http://www.asyura2.com/17/senkyo225/msg/597.html
Tweet |
暴走する捜査機関 今のままでは裁判所は歯止めにならない 共謀罪 安倍政権のペテンを糺す
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/205265
2017年5月12日 小口幸人 弁護士 日刊ゲンダイ 文字お越し
番人としての機能は?(C)日刊ゲンダイ
裁判所における令状審査が話題になっています。共謀罪の審理で、金田法務大臣は「わが国においては裁判所による審査が機能しており、捜査機関による恣意的な運用ができない仕組みになっている」と答弁しました。
しかし、裁判所の令状審査が機能していないことは統計からわかります。2015年度に、全国で約10万件の逮捕令状が出されていますが、却下はたった62件です。
捜索差し押さえ等の令状もすごいです。全国で約24万件に令状が出されていますが、却下はたった108件です。客観的な数字は、裁判所による審査が歯止めにはならないことを示しています。
そもそも、令状審査は、捜査機関が用意した証拠「だけ」で行われています。しかも「証拠」といってもそのほとんどは「捜査報告書」という名の警察官の作文ですから客観性も乏しいです。実際は、不必要な令状発付や間違った令状発付も多いのですが、不服申し立ても検証もされないので実態は闇の中です。
共謀罪は、市民運動の弾圧など、本来の目的とは別の目的で使われることが懸念されています。日本には逮捕=犯人という風潮があります。政府にとって都合の悪い人を逮捕して社会的に抹殺する。そのための「便利な道具」にされそうなのが共謀罪です。
裁判官といっても神ではありません。しょせん人間。今の制度のままでは歯止めにはなりません。(おわり)
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK225掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。