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残った出席議員の要請で福島氏に電話しに退席する松尾氏(左、2017.6.2筆者撮影)
元記事http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/1930372.html
52年ぶりの獣医学部新設への官邸の関与を調べる民進党「加計(かけ)学園疑惑調査チーム」の会合が2日午後、国会内で開かれたが、出席を要請していた藤原豊・内閣府審議官は出席せず、松野博一・文科相は行方をくらまし、出席した福島崇・高等教育局専門教育課企画官はメールを確認しに同省に向かったきり戻らなかった。
6回目となるこの日の会合は、内閣府からの圧力文書を共有したメールが新たに見つかったことから急きょ開催された。メールは朝日新聞が5月18日にスクープした「●●内閣府審議官との打ち合わせ概要(獣医学部新設)」と題する16年9月26日付け文書を文科省内で共有するもののほか、この打ち合わせを段取るやり取りも含む。
「●●内閣府審議官」は「藤原内閣府審議会」と明記され、「これは官邸の最高レベルが言っていること(むしろもっと厳しいことを言っている)」「『できない』という選択肢はなく、事務的にやることを早くやらないと責任を取ることになる」などと文科省を脅しているのが分かる。
メールに添付されたこの文書は、5月17日に朝日新聞がスクープして前川喜平前文科事務次官が専門教育課から示されたと証言した8枚の文書の基となるもの。藤原氏は5月18日の衆院農林水産委員会で「出元も分からず信ぴょう性も定かでなく、内閣府として答える立場にない」と内容を否定している。
藤原氏の出席は、前回5月31日の会合で要請されていた。出席議員からは「黒塗りにしているが、その方に確認していただければ分かる」「意図的なボイコットだ」などと批判が相次いだ。
この文書のメールの送信先は16に及び、省内で広く共有されていたことが分かる。文科省から松尾泰樹・大臣官房審議官と串田俊巳・大臣官房総務課長、福田氏が出席したが、「記憶にない」「ないものは調べようがない」の一点張り。業を煮やした山井和則・党国対委員長は携帯で松野大臣に電話するが出ず、秘書官も「大臣の所在は分からない」と説明したという。
会合の途中、もう1つのメールと添付文書の写しが配布された。24日の会合でも示されたもので、「加計学園への伝達事項」と題し、自然な設置認定への助言が記されている。発信者も送信先も文科省内で、内閣府に示す前に共有したものと思われる。
このメールの日付は16年11月8日11:59で、安倍首相が国家戦略特区諮問会議で獣医学部新設のための関係制度改正を決定する前日に当たる。報道陣に配布された写しには宛名が墨塗になっていたが、出席議員は宛名の1つに福島企画官があることを明かし、詰問した。「記憶にない」を繰り返す福島氏に対し、議員たちは「パソコンの中にこのメールがあるかどうか確認して来い」と命じた。
同省に向かうため退席した福島氏は1時間以上たっても戻らず、多くの議員も次々と退席。午後5時20分に閉会した。残った議員は「普通、確認してくると言ったら戻るだろう。皆、忙しいのに待ってるんだ」と立腹。文科省の調査終了をやり玉に挙げた。
同省は5月19日、半日の調査の末、「該当する文書の存在は確認できなかった」として調査終了を宣言した。以後、削除履歴や個人ファイルも調べる予定はないとしている。
ある議員は「文書が100パーセント本物だから『確認しない』としか言えないんだ」と断じた。別の議員は「これじゃ、暗黒国家だ」と嘆いた。
ただし、文科省は官邸−内閣府の犠牲者にすぎない。調査チームの共同座長の桜井充参院議員は文科省から内部告発があったことを国会で明かし、「役人はこんな仕事をしたくないはず」と訴えている。
開催当初の会議室。用意された席は議員で埋まっていた(2017.6.2筆者撮影)http://img.asyura2.com/x0/d7/1072.jpg
16年9月26日付け「藤原内閣府審議官との打ち合わせ概要」http://img.asyura2.com/x0/d7/1073.jpg
同文書を添付したメール文面。16の送信先が見えるhttp://img.asyura2.com/x0/d7/1074.jpg
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