http://www.asyura2.com/17/senkyo224/msg/656.html
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「なぜ、「米朝国交正常化」より先に「日朝国交正常化」でなければならないのか:米朝先行は日本の悲劇:TnWxZUTqnQさん」
http://www.asyura2.com/17/senkyo224/msg/643.html
で、仁王像さんからいただいたコメントへのレスポンスです。
※関連参照投稿
「「安倍−金正恩会談」実現 GW“安倍電撃訪朝”濃厚:東京五輪前の国交正常化目標:新日朝合意は韓国大統領選にも強い影響」
http://www.asyura2.com/17/senkyo224/msg/633.html
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仁王像さん、コメントありがとうございます。
まず、貴殿の「例年今ごろ実施する米韓の大規模な合同軍事演習は挑発行動」という見解には同意します。
朝鮮戦争の休戦協定に従えば、米軍が韓国に新しい兵器を持ち込むことさえ協定違反です。
ただし、「「体制保証」するどころか、体制を脅かす」、「だから北は神経を尖らせ激しく反応する」とか、「(金正男殺害も体制を万全なものにするため、権力の枝打ちを余儀なくされたからだ)」(ご存じでしょうが金正男殺害事件は北朝鮮犯行説を採っていません)といった見解には同意できません。
[引用]
「>米国と北朝鮮は94年の「米朝枠組み合意」を通じて、北朝鮮の体制保証で合意しています
=fake opi。そのような事実はない。
今朝のN7でも、北の体制を保証してもらうための北のさまざまな挑発(つまりデモ)だとしていた。逆に考えれば「体制保障」されているなら北が盛んに示威行為をする必然性もない。
>日本政府が北朝鮮問題の解決に大きく貢献することになると確信しています
=しゃら臭い!!」
[コメント]
「日本政府が北朝鮮問題の解決に大きく貢献することになる」かどうかは程なくわかることですから(遅くとも年内には)、この機会にあれこれ説明はしません。
貴殿は、私の投稿をまったく理解していない(理解しようともしない)ようですね。
何度も繰り返される「朝鮮半島危機」は、米朝が合作で「日本に日朝平壌宣言の履行=日朝国交正常化交渉を催促しているため起こしているお芝居」(90年代はKEDOなどに日本が資金を提供せざるをえない雰囲気をつくるため)と主張しているのですから、「北の体制を保証してもらうための北のさまざまな挑発(つまりデモ)だとしていた。逆に考えれば「体制保障」されているなら北が盛んに示威行為をする必然性もない」という説明(ニュースの引用)を持ち出しても、私への批判としてまったく無効です。
貴殿は、米国は既に北朝鮮に対し体制保証を行っているという説明に対し、「fake opi。そのような事実はない」と力んでいますが、「平和と安全を保障し、相手側の自主権を相互尊重して内政に干渉しない」・「核兵器を含む武力を使用せず、かつ、このような武力による威嚇もしないことを保障する」といった内容を含む93年の米朝共同声明そして94年の「米朝枠組み合意」を読まれたことはありますか?
「相手側の自主権を相互尊重して内政に干渉しない」・「武力を使用せず、かつ、このような武力による威嚇もしないことを保障する」という内容は、“体制保証”(政権転覆を画策しないこと)に他なりません。
94年10月の「米朝枠組み合意」でも、
「III.両国は、核のない朝鮮半島に基づいた平和と安全のために協同する。
1)米国による核兵器の脅威とその使用がないよう米国は北朝鮮に公式の保証を与える。」
と明記されています。
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[二つの合意に関する全文転載]
[文書名] 米朝共同声明
[場所] ニューヨーク
[年月日] 1993年6月11日
[出典] 朝鮮日報統韓研究所データベース
[備考] 翻訳 玄大松
[全文]
北朝鮮の核拡散防止条約脱退宣言(1993年3月12日)で惹起された問題の収拾のため行われた米朝会談の声明
朝鮮民主主義人民共和国と米国との間の政府級会談が、1993年6月2日から11日まで、ニューヨークで行われた。
会談には、朝鮮民主主義人民共和国政府を代表して、姜錫柱外交部第1副部長を団長とする代表団と、米国政府を代表してロバートエル・ガルーチ国務省次官補を団長とする代表団が参加した。
双方は会談で、朝鮮半島の核問題を根源的に解決するための政策的問題を討議し、核拡散防止の目的に符合するよう、南北非核化共同宣言に対する支持を表明した。
朝鮮民主主義人民共和国と米国は、次のような原則に合意した。
−核兵器を含む武力を使用せず、かつ、このような武力による威嚇もしないことを保障する。
−全面的な保障措置適用の公正性保障を含め、朝鮮半島の非核化、平和と安全を保障し、相手側の自主権を相互尊重して内政に干渉しない。
−朝鮮の平和的統一を支持する。
以上の諸原則に準じ、米朝双方の政府は、平等かつ公正な基礎の上で対話を続けることに合意した。
これに関連して、朝鮮民主主義人民共和国政府は、核拡散防止条約からの脱退効力を、必要と認める限り、一方的に臨時停止させることにした。
