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安倍暴政支えるフェイクな野党民進党ー(植草一秀氏)
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8th Jun 2017 市村 悦延 · @hellotomhanks
「アルルの男・ヒロシ」で知られる国際政治研究者の中田安彦氏から
加計学園獣医学部新設の動機についての仮説をうかがった。
中田氏はツイッターで次のように述べている。
「結局、加計学園の獣医学部新設問題は、獣医である息子・加計悟に獣医学部を
与えたいという加計孝太郎の「親バカ」の実現を、30年来の遊び仲間である
総理大臣たる安倍晋三が、国家戦略特区という枠組みを使って実現したという
典型的な縁故主義だったことがいよいよ明らかになった。
「よく見ると加計さんの息子さん、講師かー。
獣医学部は出たが獣医師ですらないのか。なおさら獣医学部が欲しいよなあ。
獣医師免許あるなら独立できるけどさ。」
「加計学園問題 重要な時系列
2006年:加計孝太郎息子・悟(昭和52年生)、鹿児島大学獣医学部卒業
2007年から:加計学園、今治市を通じて毎年、獣医学部の新設を提案
2016年:加計悟・山口大学獣医薬理学研究室(社会人院生・博士過程4年)在籍中(同年末加計内定)」
「2002年には加計学園は千葉科学大学でも獣医学部建設の動きを見せていたという話もあり、そうなると。加計は息子が学部卒のころに獣医学部を開学するつもりだったのかもしれない。」
「要するに安倍晋三の言う「硬い岩盤規制にドリルで穴を開ける」というのは、総理の友人のためだけに特別にドリルを動かしてあげるということだった。ドリルという器具の仕組みから考えるとそうなるよなあ。」
「むしろ、総理大臣の友人の息子をいずれ経営者にしようという学校法人の運営する
獣医学部を今治に建設(しかも土地はタダ!補助金がっぽり)しようということこそ、縁故主義であり、抵抗勢力と言われようが抵抗しなければならないんじゃないかな。」
「加計学園疑獄の最後のパズルのワンピースが、加計悟という安倍夫妻や昭恵弟とも
知り合いの加計学園理事長の息子の獣医の存在なんです。このピースがハマることで
獣医学部問題の全体像が見えたのです。」
「以上、妄想おしまい 笑」
重要な時系列を再掲しておこう。
2006年:加計孝太郎息子・悟(昭和52年生)、鹿児島大学獣医学部卒業
2007年から:加計学園、今治市を通じて毎年、獣医学部の新設を提案
2016年:加計悟・山口大学獣医薬理学研究室(社会人院生・博士過程4年)在籍中(同年末加計内定)
獣医学部を卒業する息子のために獣医学部を創設する。
獣医学部の開設を息子の大学院卒業のタイミングに合わせる。
安倍昭恵氏が
「クリスマスイブ。 男たちの悪巧み・・・(?)」
と記述して公開した1枚のフォトが流布されている。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=10153801737416779
ここで、加計孝太郎氏による
「息子のための獣医学部新設」
の構想が披瀝されたのかもしれない。
中田氏が述べるように、あくまでも「妄想」だが、
あっても不思議ではないストーリーだ。
民主主義政治で最大の禁忌は
政治の私物化
政治の腐敗
であるが、
森友・加計・山口敬之事案では、その
政治私物化
政治腐敗
の腐臭が日本政治全体を覆い尽くしている。
やま・かけ・もりそば事案の真相解明なくして、安倍政権の存続はあり得ない。
いずれも見過ごしてはならない事案である。
森友疑惑では安倍首相自身が2月17日の衆議院予算委員会で、
「私や妻がこの認可あるいは国有地払い下げに、もちろん事務所も含めて、
一切かかわっていないということは明確にさせていただきたいと思います。
