが、何かあれば命をはってくれ』というのはあまりに無責任だ。責任政党のリーダーとしてこの状況を放置するわけにはいかない」と強調。「自衛隊は合憲か違憲か、という議論は終わりにしなければならない。9条1項、2項は残しながら自衛隊の意義と役割を憲法に書き込む改正案を検討する」と明言した。
高等教育を含む教育の無償化については「憲法改正で避けて通ることができない極めて重要なテーマだ」と強調。貧しい世帯ほど高校・大学への進学率が低い実態を指摘した上で「貧困の連鎖を断ち切る。高等教育もすべての子供たちに真に開かれたものでなければならない」と述べた。
「これからも、経済最優先だ」
一方、景気回復については「アベノミクスは道半ばであり、これからも安倍内閣は経済最優先だ」と述べ、労働生産性の向上を進める考えを表明した。「その最大の切り札は働き方改革だ」と述べ、同一労働同一賃金を実現し、罰則付きの残業時間規制など関連法案を秋の臨時国会に提出する考えを示した。
また、7月7、8両日の20カ国・地域(G20)首脳会議に関して「保護主義と闘う明確な意志を確認したい」と説明。欧州連合(EU)との首脳会談では「日本と欧州の経済連携協定(EPA)の大枠合意を目指したい。21世紀の経済秩序のモデルだ」と述べた。
国家戦略特区などの規制緩和に関しては「時代のニーズに応える規制改革は行政をゆがめるのではなく、ゆがんだ行政を正すものだ。岩盤規制改革を進めることは首相としての私の意志だ」と述べた。
【安倍晋三首相 神戸正論講演詳報(8)】「国民に憲法改正の決定権を行使させない国会議員は責任放棄のそしりを免れない」
http://www.sankei.com/west/news/170624/wst1706240058-n1.html
2017.6.24 19:00 産経新聞
安倍晋三首相は24日、神戸市中央区の神戸ポートピアホテルで開かれた神戸「正論」懇話会の設立記念特別講演会で講演した。講演の詳報は次の通り。
第1次(安倍)政権からすれば、もうすでに今年の卒業式で6回目の卒業式になるわけでありますが、毎回、服務の宣誓を、私は最高指揮官で受けるわけであります。その自衛隊員たちに「憲法違反かもしれないが、何かあれば命をはってくれ」なんていうのは、あまりにも無責任ではないでしょうか。責任政党のリーダーとして、それ以前に、1人の国会議員として、このような状態を放置していくわけにはいかない。 現在の自衛隊を憲法にしっかりと位置付け、「合憲か違憲か」といった議論は終わりにしなければなりません。これは私たちの世代の責任であります。現在の9条1項、2項はそのまま残しながら、現在ある自衛隊の意義と役割を憲法に書き込む、そうした改正案を検討いたします。
一点、重要なことを言い忘れましたが、憲法改正に関する私の発言は、内閣総理大臣としてのものではなく、自民党総裁としてのものであるということは申し上げておかないと、この後ですね、言っておかないと大変なことになりますので、申し添えておきたいと思います。
もう一度、繰り返しになりますが、憲法学者の中で、こうした形で議論があり、学校で、この議論がそのまま記述がなされ、隊員のお子さんたちがその教科書で学ぶ。この状況をなくしていく。これはまさに、まさに私たちの世代の責任であろうと思うわけであります。憲法改正は、この国の未来をどうするかという大変、重要な議論です。どっかの政党だけが提案して、他の政党はただ批判するだけといったようなテーマではありません。政争の具にすべきテーマでもない。それぞれの政党が自分たちの案を憲法審査会に提示し、建設的な議論を行うべきものです。今の憲法に、改正できると書いてあるんです。そしてそれを決めるのは、それを決めるのは国民投票。普通の法律とは違い、最終的に国民が決定権を持つのが憲法改正です。
同時に、その案を発議するのは国会にしかできない。私たち国会議員は、その責任の重さをかみしめなければならないと思います。いつまでたっても国民に憲法改正の決定権を行使させない、発議を怠ることは国会議員として責任放棄のそしりを免れません。自民党は結党以来、憲法改正を党是として掲げてきた政党であります。衆参両院で3分の2を形成し、発議に向けて第一党としての責任を果たしていく決意であります。
