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今度のサミットほど安倍首相の出番がないサミットはない
http://kenpo9.com/archives/1534
2017-05-27 天木直人のブログ
サミットが始まった。
そこで何が議論されるのか、メディアはこれまでほとんど報じて来なかった。
それほど存在感の薄くなって久しいサミットである。
やっと今日の各紙が報じた。
主要な議題は次の通りだという。
テロ対策
北朝鮮問題
中東問題
ウクライナ問題
難民・移民問題
世界経済
気候変動
これを見て、今度のサミットでは安倍首相の出番が全くない事がわかる。
なぜ安倍首相に出番がないか、そのひとつひとつについて、私がここで説明する必要はないが、念のために書いておく。
日本はテロの被害にあっていない唯一の恵まれた国だ。
そんな日本が、テロの被害にあって、非常事態宣言をしているような国と、どうしてまともな議論が出来るというのか。
難民・移民問題について、最も関係が薄く、だからこそ難民・移民政策で最も遅れている日本が、どうやって議論に参加できるというのか。
ウクライナや中東問題については言うまでもない。
気候変動に至っては、パリ条約の批准が遅れ、締約国交渉会議に正式に参加できなかった日本だ。
議題の中で唯一安倍が参加できるのは北朝鮮問題ぐらいだ。
しかし、トランプと結託して、いくら安倍首相が北朝鮮に圧力をかけようとしても、今度のサミットには、北朝鮮に対して最も影響力のある中国やロシアは参加していない。
しかも、中国もロシアも、安倍首相の対北朝鮮包囲には反対だ。
こう考えて行けば、今度のサミットで安倍首相の出る幕は全く無い事がわかる。
それにもかかわらず、メディアは、メルケルに次いで二番目にサミット参加経験の長い安倍首相が、米国と欧州の橋渡し役をおこなう事が期待される、などと書いている。
もはやこれは報道ではない。
現実を無視し、安倍首相の意向を忖度した、作文記事である(了)
◇
安倍首相「EUとトランプ氏調整」 自由貿易・対露 陰のG7議長に期待
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170527-00000074-san-pol
産経新聞 5/27(土) 7:55配信
【タオルミナ=杉本康士】26日午前(日本時間同日午後)に開幕した先進7カ国(G7)首脳会議で、首相はトランプ米政権と微妙な緊張感を持つ欧州側との橋渡し役として「G7の結束」の維持を目指す。首相はメルケル独首相に次ぐ古株。トランプ氏とも良好な関係を持ち、事実上の議長としての調整手腕が問われる。
「EU(欧州連合)とトランプ氏が正面衝突しないように調整する」
安倍首相は今月中旬、周囲にこう語り、EU諸国と米国との亀裂を防ぎたい考えを示した。
サミットで米欧間の考えが食い違うテーマの一つが、「自由貿易をめぐる議論」(日本政府関係者)だ。昨年の伊勢志摩サミット共同声明では「あらゆる形態の保護主義と闘う」との文言が盛り込まれた。だが、トランプ政権は「保護主義政策をとる権利がある」(ムニューシン財務長官)との立場を崩しておらず、欧州側は神経をとがらせている。
「欧州と米国がうまくやるのは絶対に必要だ。みんなが批判して米国のような大国を孤立させると大惨事になる」
安倍首相は、トランプ政権発足直後から周辺にこう話していた。米欧が衝突してG7の足並みが乱れれば、喜ぶのは中国やロシアだ。外交経験のないトランプ氏がG7で孤立すれば、多国間交渉に懐疑的で2国間交渉を重視する姿勢に拍車がかかる恐れもある。
一方、安倍首相は、G7がクリミア併合をめぐって制裁を続けるロシアへの関与も重視する。26日の日米首脳会談でもロシアとの対話の重要性を強調し、トランプ氏もこれに同意した。
トランプ政権は露政府による米大統領選干渉疑惑で国内から批判を浴び、対露協調姿勢を打ち出しにくい事情を抱える。日本外務省高官は「プーチン露大統領との協力をもっと考えなきゃ駄目だということを一番言えるのは安倍首相だ」と指摘する。欧州諸国には対露警戒が根強い中、安倍首相の「陰の議長」として果たす役割がサミットの成否を左右することになる。
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