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ついに勝負に出た安倍首相と、反撃できない野党共闘
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2017-05-04 天木直人のブログ
驚いた。
きのうの読売新聞についで、今度は日本会議主催の改憲集会に寄せたビデオメッセージだ。
しかもそれらは関連し、周到に準備されていた。
いつものように、この安倍首相の行動を批判するのは簡単だ。
たとえば覚悟がないと。
改憲という国家的一大事業について自らの覚悟を語るなら、内輪の改憲派集会ではなく、なぜ記者会見で堂々と国民に向けて発しないのか。
押しつけ憲法9条を否定したいのならなぜ、なぜ堂々とそれを葬り去ろうとしないのか。
なぜ9条の平和主義の理念については堅持すると心にもないことを言い、自衛隊を合憲にするだけでいいと迎合するのか。
たとえば外交的に孤立すると。
ただでさえ安倍首相の歴史観は国際社会に警戒感を持って受け止められている。
その安倍首相が自ら改憲を宣言したのだから国際社会が警戒するのは当然だ。
中国や韓国ばかりではない。
日本の軍国主義の犠牲になったアジアも警戒するだろう。
ロシアも、そしてなによりも米国が、軍国主義の復活を許さない。
このまま安倍首相が改憲に突っ走れば、間違いなく日本は国際的に孤立する。
愚かだ。
馬鹿だ。
そう批判する事は簡単であり、その批判は正しい。
しかし、私は今度ばかりは危機意識を持ってこの安倍首相のビデオメッセージを受けとめた。
なぜか。
少なくとも安倍首相は期日を切って改憲の決意を表明したのだ。
リスクを覚悟で行動したのだ。
それにくらべて、迎え撃つべき野党共闘があまりにも弱い。
この安倍首相の暴挙を正しく批判する真の護憲政党は共産党と社民党だけだ。
しかし両者は、この期及んでも一つになれず、社民党は無きも同然だ。
いまや唯一の護憲政党である共産党がいくら正論を叫んでも、共産党では一般国民を護憲に動かす事はできない。
何よりも深刻な事は、野党第一党の民進党が護憲で真っ二つに割れていることだ。
護憲でも何でもない自由党に至っては、生き残りのためににわか護憲政党になって激しく安倍政権を批判しているだけで話しにならない。
これでは安倍首相の覚悟には勝てない。
事態は深刻である。
本当に深刻な状況だ。
日本の政治は戦後70年経って、いま歴史的転換期を迎えている(了)
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