http://www.asyura2.com/17/senkyo225/msg/171.html
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退位をめぐる官邸と宮内庁の対立を示す産経のスクープ記事
http://kenpo9.com/archives/1377
2017-05-02 天木直人のブログ
きょう5月2日の産経新聞は、いまでも退位問題をめぐって安倍官邸と宮内庁との間に深い溝がある事を示す重大なスクープ記事を掲載していた。
その記事は、最終報告書を提出してその役割を終えた有識者会議に対して、宮内庁が非協力的だったという記事だ。
すなわち、有識者会議は天皇陛下の公務の実態を把握するため、宮内庁に情報提供を要求したという。
ところが、宮内庁は、公務の年間件数や、過去の見直し状況に関する資料は提供したが、それ以上は天皇陛下のプライバシーにかかわるとして応じなかったという。
これだけでは、もちろん宮内庁の真意は判断できない。
しかし、宮内庁は、あのお言葉事件以降、幹部人事が大幅に入れ替わり、安倍官邸に直結していると言われた警察官僚OBが宮内庁次長として送り込まれ、官邸の意向の通りに動かせたはずだ。
その宮内庁次長をもってしても、官邸の命令通りに動けないということだ。
思うに、宮内庁内部には、安倍首相の天皇軽視に反発を覚える職員が、いまでも静かな抵抗をしているのではないか。
乗り込んでいった警察官僚OBは、そのような宮内庁を思うように動かせないのではないか。
動かそうとすればするほど、宮内庁の親天皇、反安倍の職員たちとの間の溝が深まっているのではないか。
いずれにしても、官邸の意向に従わない宮内庁など、前代未聞であり、不幸なことだ。
その一事だけでも、安倍首相は内閣総辞職ものであると思う(了)
◇
【天皇陛下譲位】陛下の公務に関する情報提供、宮内庁の協力得られなかった 有識者会議、議論深まらず
http://www.sankei.com/politics/news/170502/plt1705020008-n1.html
2017.5.2 10:10 産経新聞
天皇陛下の譲位への対応などを検討する「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」(第13回)の会合に臨む座長の今井敬経団連名誉会長(右から2人目)ら=4月13日午後、首相官邸(斎藤良雄撮影)
4月に天皇陛下の譲位に向けた最終報告を取りまとめた安倍晋三首相の私的諮問機関「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」が、陛下の公務の実態把握のために情報提供を要請したところ、宮内庁から十分な協力を得られなかったことが1日、分かった。関係者が明らかにした。このため、公務の負担軽減をめぐる議論は序盤から難航し、最終報告に具体的な方策を盛り込むことはできなかった。
関係者によると、同会議が設置された昨年10月の会合で会議メンバーから、守秘義務を負うことを前提にした上で、陛下の1週間のスケジュールや季節ごとに行われる活動について情報提供を求める意見が相次いだ。これに対して宮内庁は、公務の年間件数や過去の見直し状況に関する資料を提示したものの、それ以外は「陛下のプライバシーに関わる」として応じなかった。
天皇の活動は、法律公布などの国事行為、被災地訪問など象徴としての立場で行われる公的行為、私的なその他の行為に区分される。同会議は公的行為の縮小・削減を中心に検討していたが、宮内庁から「公務の削減や皇族による分担はすでに実施しており、これ以上の見直しは困難」との認識が示され、公務の負担軽減に関する議論は深まらなかったという。
このため、最終報告では、陛下の譲位後の活動のあり方について「宮内庁から『仮に御代替わりがあった場合には、陛下が象徴としてなされてきた行為については、基本的に全て新天皇にお譲りになることになるものと理解している』との説明があった」と記述するのにとどまった。
関係者は「陛下のお暮らしの具体像は宮内庁が握っており、それを出してくれないのは困った。情報があれば最終報告の内容も変わっていたのではないか」と語った。
宮内庁側は産経新聞の取材に対し、「有識者会議にどんな資料を出したのかは基本的にお答えできないが、一年間の陛下の公務が記載されたご動静をまとめたものを提出するなど、可能な範囲で必要な協力を行ってきた」と回答。その上で「陛下の起床時間や就寝時間、食事の時間など、公務に関係のない全くプライベートに関わることは、どこから求められても公にすることはできない。それによって有識者会議のメンバーに不満が残ったり、それ以上、要求されたりすることはなく、会議の議論に何も支障はなかったと認識している」としている。
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