目標は2020(平成32)年です。半世紀ぶりに日本でオリンピック、パラリンピック開催される。この2020年を私はかねがね、未来を見据えて日本が新しく生まれ変わる大きなきっかけの年にすべきだと申し上げてきました1964年に向かって名神高速、首都高速、新幹線が開通するなど、日本は大きく生まれ変わりました。当時、私は10歳でしたが、世界の強豪たちと肩を並べる日本選手の姿をみて、やればできるという自信をもらいました。日本が先進国へと急成長するきっかけになった年でありました。2020年もまた、新しい日本がしっかりと動き出す年、すなわち、新しい憲法が施行される年にしたいと思います。
党の憲法改正推進本部で衆参の憲法審査会に提出する自民党の改正案の検討を急ぎます。先般、保岡(興治)本部長が「遅くとも年内をめどに提案をとりまとめたい」といったことを歓迎します。具体的な党内論議を加速してもらいたいと思います。そのうえでぜひ、来たるべき臨時国会が終わる前に、衆参の憲法審査会に自民党の案を提出したい。施行70年の節目となる本年中に、わが党が先頭に立って歴史的な一歩を踏み出す決意であります。
そして、神戸。昨日は素晴らしい神戸の夜景を堪能しました。後に、老中・松平定信から江戸に招かれ、寛政の改革にも関わる高名な学者、柴野栗山も250年ほど前、この山を登りました。そのときの感想を書き記しています。当時は当然、自動車はありません。宿場からまず30キロ歩かなければなりません。そこから今度は険しい山道です。中腹でも眼下に美しい景色が広がります。そのため、もう十分だと、何度もくじけそうになるのですが、周囲に励まされ、何とか頂上までたどり着いた。そうすると、それまで何百倍も美しい棚田が見ることができた。このようなお話です。
最後に栗山が、こう結びます。もし山道の険しさを恐れ、苦労を嫌がって途中で登るのをやめていたら、このような喜びは得られなかった。学問も同じであり、若者たちには途中でくじけないよう気を付けてほしいと書き記しています。小さな成功に満足するのではなく、もっと大きな成功を目指すべきであるとの栗山の戒めは、学問だけではなく、あらゆることに当てはまるのではないでしょうか。小成に安んぜず、大成を期すべし。成長戦略、規制改革、地方創生、働き方改革、人づくり。外交、安全保障、憲法改正。課題は山積しています。そして1つが終わり、そして1つが生まれる。
まだまだ困難な道のりは続きます。国会でも、たくさんの、おそらく批判を受けることでしょう。しかし、「神戸、泣いてどうなるのか」という歌詞がありました。栗山のこの教えを胸に、さらなる高みを目指して、今後も精進を取り組んでいく。そのことを最後にお誓い申し上げまして、私のお話の締めくくりとさせていただきたいと思います。ご静聴まことにありがとうございました。 (完)
【安倍晋三首相 神戸正論講演詳報(1)】こんな一句が…「逆風に 神戸の空は 五月晴れ」
http://www.sankei.com/west/news/170624/wst1706240048-n1.html
【安倍晋三首相 神戸正論講演詳報(2)】「『やってみなはれ』精神こそ政府にも求められる」
http://www.sankei.com/west/news/170624/wst1706240052-n1.html
【安倍晋三首相 神戸正論講演詳報(3)】「私の成長戦略のど真ん中は規制改革。岩盤規制に風穴を開ける」
http://www.sankei.com/west/news/170624/wst1706240053-n1.html
【安倍晋三首相 神戸正論講演詳報(4)】「国会でどんな罵声を浴びようとも、へこたれたらいけない」
http://www.sankei.com/west/news/170624/wst1706240054-n1.html
【安倍晋三首相 神戸正論講演詳報(5)】「売り言葉に買い言葉ではなく、常に冷静に丁寧に」
http://www.sankei.com/west/news/170624/wst1706240055-n1.html
【安倍晋三首相 神戸正論講演詳報(6)】「働き方改革は企業の人材戦略、成長戦略の中核」
http://www.sankei.com/west/news/170624/wst1706240056-n1.html
【安倍晋三首相 神戸正論講演詳報(7)】「教育の重要性を確認すべきとき。国の未来を語るものは憲法だ」
http://www.sankei.com/west/news/170624/wst1706240057-n1.html
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