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2017年05月30日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆〔特別情報1〕
「第2の日本」北朝鮮の金正恩党委員長=元帥が5月29日午前5時40分ごろ、北朝鮮東岸の元山付近から発射した。ミサイルは高度100─120キロに達し、約450キロ約6分間飛行、日本の排他的経済水域(EEZ)内、島根県の隠岐諸島から約300キロ、新潟県の佐渡島から約500キロのEEZ内に落下したという。北朝鮮のミサイル発射は3週連続。今回は、5月26日〜27日までイタリアのシチリア島で開催された「G7タオルミーナ・サミット」で北朝鮮問題を議論した矢先のタイミングだった。「米英仏独伊加」6か国の首脳は、興味を示していなかったにもかかわらず、安倍晋三首相は、討議冒頭、「国際的秩序が大きな挑戦にさらされており、G7がこれまで以上の役割を果たすべく、さらに結束していくことが重要だ」と発言、「核・弾道ミサイル計画の完全な放棄に向けて、圧力を強化していくべきだ」という認識で一致したという。このため、金正恩党委員長=元帥は、会ったこともない安倍晋三首相に対する抗議の意を込めて、ミサイルを発射したと解釈できる。安倍晋三首相は14日朝、首相官邸で記者団に対し、「断じて容認できない。強く抗議する」と相変らず紋切り型で述べているけれど、国交のない北朝鮮の一体どこに抗議したのか、不明である。
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