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戦争ビジネスの狙いは日本に「新型迎撃ミサイルTHAAD」設置だ!
http://mainichibooks.com/sundaymainichi/column/2017/05/28/post-1558.html
サンデー毎日 2017年5月28日号
牧太郎の青い空白い雲620
「ここで番組内容を変更して緊急ニュースをお伝えします。北朝鮮が○時○分ごろ、日本の○○地方の方向に弾道ミサイルを発射しました。○○に落下する恐れがあります。直ちに屋内に退避して身の安全を図ってください。発射から極めて短時間で飛来する場合もあります......」
コレはテレビ生番組用の「北朝鮮ミサイル発射想定台本」。ゴールデンウイークの前に出演者に配られたらしい。ばかげている。
前々回(5月7・14日号)「戦争ビジネス国家は"カネにならない空爆"はしない!」と書いた。戦争ビジネス国家のアメリカはよほどのことがなければ空爆しない。北朝鮮だって「やるぞ! やるぞ!」と脅しても「実戦」に踏み切らない。当たり前だ。
あの田母神(たもがみ)俊雄さんだって、ツイッターで「日本では金正恩が気狂いであるような報道がなされるが一国の指導者が気狂いであることはない。北朝鮮も冷徹な計算のもとに行動している。先にミサイル攻撃をすればどのような結果になるか彼らもわかっている。だから発射実験以上のことはやらない。先に攻撃すれば北朝鮮はつぶれることになる」と書いている。実戦はあり得ない。
なのに、なぜ「ミサイル発射想定台本」を配布するのか? 多分、北朝鮮の脅威をことさら喧伝(けんでん)して、テレビに「森友疑惑」「大臣の失言」「共謀罪の危うさ」を忘れさせようとしているのだろう。
北朝鮮がミサイル攻撃をするなんて......真っ赤な嘘(うそ)。それが証拠にゴールデンウイーク、安倍さんは友人とゴルフを楽しんでいた。
× × ×
しかも、である。「台本」の内容が"お笑い"の類いなのだ。
「出来れば窓から離れ、窓のない部屋に移ってください。(中略)地下がある場合は地下に逃げてください。屋外の方は今すぐ頑丈な建物に避難し......」
まるで台風接近と同じじゃないか? そんなことでミサイルに「対応」できるのか?
北朝鮮のミサイルが日本に着弾するのは発射から8分前後。Jアラートが鳴るのは約5分後。つまり、緊急放送を聞いて、国民が「行動」するには3分間しかない。
第二次大戦で広島に原爆が投下された時、軍は「防空ずきんを被(かぶ)って、屋内に退避すれば新型爆弾に対処できる!」と言ったが、これとまったく同じ「お笑い」の類いだ。
× × ×
「北朝鮮ミサイル発射想定台本」には戦争ビジネス国家・アメリカの「狙い」が隠されている。
弾道ミサイル防衛のため、日本は海上自衛隊のイージス艦から発射される「SM―3」と迎撃ミサイル「PAC―3」で対応する(ことになっている)。
それで十分かは、専門家の議論に任せるが、今回の「北朝鮮の脅威」騒ぎで、自民党「弾道ミサイル防衛に関する検討チーム」が特別、はしゃいでいる。歴代の防衛大臣経験者などで作られている、その組織は「24時間365日警戒するには、新しい機器が必要だ!」と主張する。
たとえば、イージス・アショア(陸上型イージス)とか、THAAD(高高度迎撃ミサイルシステム)とか。
多弾頭発射ミサイルへの備えとして「DWES」(任務割り振り交戦スキーム)も必要だ!と言う。どのイージス艦が射手として最適であるか?を自動的に調整するシステムのことだ。
戦争ビジネス国家は「新製品」を次々に売り込もうとする。頭領トランプは「自分で守れ!」と「新製品」を押し売りする。そのため北の脅威をことさら喧伝する。
「やるぞ! やるぞ!」を繰り返す北朝鮮は、戦争ビジネス国家アメリカにとっては、今や最大の広告塔になっているのだ。
むしろ当方は日本には、独自の早期警戒衛星のほうが必要!と思っているが、なぜかアメリカは「......」。ともかく「十分な構え」と言い出すと「防衛力拡充」にはキリがない。まずは、外交努力である!
「同盟国」という名の戦争ビジネス国家の言いなりになっていると......日本はスッカラカンになってしまうぞ!
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