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不安は募るばかり(C)共同通信社
業者実績なし 加計「バイオハザード防止施設」建設の実態
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/208044
2017年6月24日 日刊ゲンダイ
果たして本当に大丈夫なのか。真相が明らかになるほど近隣住民の健康被害が心配だ。
学校法人「加計学園」(岡山市)が建設中の愛媛・今治市の獣医学部キャンパス内に開設が予定されている「バイオセーフティーレベル3(BSL3)」施設。学園側が“最先端ライフサイエンス”による感染症対策専門の獣医師を養成する――として目玉に掲げている施設だが、炭疽菌や結核菌といった厳重管理が必要な細菌やウイルスを扱うだけに、設備概要や建物構造は重要だ。当然、建設工事を請け負う業者には、BSL3施設に対する高度な専門知識・技術が要求されるのは言うまでもない。
ところが、建設工事を請け負う岡山市の「大本組」「アイサワ工業」にBSL3施設の設計、施工実績を尋ねると、オドロキの回答が返ってきた。
「病院や医療施設を手がけたことはあります」(大本組広報)
「バイオハザード防止施設を手がけた記憶はありません」(アイサワ工業広報)
ナント! そろって実績ナシ。つまり、“シロート”なのだ。「バイオハザード予防市民センター」(千葉)の幹事で1級建築士の川本幸立氏はこう言う。
「ウイルスや実験動物を扱う施設には、設計・建築の立場からみて過去の実績が必要でしょう。設備の耐久性や免震性など、研究設備にふさわしい知識から確認する必要があると思います」
仮に設備を完璧に建設したとしても、問題がある。元国立感染症研究所主任研究員の新井秀雄氏がこう言う。
「1979年に旧ソ連のバイオ施設から炭疽菌が漏れ、施設の周囲に飛散した結果、60人以上の住民と100頭近くの家畜が犠牲になりました。当時漏れ出たのは、1000分の1グラム程度の炭疽菌の芽胞だとされています。ごく微量の漏出で多くの犠牲が出たバイオハザードの実例です。BSL3施設内部は、ウイルスが外部に漏れないよう常に陰圧で、内部の空気は高性能フィルターを通して外に放出しますが、それでも微量のウイルスや菌は漏れてしまうのです」
外部に放出された空気は、太陽光線中の紫外線で殺菌されることを前提としているというが、専門知識・技術を持った業者が造った施設でもこういう実情なのだ。今治のBSL3施設の安全性は確保されるのか。深刻なバイオハザード事故が起きないよう祈るばかりだ。
こんなのが認可されたら、今治市発のバイオハザードはほぼ必至じゃないの。>業者実績なし 加計「バイオハザード防止施設」建設の実態|政治|ニュース|日刊ゲンダイDIGITAL https://t.co/KtXGEYOSU5
― PowerCorruption&Lies (@nutv3V) 2017年6月23日
業者の一人でもバイオハザードを起こしても構わないという認識まであれば、益々今治市民は加計学園に翻弄されるのみだ。→業者実績なし 加計「バイオハザード防止施設」建設の実態 https://t.co/sq4VnmY0lm #日刊ゲンダイDIGITAL
― Kitten T.T. (@kittenish823) 2017年6月23日
日刊ゲンダイ|業者実績なし 加計「バイオハザード防止施設」建設の実態 https://t.co/JvOGF3Vbsv「建設工事を請け負う岡山市の「大本組」「アイサワ工業」にBSL3施設の設計、施工実績を尋ねると、オドロキの回答が…ナント! そろって実績ナシ。つまり、“シロート”」
― rima *一般人 (@risa_mama117) 2017年6月23日
これが事実なら入札条件の甘さと、何か地元への前提があったはず。建設業界から見れば当たり前だろう。その影響を受けるのは間違いなく将来の周辺住民だ。。。業者実績なし 加計「バイオハザード防止施設」建設の実態 https://t.co/qT1VNEnkXN #日刊ゲンダイDIGITAL
― dragon_ogawa (@dragon_ogawa) 2017年6月24日
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