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安倍首相は習近平の一帯一路構想に積極的に参加すべきだ
http://kenpo9.com/archives/1439
2017-05-12 天木直人のブログ
いよいよ今週末の5月14日から北京で一帯一路サミットが開かれる。
それにあわせて、きょう5月12日の読売新聞が2ページにわたる大特集記事を掲載している。
それを読んで、私はあらためてこの現代版シルクロード構想のスケールの大きさに驚嘆した。
習近平国家主席は2013年9月にカザフスタンの大学で講演し、ヨーロッパとアジアをつなぐシルクロード経済ベルト(帯)の共同建設を提唱した。
その翌月には、インドネシアの国会で演説し、南シナ海やインド洋をつなぐ21世紀海上シルクロード(路)構想を提案した。
これが一帯一路構想だ。
私がその読売新聞の記事で注目したのは、習近平は域外国を含めた世界に参加を呼び掛けてきたというところだ。
特に注目したのは日米の参加に熱心だというところだ。
今度の首脳会議には、米国はその出欠を11日の時点でまだ公表していないという。
日本は二階幹事長が安倍首相の親書を携えて出席するという。
なぜ安倍首相はみずから訪中しないのだろう。
恩が売れるのに。
習近平主席との関係が改善するというのに。
あれほど地球儀俯瞰外交を自慢しているというのに。
北朝鮮のミサイル危機の最中でも外遊したというのに。
米国に気兼ねしているとしたら愚かだ。
見ているがいい。
今度の会議に参加しなくても、トランプは必ず豹変する。
中国の覇権主義に手を貸すのはしゃらくさいというのなら、あまりにも狭量だ。
このシルクロード構想は必ず日本経済に活路を与えるものになる。
行きづまったアベノミクスにチャンスを与えてくれる事になる。
中国が進めるインフラプロジェクトの経済的実現可能性(エコノミック・フージビリティ)を疑っているのなら、その心配は不要だ。
いまあの時の記憶がよみがえる。
あれは私が経済協力の担当官として訪中した1978年の事だった。
よく1979年の大平総理訪中を控えて、日本の対中経済援助の打ち合わせをしている時だった。
中国の港湾建設の現場に立って、そのプロジェクトのエコノミック・フージビリティを中国側に確認した時だった。
世銀やIMFが求めるエコノミック・フージビリティ・レポートはあるのかと尋ねた時だった。
返って来た答えは、それはなんですか?だ。
私はプロジェクトが計画通り完成するかどうかを証明する計画書だと説明した。
そうしたら返って来た答えは、目の前の労働者たちを指さして、彼らがその証明だという。
つまり工事が遅れるようなら中国全土から労働者を集めてやらせるから問題ないという。
我々はあきれ果てた。
通常なら援助など出来ない。
しかし首相訪中のお土産だから、あのうるさい大蔵省(財務省)も認めざるを得ない。
結果は、プロジェクトは計画通り完成し、それから40年ほどたって、いまや中国は世界の経済大国に発展した。
まさしく中国は白髪三千丈の国だ。
そんな中国と敵対するのは間違いだ。
中国は日本にとって共存共栄の国だ。
それがわからない安倍首相は愚かである(了)
TPPは「アメリカ抜き」でも意味がある? 中国が覇権を握る日
― ZUU online |金融経済メディア (@ZUU_online) 2017年5月11日
https://t.co/vNUBI4JMeK
「一帯一路サミット」はいずれ「APEC、G20」に匹敵? pic.twitter.com/IaeqTku9tb
【「一帯一路」サミット・ハイレベル会議に1500人出席】
― CRI日本語 (@CRIjpn) 2017年5月11日
国家発展改革委員会の王暁涛副主任は「一帯一路」国際協力サミットを構成する3つの部分の一つとして、ハイレベル会議を紹介しました。https://t.co/KY96WTd2bP pic.twitter.com/mfEZZSajzX
中国主導のグローバル化2.0、「一帯一路」サミットで信認得られるか https://t.co/WZSylFaEHc 中国は習近平主席が提唱した、「一帯一路」を巡る国際協力を話し会うサミットに参加する海外28カ国の首脳に対し、習主席肝いりのグローバル化イニシアチブへの賛同を求める。
― マークん (@marktrumpet) 2017年5月11日
中国主導のグローバル化2.0、「一帯一路」サミットで信認得られるか
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-05-10/OPQ65J6JTSEI01
2017年5月11日 ブルームバーグ
中国は習近平国家主席が提唱した現代版シルクロード構想、いわゆる「一帯一路」を巡る国際協力を話し会うサミットに参加する海外28カ国の首脳に対し、習主席肝いりのグローバル化イニシアチブへの賛同を求める。事情に詳しい関係者が明らかにした。
北京で14、15両日開催されるこの首脳会議は、インフラ事業を通じてアジア・欧州・アフリカを結び付けるようとする中国の取り組みにとって、極めて重要なイベントだ。スイスのダボスで1月に開催された世界経済フォーラム(WEF)年次総会でグローバル化を訴えた習主席への信認だけでなく、内向きなトランプ米政権に対抗できる枠組みとなれるかどうかも問われている。
中国:「一帯一路」サミットを5月14〜15日に開催−28カ国首脳出席へ
公に話す権限がないとして関係者が匿名を条件に述べたところによれば、サミット声明の草案は中国の外交目標に対する承認と国際市場開放へのコミットメントを組み合わせている。保護主義に反対するとともに、世界の貿易体制が逆風に直面しており、景気回復は脆弱(ぜいじゃく)だと警告するものだという。
中国の習主席、保護主義認めず−ダボス会議でトランプ氏に反論
だが北京駐在の外交官の間では、中国政府は参加国からの提案を十分考慮せずに、15日の声明発表の準備を進めているとの声も聞かれる。
米国のブッシュ(子)政権で国家安全保障会議(NSC)のアジア上級部長を務めたデニス・ワイルダー氏はこの声明草案について、「中国側にとって若干逆効果となる可能性もある。世界の大国になり始めたばかりの中国が、過ちを犯しつつあるとの一定の認識が欧米で生じるだろう。自国のことで頭の中がいっぱいで、新たな地位に夢中になり、他国に耳を貸さないといったトーンにも取れる」と述べた。
G20声明、「反保護主義」を削除−ムニューシン米長官との対立鮮明に
ドイツで3月に開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で発表された声明では、昨年の共同声明にあった「あらゆる形態の保護主義に対抗する」との文言は削除されたが、一帯一路サミットの声明草案はこれを復活させている。
中国外務省にファクスでコメントを求めたが、返答はなかった。
原題:Xi’s New Silk Road Forum Sets Chinese Tone for Globalization 2.0(抜粋)
https://www.bloomberg.com/politics/articles/2017-05-09/xi-s-new-silk-road-forum-sets-chinese-tone-for-globalization-2-0
【「一帯一路」サミット14日開幕】『習近平主席、グローバル化の盟主アピール』ロシアのプーチン大統領、トルコのエルドアン大統領、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問ら29カ国の首脳が出席 https://t.co/h1TkLeFLnE
― 黒色中国 (@bci_) 2017年5月11日
なんと、北朝鮮が「一帯一路」サミットに ?!--文在寅効果か?: あれだけ暴れまわった独裁国家・北朝鮮が、なんと、中国が5月14日から主宰する「一帯一路」サミットに政府側代表を送る… https://t.co/qbUjAv1UVk
― BizMediaWatch_bot (@BizMediaWatch) 2017年5月11日
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