もしかかわっていたのであれば、これはもう私は総理大臣をやめるということで
ありますから、それははっきりと申し上げたい、このように思います。」
(議事録251)
「繰り返しになりますが、私や妻が関係していたということになれば、まさに私は、
それはもう間違いなく総理大臣も国会議員もやめるということははっきりと
申し上げておきたい。」(議事録255)
と述べている。
加計疑惑では、3月13日の参議院予算委員会で安倍首相は、
「働きかけているというのなら、証拠を出してください。
そうだったら、私は責任をとりますよ。当たり前じゃないですか」
と答弁している。
その後に、森友疑惑では安倍昭恵氏の深い「関与」が明らかにされている。
加計疑惑では「総理のご意向」と明記した文書が文科省内で共有されていた。
文書の存在も確認せず、内部告発を行った前川喜平前次官ならびに
安倍昭恵氏のの参考人招致も実現せずに国会を閉じることはあり得ない。
日本の民主主義がまさに崖っぷちに立たされている。
通常国会の会期末が迫り、与野党の攻防が激化しているとメディアが伝えるが、
まったく激化していない。
もともと悪いのは安倍暴政だが、この暴政を排除するのでなく、
暴政が居座り続けることを「幇助(ほうじょ)」している存在がある。
それがいまの野党だ。
民進党の執行部を
「悪徳勢力」
が占拠している。
この
「悪徳勢力」
が安倍暴政を追い詰めるのではなく、安倍暴政に逃げ道を提供しているのだ。
野党が毅然とした対応を示していれば、安倍暴政はとっくの昔に消滅しているはずだ。
安倍昭恵氏に説明責任を果たさせる。
ほぼすべての主権者が同意することだ。
野党は、安倍昭恵氏による説明の場が設営されるまでは、
すべて国会審議に応じないとの行動を示すべきだった。
与党が単独で審議を進めれば、与党に対する風圧は日増しに高まったはずだ。
安倍昭恵氏が説明責任を負っていることは、すべての主権者国民の同意事項であろう。
与党が応じなければすべての国会審議に応じられないとする主張に
十分な正当性
がある。
「数の力」が及ばないのだから、
「ものごとの正当性」
を軸に不退転の決意で進まなければ、暴政に風穴を開けることはできない。
加計疑惑では、
「総理のご意向」
と明記したペーパーが官庁内で共有されていた。
「文書は実在する」
ことを、前事務次官の前川喜平氏が明言した。
国会が文書の存在の確認を求めているのだから、
行政機関は確認して事実を国会に報告する義務を負う。
文書の確認もせず、
安倍昭恵氏の説明責任も握りつぶすなら、
もはやこの国は民主主義国家とは言えなくなる。
山口敬之氏に関する事案では、
裁判所が発付した逮捕状を警視庁幹部が握りつぶしたと伝えられている。
この警視庁幹部は安倍政権と直結する人物であるという。
トランプ大統領がFBI長官に忠誠を求める比ではない。
これが米国だったら、数分以内に政権が吹き飛んでいるはずだ。
共謀罪の制定を阻止する
安倍暴政を打倒する
の意志と覚悟を持つなら、緊張感のある対応を示す必要がある。
党首討論すら実施していない。
決定的な局面が何度も到来しているが、そのすべてにおいて、
民進党の山井和則国対委員長が自民党の竹下亘国対委員長と一対一の会談を行って、
民進党が自民党の要求をことごとく呑んでいるのだ。
国対委員長会談は「会談」ではなく「談合」と呼ぶべきものである。
裏で糸を引いているのが野田佳彦幹事長であると推察される。
つまり、いまの民進党は、与党と対決する「意志」を有していないのだ。
抵抗する「ふり」をして、与党に「協力」しているのである。
この「仮説」が「真」であるか「偽」であるかは、来週の経緯ではっきりする。
野党民進党が完全に堕落しているなら、主権者はいよいよ覚悟を固めねばならない。
隠れ与党の腐敗民進勢力との訣別である。
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