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学校法人「加計学園」の獣医学部新設をめぐり、文部科学省内でやりとりされたメールの写しとされる文書。民進党が6月2日に公表した(画像の一部を加工、写真:時事)
加計「一転再調査」から始まる安倍政権の危機 政権運営には身内からも批判の声が出ている
http://toyokeizai.net/articles/-/175777
2017年06月12日 安積 明子 :ジャーナリスト 東洋経済
加計学園が愛媛県今治市に2018年4月に開校を予定している獣医学部問題で、文部科学省から出たとされる8枚の「総理のご意向メモ」をめぐり、松野博一文科相は6月9日の閣議後会見で、追加調査を行うことを表明した。
理由は世論の動向だ。たとえば6月2日と3日に行われたJNNの世論調査によると、加計学園問題について「政府側の説明に納得できるのか」に72%が否定。また「前川喜平前事務次官の説明を信じる」が58%だったのに対し、「政府の説明を信じる」が19%と低かった。
ダイレクトに響いたのは、6月23日に告示・7月2日に投開票の東京都都議会選挙だ。すでに自民党は小池百合子都知事が率いる都民ファーストの会とのバトルを開始した。
都議会選挙では他党からの攻撃の材料に
都民ファーストの会も情報公開と公文書管理を公約に掲げ、森友学園問題や加計学園問題で安倍政権の対応のまずさを皮肉る戦術を採用。街宣に立つ小池都知事を筆頭に、自民党に容赦ない攻撃をしかけている。
加えて連立を組む公明党からも批判の声が届いている。漆原良夫中央幹事会会長は6月8日の記者会見で、「なぜ怪文書みたいなのか、なぜ再調査しないでいいのか。官房長官の口から国民にわかるように説明してもらうのが望ましい」と述べたからだ。
都議選では都民ファーストと組む公明党だが、その立ち位置は微妙。選挙では都民ファーストに票を食われるかもしれず、また国政で自民党と連立を組んでいる影響も侮れない。とりわけショックだったのは5月の中旬に行われたある世論調査だろう。これによれば公明党の予想獲得議席数は18で、5議席も落とすことになっていた。
そうしたことが影響しているのか、6月1日に開かれた都民ファーストの会の総決起大会で、来賓に招かれた高木陽介公明党東京都本部代表は微妙な発言をしている。
「これまで何度も新党ブームが起こったが、いずれも長続きしなかった。そうした風に期待するのではなく、一人ひとりとしっかりとつながれるかどうかだ」
実際に都民ファーストの会は23人の公明党の候補者全員に推薦を出しているが、公明党は都民ファーストの会の候補者48人中20人しか推薦していない。厳しい状況ゆえにハネムーンとはいえない2者の関係を示しているといえる。
一方で民進党も、加計学園問題で追撃の手を緩めない。
6月9日、記者会見する松野博一文部科学相(写真:時事)
他にも出てきた文科省の内部文書
6月2日には問題の中心人物とされる藤原豊内閣府審議官が文科省担当者と昨年に行った打ち合わせ概要と、そのため文科省内でやりとりした連絡メールを公表。藤原審議官が浅野敦行専門教育課長との面会を至急希望し、さっそくその日(9月26日)の午後6時に永田町合同庁舎7階の特別会議室で打ち合わせが行われたことが明らかにされた。
「取扱注意」とされたその打ち合わせ概要には「平成30年4月開学を大前提に、逆算して最短のスケジュールを作成し、共有いただきたい。成田市ほど時間はかけられない。これは官邸の最高レベルが言っていること(むしろもっと厳しいことを言っている)」と記載され、「強いご意向」があったことがうかがえる。
これらのメールは十余人の「文科省」のドメイン入りのアドレスで共有されているが、そこに記載されている氏名の職員は省内にいるのかと民進党の今井雅人衆議院議員が尋ねると、常盤豊高等教育局長は「同姓同名の職員はいる」と歯切れ悪く述べるにとどまった。
しかしこれで逃げ切れるのかといえば、そうではない。実は閣内からも“造反”が出ていたのだ。
6月6日の閣議後の会見で、鶴保庸介沖縄北方担当大臣がこのように述べている。
「国民の皆さんが『何かあるのかな』というふうに感じている思いも感じないわけではないが、そのへんのところをしっかり説明責任を果たして納得がいくようにしていただきたい」
鶴保大臣は昨年8月の改造内閣で入閣したが、すぐさま女性問題が発覚。また「振興と基地問題はリンクしている」と発言し、物議を呼んだ。
