http://www.asyura2.com/17/senkyo227/msg/304.html
Tweet |
今治市の加計学園(岡山理科大)獣医学部建設現場
加計学園に市税96億円投入…でも潤うのは地元今治市ではなく岡山の業者
https://nikkan-spa.jp/1342506
2017.06.06 日刊SPA!
加計学園(岡山理科大)の獣医学部新設が大問題となっている。この問題で最も大きな負担を背負うのが、最大で建設費の半額にあたる96億円を支払うことになった地元今治市。税金は投入するものの、それで地元の業者が潤うなら……という意見もあるかもしれない。しかし、その期待はほとんど裏切られている。
今治市内の工事現場を訪ねると、看板には「建築主:加計学園理事長・加計晃太郎(一般名は孝太郎)」とあり、受注業者の「アイサワ工業」や「大本組」の名前もあった。設計者の「SID創研」も加計学園のグループ企業だ。なおアイサワ工業は、逢沢一郎衆院議員(元外務副大臣)の祖父が創業、現在は従兄が経営。逢沢氏や自民党にも献金をしていた。
加計学園の加計孝太郎理事長は安倍首相が「腹心の友」と呼ぶ間柄。そして逢沢議員の選挙区である岡山1区には加計学園の本部がある。地元今治の建設業界に詳しい市関係者はこう話す。
「『アイサワ工業』と『大本組』が獣医学部新設工事の元請けになっていますが、両方とも岡山の業者です。今治市は市有地を無償譲渡し、多大な財政支出をするわけですから、経済波及効果を期待する声は強く、『地元の業者がほとんど入っていないのはおかしい』という疑問の声が出ています」
実際、工事が本格化する前の2016年秋頃、「地元の業者をできるだけ使ってほしい」という要請が今治市議から市担当課(企画財政部)に出された。しかし蓋を開けてみると、ほとんど地元業者が入っていないことが明らかになった。
◆今治市長に近い工務店が下請けで工事を受注
建設現場に掲示されていた「計画概要」を見ると、岡山県の業者ばかり。地元ではなく、岡山にお金が落ちることに
建設業界事情通はこう話す。
「地元最大手のI工務店(愛媛県新居浜市)が工事を受注した大本組(岡山市)に話をしに行って、大本組とI工務店と菅良二・今治市長に近いK工務店(今治市)で共同企業体(JV)を組む条件で交渉したのですが、請負金額で折り合いがつかなかったようです。ところがその後、K工務店だけが単独で交渉、大本組の下請けに入ったんです。そのとき、菅市長が『K工務店を必ず使ってほしいと言って押し込んだようだ』との噂が流れました。市長は認めていませんが、K工務店は選挙で応援するなど物心両面で市長を支援していることで有名な業者です」
市長は財政負担について加計学園と交渉した際、「『工事の何分の一かは地元業者が請け負う』という条件をつけてほしい」と要求できたはず。しかし実際には「自分のお抱えの業者だけが潤う交渉をしたのではないか」という話が流れている。なお記者が市長を直撃して聞いたが一言も答えず、秘書課に取材を申し込んでも拒否された。
今治市は加計学園の獣医学部新設のために莫大な税金をつぎ込み、さらに37億円相当の土地を無償提供しておきながら、そのお金は地元にはほとんと落ちず、岡山に流れてしまっているのだ。『週刊SPA!』6月6日発売号「安倍政権に96億円カツアゲされた今治市」では、加計学園獣医学部新設問題に揺れる今治市を現地リポート、関係者を直撃した。
取材・文・撮影/横田 一
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK227掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。