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絶対絶命の蓮舫氏に打開策はあるか (c)朝日新聞社
蓮舫氏はもはや“死に体”…都議選で民進党は「壊滅危機」〈週刊朝日〉
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170517-00000020-sasahi-pol
週刊朝日 2017年5月26日号
東京都議選の選挙情勢が厳しい民進党は、36人の公認候補者のうち、すでに14人が離党届を提出した(12日現在)。
旧民主党時代の前回に獲得した15議席から、前述した予測どおり、最悪“消滅”しかねない状況だ。党都連関係者は嘆く。
「離党した候補者のほとんどが1、2人区の激戦区。重要選挙区なのに、党本部の蓮舫代表と都連の松原仁会長の仲が悪くて、連携が取れていない。無所属になれば都民ファーストと公明から推薦が出る可能性があるんだから、候補者が離党するのもしょうがない」
政治家にとって、敗北は政治力の低下に直結する。しかも、東京は蓮舫氏の地元。惨敗すれば「蓮舫降ろしのホイッスルが鳴る」(民進党幹部)。
蓮舫体制を守るために、野田佳彦幹事長は周囲にはやくも「俺が責任を取って辞める」と、予防線を張ったとの噂も広がる。
だが、そもそも蓮舫体制がつまずいたのは、昨年9月に代表に就任したとき、幹事長に「民主党政権崩壊のA級戦犯」(民進党議員)と言われている野田氏を指名したことにある。党内から総スカンにあい、代表選で蓮舫氏を支持した議員は次々に離れた。
いまや「蓮舫・野田体制は死に体」(別の民進党議員)。党内では、次の代表選びに話題は移っている。
最有力候補は、過去に代表選に出馬したこともある細野豪志衆院議員。だが、先月、代表代行を辞任したことで評価を下げた。
「昨年の代表選で、細野は幹事長狙いで真っ先に蓮舫支持を表明した。最後まで支えるべきなのに、辞任は後足で砂をかける行為で、細野グループからも批判されている。次の代表は無理」(前出の民進党幹部)
そこで有力視されているのが、前原誠司元民主党代表の再登板だ。前原氏はアベノミクスに対抗する経済政策の勉強会を開き、党内基盤を固めつつある。
党内非主流派の中堅議員は言う。
「都議選後に蓮舫降ろしはやらない。みっともなくて、国民から見放されるだけ」
かといって蓮舫体制に協力するつもりはないという。真意はどこにあるのか。
「選挙後も黙っていればいい。代表交代の時は来る。もう、側近以外で蓮舫を支えようと思っている人はいないから」(前出の中堅議員)
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