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日本会議が主導する「美しい日本の憲法をつくる国民の会」などの集会にビデオメッセージを寄せた安倍首相。出席者は真剣に聞き入っていたという (c)朝日新聞社
安倍首相「2020年改憲」表明は、逆効果でしかない〈AERA〉
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170515-00000076-sasahi-pol
AERA 2017年5月22日号
憲法議論を後退させているのは、安倍晋三首相自身なのではないか。そう思いたくなるほど、改憲に関する首相の発言が国会を混乱させている。
5月3日の憲法記念日。安倍首相は、憲法改正を求める集会にビデオメッセージを寄せ、「2020年を新しい憲法が施行される年にしたい」と明言。改憲項目として9条1項、2項を残したまま自衛隊の存在を明記した条文を追加すること、高等教育の無償化を定めた条文の新設を挙げた。また、読売新聞の単独インタビューにも応じ、同様の持論を大々的に展開した。
●与野党協調が台無し
しかし、8日の衆院予算委員会で発言の真意を問われると、首相は「私は内閣総理大臣として(予算委に)立っており、自民党総裁としての考え方は読売新聞に書いてある」と説明を避けた。翌9日の参院予算委員会では野党からの強まる追及に対して、「自衛隊について憲法学者の7割、8割が違憲と言う状況を変えていくことは私たちの世代の責任」など一定の見解を示したが、“読売発言”の撤回は拒否。野党は「国会の軽視だ」と反発し、11日に予定されていた衆院憲法審査会は見送られた。
憲法改正案を作る憲法審査会は、与野党協調を重視して議論を重ねてきた。与党側も野党と合意形成ができない改正案では、たとえ国会で発議しても、国民投票で過半数は得られないとの意識があったからだ。衆院憲法審査会の野党筆頭幹事で民進党の武正公一衆院議員は「首相発言が議論の妨げになっている」と批判する。
「予算委でも『民進党も案を出せ』と言っていたが、憲法審査会が他の委員会とは異なることを全く理解していません。審査会では各党が草案をそのまま出す方法は取らないのが共通ルールです」
審査会は、少数政党も平等の発言権を持ち、幅広く国民のための憲法とは何かを議論し、改正案を発議する必要があるならば、各党が一致できる項目がどこにあるのか探っていく。
「今はそれを積み上げている段階で、改正項目の絞り込みまでは至っていない。それなのに、具体的な改正項目にまで言及した首相の表明は、今までの審査会の議論を台無しにするものです。議論の活性化どころか、首相発言は逆効果でしかありません」(武正氏)
●深く考えていない
過去、首相は改憲へ踏み込みすぎたことで苦い経験をした。1次政権の07年の参院選では「10年に憲法改正案の発議を目指す」と公約に掲げて惨敗。首相辞任の引き金となった。首相への返り咲きを果たした後の13年には、憲法改正手続きを定めた96条を「衆参両院議員の3分の2以上の賛成」から「過半数」へと改正する方針を表明。これには改憲論者からも「裏口入学のようなもの」などと激しい批判を浴び、尻すぼみとなった。
「今回は、過去2回よりも大きな波紋を呼ぶと思います。自民党が協調路線から数の力で押し切る強硬姿勢となれば、立憲主義の破壊です。そうならぬよう、審査会の幹事懇談会などを通して、今後も与党には誠実な議論を求めていきます」(武正氏)
そもそも9条の1項、2項を残しながら、3項などに自衛隊を明示する憲法改正に無理はないのか。2項の「戦力の不保持」との整合性は、野党からも懸念の声が上がる。首都大学東京の木村草太教授(憲法学)は「(1、2項を残して自衛隊を明記することは)技術的には可能」としながらも、こう指摘する。
「自衛隊の存在を憲法で定めるなら、必然的にその活動範囲も明記しなければならない。個別的自衛権の範囲内なのか、もしくは集団的自衛権まで認めるのか。前者の場合、先の安保法制を否定することになり、発議できないでしょう。後者なら、安保法制の是非を国民投票で問うことになる。国民投票でこれが否決されたら、集団的自衛権を国民は認めていないという結論になる。どちらにせよ政府にとってリスクが高い」
安倍首相はこうしたリスクを抱えながら、なぜ「自衛隊の明記」を持ち出したのか。
「支持者へのアピールでしょう。ただ細かい議論は丸投げしていることから、あまり深く考えていない、という推察が妥当だと思います」(木村教授)
まさに、核心を突いた指摘である。
(編集部・作田裕史)
独裁者を目指す者が、独裁者になる前に、独裁者の振る舞いをしてしまった結果
― 木登 猿男 (@kinoborisaruo) 2017年5月15日
赤い顔で、黒い腹をさらけ出した恥ずかしい国の総理大臣
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何故2020年なのか全く理由になってない!世界に何を訴えたいの?平和の祭典に戦争PR・アピール?安倍首相「2020年改憲」表明は、逆効果でしかない〈AERA〉(dot.) - Yahoo!ニュース https://t.co/IQ15zTCyEh @YahooNewsTopics
― Akira shirasaki (@AkiraShirasaki) 2017年5月15日
自民党総裁として当然の発言、理想は現実を見失いますよ
― 神尾 賢一 (@s22730kamio) 2017年5月15日
5兆円という税金で自衛隊を維持しながら違... - 安倍首相「2020年改憲」表明は、逆効果でしかない〈AERA〉(dot.) https://t.co/9k4wxkFaxr #YJnewsComment
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― karl_aki (@aki_karl) 2017年5月15日
「安倍首相はこうしたリスクを抱えながら、なぜ「自衛隊の明記」を持ち出したのか。」
日本会議との結託がバレ「衣」を脱ぎ捨てたのだろう。
与野党協調の進め方を、野党を潰すことでクリアし、党内の異論は金と圧力でコントロール。こんな邪道で成立させる改憲なんて、内容は推して知るべし。
― ねこ鞠 (@neconotama) 2017年5月16日
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安倍首相「2020年改憲」表明は、逆効果でしかない (2/2) 〈AERA〉|dot.(ドット) https://t.co/137CKcjoUf 「あまり深く考えていない、という推察が妥当だと思います」最近木村先生の結論だいたいこれだな(苦笑)
― 涼風紫音/自律思考型人型無力兵器 (@sionsuzukaze) 2017年5月16日
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