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2017/05/20 05:13
<つい先週の選挙でフランス大統領に選ばれたマクロン氏ですが、すでに欧州メディアが盛んに報道している情報によると、誰にでもすぐに好かれ(悪い言葉で言えば「取り入って」)相手の信頼を得ますが、それを裏切る場面も多々あったとされます。24歳年上の略奪愛妻と連れだって歩くマクロン氏の計算し尽くされた笑顔と、政党の創立者である実父を追放し、政党内で重責を担う姪との不仲も伝えられるル・ペン氏のドヤ顔とを比べたら、どちらが「かわいい」かは一目瞭然でした。
同じことは、昨年の米大統領選のクリントン氏対トランプ氏との闘いにも言えます。どこにもつけいる隙のない完璧なクリントン氏と、暴言・放言には事欠かず、何度も自爆しながらも子どもっぽい野次を飛ばすトランプ氏。憎まれガキのようなその態度は、ある意味、「かわいい」と言えないこともありません。
そして日本。
小泉純一郎元首相が大変女性に人気があったのは周知の事実ですが、現在の安倍晋三首相と麻生太郎副首相兼財務大臣のコンビが、ここまで長く政権の中心に存在している理由がわからない、という男性にはぜひもう一度きちんと研究していただきたい。
昭恵夫人も言っている通り、自民党の中には彼らより立派な経歴や学歴をもっている方々がごまんといますし、間違っても安倍総理や麻生副総理のような漢字の読み間違いはしないでしょう。しかし、この2人は、現在の自民党議員の中では際立って「かわいい」のです。恐らく小泉元首相が自分の後任に安倍首相を指名したのも、この「かわいさ」が大きな理由だったのではないかと私は推測しています。
同じことは稲田防衛大臣にも言えます。
彼女はウルトラ・ライトともいえる思想の持主ですが、まだ、当選一回目の頃の講演会で、あの舌ったらずの声で1時間以上にわたり「南京大虐殺はでっちあげ」「慰安婦の強制連行はなかった」との持論を滔々とぶつのを聞いたとき、私はただただ目が点になっていたのにもかかわらず、同じ会場で一緒に聴いていたおじ様たちは、まるで魔法にかかったようにうっとりと彼女の話に引き込まれていました。渡部昇一氏が会長を務める「ともみ組」という後援会組織もあり、まるで芸能人のファンクラブのように熱心に彼女を応援しています。
国会で涙ぐんでさんざん叩かれた稲田大臣ですが、ともみ組の支援者たちにとっては、その涙さえ好ましいものに映っているでしょう。その意味で、かわいい政治家ほど叩かれても叩かれても強力な支援者たちの支えによって蘇る、打たれ強い、しぶとい政治生命をもつのだと思います。
SNS時代、「聡明な」「仕事ができる」「強い」だけの政治家がもはや大衆の共感を得ることができないのは、昨年のアメリカ大統領選、今年のフランス大統領選の結果をみても明らかです。(余談ですが、メルケル首相は恐らく再選を果たすと思います。彼女も非常に優秀な政治家ですが、難民問題にみせた情の厚さや、市井のおばさん然とした風貌がかわいらしさを醸し出しているからです)
そんな中、多くの選挙民が求めるものは、現在のさまざまな問題を解決し、将来の日本を形成していくための政策のみならず、「この人なら信頼して政治を任せたい」と思える人柄、つまり「かわいさ」です。
残念ながら、野党のみならず自民党の中にさえ、なかなかそれを真剣に考え実行している人がいないように思えます。(この点、マクロン大統領は非常に長けていると欧州マスコミは報道しています)
民主主義とは、良くも悪くもポピュリズムの政治形態です。
政策の立案は企業経営でいう「戦略」にあたりますが、それを実現させるための「戦術」の一環として、選挙ポスターのときだけ考えるのではなく、日ごろから自らの「かわいさ」をどうアピールしていくのか、真剣に研究して実践してほしいのです。それが最終的には最大の目標である政策の実現につながるのですから>(以上「BLOGOS」より引用)
民主主義はポピュリズムだというのはまた真実の一面だろう。しかし、政治がすべてポピュリズムだというのは情けないといわざるを得ない。
醜男やシコメは民主主義では政治家になれない、というのではテレビのタレントと何ら変わらない。しかし現実はそうなっているのかも知れない。かわいい女性は選挙で圧倒的に強い、という事実を何度も見ている。
つまりテレビ時代になって、映像で候補者を見られるようになったことが「見栄え」が候補者の重要な選挙道具になったのではないだろうか。テレビ時代の前はおそらく個人演説会が重要な有権者にアピールする機会で、弁舌こそが有力な選挙道具であった。
かつては早稲田の雄弁会で名を馳せた政治家が何人もいたものだ。気の利いた言い回しで人気を博すのは現在の芸人に共通する能力だが、演説会で一時間も喋れば中身のある人物か口先だけかは大体解る。だから「政治理念」こそが候補者にとって重要なアピールポイントだった。
しかしテレビ時代では政治理念も必要なくなったかのようだ。薄っぺらな美男子が米国名を騙ってニュース解説していた時代だ。それを見破れなかったテレビ当局や製作者たちも偽物といわざるを得ない。
言論界が輝きを失っているのも「見栄え」重視の時代からかも知れない。しかし本物の論説や論理する解説者に視聴者は飢えている。雁首を並べて異口同音に当り障りのないコメントを述べる「テレビ解説者」たちにはウンザリしている。
政治家に対してもそろそろ「見栄え」重視の投票の結果に対して、有権者は反省すべき時期が来るだろう。政治家は芸人と異なって、長期展望が必要不可欠だ。あるいは長期戦略というべきか、未来の日本をこういう国にする、という理念が必要だ。
安倍自公売国政権は米国のポチになりきっている半面、戦前回帰という矛盾を露呈している。精神分裂状況に陥っているのは誰の目にも明らかだ。戦前回帰は真の独立のための「富国強兵」だ。しかし安倍自公売国政権は日本と日本国民のすべてを米国の1%に捧げ出そうとしている。未だにTPPに拘っているのも、米国抜きといいつつ、いつでも米国が戻れるような環境づくりをしているに過ぎない。
日本の政治は日本国民のためにある。日本の国家は日本国民を守るためにある。そのために日本の政治家は働くべきだ。世界漫遊を繰り広げて何ら成果も得ず一人悦に入っている、という愚かな宰相は日本に必要ない。国連事務総長こそ、彼にはふさわしいだろう。
中国包囲網構築を叫んでいた安倍氏の目論見はオバマやトランプ氏によって裏切られた。そして「一帯一路」会議に二階幹事長を派遣せざるを得ないほど、安倍戦略は破綻した。
自公ポピュリズム政治は決定的に破綻した。北朝鮮の脅威は安倍政権下で弱まったのではなく、決定的に増大している。それに対して安倍政権は全く無力だ。
そろそろ「見栄え」の政治家たちの薄っぺらさに国民は気付くべきだ。そして天下の醜男の小沢一郎氏こそ本物の政治家だと気付くべきだ。
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