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2017年06月24日 「ジャーナリスト同盟」通信
<都議選告示日の第一声を封じられる醜態>
都議選告示日に各党の党首は、マイクを握って街頭に立つものだ。歴代の自民党の党首の、当然すぎる仕事である。たとえ病を抱えても、それから逃げられない。政権与党の党首であるため、党本部の選挙対策本部の方針を、党首と言えども逃げることは出来ない。だが、今回の都議選告示日に、官邸にお呼びがかからなかった。心臓の悪事を忖度した党本部と都議会自民党が、心臓を排除したのだ。哀れ裸の大将のストレスは高じることになろう。前代未聞の珍事である。
<自民選対が心臓演説を拒絶>
「安倍一強」などと新聞に書かせておいて、その裏で法治を無視してやりたい放題の心臓である。その一角が崩れて、国民が気づいてしまった。幸い、NHKや読売などが支援して、野党叩きに専念してくれた。本日は毎日新聞が、野党いじめの記事を発信してくれた。
お陰で官邸は崩壊しているものの、燃えて焼けたわけではない。
6月23日は沖縄戦を口実に沖縄に飛んだが、時間はたっぷりと残っていた。東京駅前でマイクを握ることは十分可能だったが、そうしなかった。「東京に戻るな」と釘を刺されていたのだ。
なんと伊丹空港で降りて、神戸製鋼所へと向かった。そこで石炭火力発電を見学した。小泉に言われて、原発利権から足を洗ったのか?そんなことはない、神戸製鋼所は安倍が最初に就職した会社である。確か、祖父の岸信介の勧めで就職したと聞いたことがある。
彼は、そのまま神戸にとどまり、一泊して、ついに上京しなかった。大好きな母親の待つ私邸にも戻らなかった。
官邸と自民党の異変を伝えるに十分な首相日程となった。政権与党の党首の、この無様な政治日程を、専門家であれば十分に安倍の心情を忖度することが出来るだろう。健康にもSOSが点滅している。官邸内の内紛・抗争にいらだち、そっぽを向く自民党本部。そこでは安倍チルドレンの破廉恥な行動が、国民を驚かせている。
この場面で、新聞が固定電話といまや多数派の携帯電話で調査すると、安倍支持は10%にも届かない。NHKと読売が真っ先に、この公正な世論調査をすれば、不払い・不買にブレーキを掛けることが出来るのではないだろうか。
悪の権化に加担する読売・NHKを返上する好機かもしれないのだが。
<強姦もみ消し・加計・共謀罪の三重苦の連鎖>
都議選での安倍応援演説を、公然と拒絶した自民党である。憲法改正から共謀罪まで、自民党本部を無視してきた安倍独裁に、煮えくり返ってきた二階執行部もようやくストレス解消で凱歌を上げているようだ。
「世論は安倍を退陣させようとしているが、なぜか自民党の支持は安定している。安倍の出番を封じ込めれば、小池に負けることはない」という分析である。
果してそうだろうか。「捕らぬ狸の皮算用」ではないだろうか。
官邸による強姦魔もみ消し事件の衝撃は、全女性に及んでいる。しかも、この異常なる不祥事は、都民の血税で支えられている警視庁で起きた。強姦魔の言い分で書類送検した刑事部長が、いまや共謀罪の責任者だ。
勇気ある前文科省事務次官の素行調査を暴いた人物という。「中村のような悪辣な警察官僚が2,3人いれば、どのような正義の人物でも、正義の主張も封じ込まれる」と元大臣秘書官も青ざめて、筆者に耳打ちしてくる。
<警視庁改革も都政の重大任務>
筆者も息子の東芝病院医療事故死(2010年4月7日)について、東芝が反省も謝罪もしないため、やむなく警視庁に刑事告訴した。だが警視庁の政治的指令を受けた現場の大井警察署は、事件捜査を1年間もたなざらしにした。警視庁は東芝に配慮して、捜査を先延ばしにしたのだ。
その後に形だけの書類送検に、東京地検の松本朗検事は、申し訳なさそうに「不起訴」を通告してきた。ねつ造・歪曲された警視庁・検察の捜査書類を、検察の言いなりの検察審査会がNOという判断をすることなど想定できない。それでも、当時は事情を知らない政治ジャーナリストだったために、検察審査会に正義の不服申し立てを行った。
<東芝医療事故死の刑事告訴で体験>
いまでも覚えているが、審査会の重々しくも冷たい職場の雰囲気の中で、申し立て書類を受け取った。恐ろしい鬼の職場という印象である。詩織さんが決起した理由でもあろう。経験者であれば、この雰囲気を経験しているはずだ。民主主義を欺く法制の機関でしかない。
結局のところ、検察審査会という市民の味方をするはずの組織も、実際は検察の追認機関になっていることを、改めて認識させられたものだ。バッジをつけた小沢一郎でさえも、苦戦を強いられた検察審査会である。医療事故死で泣く父親が一人で歯向かっても、財閥・東芝を屈服させることは出来なかったのである。
<検察審査会も弱者を封じる機関>
弱者に味方しない法治が、日本の現実である。世論が動かないと、正義が勝つことはない。
同じことが、詩織さん事件でも発生した。捜査機関の不正・腐敗を、中村正三郎元法務大臣など複数から聞き及んでいる筆者である。権力の腐敗は昔からなのだが、それが安倍内閣で大きくなってきている。
ペンの小さな力で、女性の敵と戦う理由でもある。覚醒剤を駆使するレイプ犯の、やくざの正体を「木更津レイプ殺人事件」で知ったジャーナリストでもある。
捜査機関の雄である警視庁改革もまた、都議選の課題であることを、強く訴えるべきだろう。
<小池にも白旗>
加計事件も前川喜平の日本記者クラブでの記者会見で、大きく弾みがついてきている。ネットのテレビニュースでちらと見たが、実にしっかりとした口調で、ポイントをついた発言をしている。中曽根弘文の娘が評価しているというが、確かにそうである。
築地・豊洲問題の小池判断は「二兎を追う者は一兎をも得ず」であろうが、それでも安倍・自民党に比べれば、公明党が転ぶほどであるから、自民党の大敗は決定的であろう。
要するに、安倍は小池にも白旗を上げたことになる。小池の背後には、反安倍の面々が支援していることは間違いない。都議選大敗の責任を負う形で退陣へと突き進むのか?
国会での閉会中審議・臨時国会開会の行方、すなわち表現はきついが、それは安倍を白洲の場にいつ引き出せるかが、野党の存亡をも占うカギであろう。
2017年6月24日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
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