よって通常国会の後に行われるとされる内閣改造には残らないといわれており、そういう自由な立場からの発言だったのかもしれない。だがもうひとつ側面がある。
鶴保氏は二階派
それは鶴保氏が二階派で、その発言には二階俊博氏の意向があったのではないかと推察されることだ。実際に二階氏は9日にテレビ番組の収録をしたとき、いち早く証人喚問も含めた前川前文科事務次官の国会招致について言及したのだ。
まさに官邸のすきをつくタイミングの発言だが、その背景に幹事長ポストをめぐる二階氏と菅義偉官房長官の闘いが見える。
第2次安倍政権発足時から内閣を支え、辣腕との評価を不動のものにした菅長官は、昨年7月7日でもって官房長官の歴代最長の在任記録を達成している。次の野望が生まれてきても当然だが、地元ではポスト安倍狙いの発言も目立つと言われている。
そのためには幹事長に就任して衆議院選挙を勝ち抜くことが必須になる。菅氏は加計学園問題でも安倍首相の信任を得ようと、「任せてくれ」と言ったとの話が伝わっている。一方で派閥内に落選者も抱える二階氏も、幹事長として次期衆議院選を戦いたい。二階氏の発言はそのような菅長官への先制パンチと解するならば、筋道が通る。
またここに来て、麻生太郎氏がポスト安倍を狙っているという説も急浮上。都議選の翌日である7月3日には、山東派や佐藤勉氏らと合併し、新・麻生派を結成する予定だ。さらに宏池会を飲み込み、派閥の拡大を急ぎたい。大宏池会が早期に実現すれば、麻生氏の再登板の可能性も出てくる。
さて国会は18日に閉会予定だが、小規模の延長論も出ている。いずれにしろ閉会になれば、国会での審議はなくなり、代わって政局が進むことになる。
衆議院議員の任期満了まであと1年半。事態が急速に流動化すれば、来年の総裁選に大きな影響を与える可能性もある。まさに敵中の敵は味方の中にあり――それが自民党政治の本髄かもしれない。
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― ステイメン@打倒!凶人安倍! (@deskain) 2017年6月12日
国政を私物化してきた #凶人安倍幕府 だが、傲慢さに故に危機に陥ったのだ! pic.twitter.com/tA8IRjMA2x
【反安倍作戦タイム】やはり、世論の力は大きいよ! JNNの世論調査「政府側の説明に納得できるのか」に72%が否定。 加計「一転再調査」から始まる安倍政権の危機!政権運営には身内からも批判の声が出ている https://t.co/Qgmm885w12
― 長野恭博 (@NaganoMirai) 2017年6月12日
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― ハチャメチャ爺さんマンション事件簿 (@jijii2011) 2017年6月12日
世論調査も安倍政権に厳しく…東京都議選でもアベは負ける…公明は小池氏と組んで被害は最小限か?…民進、共産がどこまで守れるか…時代は変わる(笑)
加計「一転再調査」から始まる安倍政権の危機 政権運営には身内からも批判の声が出ている https://t.co/PWnLZEmd2w
― Nobu Tarou (@nobutarou) 2017年6月12日
とにかく安倍首相が辞めてもらえばそれでよい。
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― 木村建一 (@hosinoojisan) 2017年6月12日
思いあがった内閣府の暴走、政党間の約束も反故?
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― カマタ (@yas_ka12) 2017年6月12日
森本学園問題 加計学園問題
これで現政権が続くわけはないんだよな〜
それで安部さん終わりならその時点でアベノミクスも終了ってことになるのか
加計問題では安倍総理の指示を示す証拠はないと思う。物証を残すはずないので。事実を全て出した上で国民が判断すればよい。資料の黒塗りは都合の悪いことがある証拠。➡︎加計「一転再調査」から始まる安倍政権の危機 #SmartNews https://t.co/7SCKvCotTu
― 田村雅司 (@misterTAMU) 2017年6月12日
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