1993年6月11日
ニューヨーク
http://worldjpn.grips.ac.jp/documents/texts/JPKR/19930611.D1J.html
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[文書名] 米国と朝鮮民主主義人民共和国間の合意枠組み
[場所]
[年月日] 1994年10月21日
[出典]
[備考] 翻訳 山本和也
[全文]
1994年9月23日から10月21日、米国政府および北朝鮮政府代表はジュネーブにおいて会談し、朝鮮半島核問題に関する全般的解決について交渉が行われた。
両国政府は、1994年8月12日の米朝間合意声明で示された目標を達成し、核のない朝鮮半島のもとでの平和と安全の実現を目指した1993年6月11日米朝共同声明の諸原則を支持していくことが重要であることを再確認した。
[[undef12]].両国政府は、北朝鮮の黒鉛減速炉および関連施設を軽水炉施設(LWR)に転換することに協力する。
1)1994年10月20日の米国大統領からの書簡に従い、米国は、目標年である2003年までに約2000メガワットの発電総量を持つ軽水炉計画を北朝鮮に提供する準備を行う。
‐米国は、北朝鮮に提供する軽水炉計画を資金的に支え、計画を供与する国際事業体(an international consortium)を米国主導で組織する。米国は、国際事業体を代表して、軽水炉計画における北朝鮮との接触の中心を担う。
‐米国は、国際事業体を代表して、本文書日付から6ヶ月以内に、軽水炉計画供与契約の締結に最善の努力を行う。契約締結のための協議は、本文書日付後、可能な限り早急に開始する。
‐必要な場合、米朝両国は、核エネルギーの平和的利用に関する協力のための二国間協定を締結する。
2)1994年10月20日の米国大統領からの書簡に従い、米国は、国際事業体を代表し、軽水炉一号機が完成するまで、北朝鮮黒鉛減速炉およびその関連施設凍結によって生産不能になるエネルギーを補填する準備を行う。
‐代替エネルギーとしては、暖房と発電用の重油が供給される。
‐重油の供給は、引渡しスケジュールについての合意に基づき、本文書日付の3ヶ月以内に開始され、年間50万トンの割合で行われる。
3)北朝鮮は、軽水炉の提供と暫定的な代替エネルギーに対する米国側の約束を受け入れる際、黒鉛減速炉とその関連施設の建設を凍結し、最終的にはこれらを解体する。
‐北朝鮮黒鉛減速炉と関連施設建設の凍結は本文書日付の1ヶ月以内に完全に実行される。この1ヶ月間ならびに凍結期間中、国際原子力機関(IAEA)は、この凍結を監視でき、北朝鮮は、この目的に対してIAEAに全面的に協力する。
‐北朝鮮の黒鉛減速炉および関連施設の解体は、軽水炉計画が完了した時点で完了する。
‐軽水炉建設中、米国と北朝鮮は、5メガワット実験炉から生じる使用済み燃料を安全に貯蔵し、北朝鮮での再処理を行わない安全な形で処理する方法を協力して模索する。
4)本文書日付後できるだけ速やかに、米国・北朝鮮の専門家たちによる二種類の協議を行う。
‐一つめの協議では、代替エネルギーおよび黒鉛減速炉から軽水炉への転換を話し合う。
‐もう一つの協議では、使用済み燃料の貯蔵と最終的な処理についての具体的な取り決めを協議する。
II.両国は、政治的、経済的関係の完全な正常化に向けて行動する。
1)本文書日付3ヶ月以内に、両国は、通信サービスや金融取引の制限を含め、貿易、投資に対する障壁を軽減する。
2)専門家レベルの協議で、領事その他の技術的問題が解決された後、それぞれの首都に連絡事務所を開設する。
3)両国の関心事項において進展が見られた場合、米国・北朝鮮は、両国間関係を大使級の関係に進展させる。
III.両国は、核のない朝鮮半島に基づいた平和と安全のために協同する。
1)米国による核兵器の脅威とその使用がないよう米国は北朝鮮に公式の保証を与える。
2)北朝鮮は、朝鮮半島非核化に関する南北共同宣言の履行に向けた取り組みを一貫して行う。
3)本合意枠組みは南北対話を促進する環境の醸成に寄与するものであり、北朝鮮は、南北対話に取り組む。
IV.両国は、国際的核不拡散体制の強化に向けて協同する。
1)北朝鮮は、核拡散防止条約(NPT)加盟国としてとどまり、同条約の保障措置協定の履行を認める。
2)軽水炉計画供給に関する供与契約締結後、北朝鮮・IAEA間の保障措置協定のもとで、凍結の対象とならない施設に関して、特定査察および通常査察が再開される。供与契約締結までは、保障措置の継続性のためにIAEAが必要とする査察は、凍結の対象でない施設にも行われる。
3)軽水炉計画の大部分が完了し、かつ重要な原子炉機器が提供される前の時点で、北朝鮮は、IAEAとの保障措置協定(INFCIRC/403)を完全に遵守する。これは、国内核物質に関する北朝鮮側第一回報告書が正確かつ完全であるかを確認するための協議後、IAEAが必要と考えるすべての措置を行うことを含むものである。
ロバート・L・ガルーチ
米朝交渉主席代表
姜錫柱
第一外務次官
http://worldjpn.grips.ac.jp/documents/texts/docs/19941021.O1J.html
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[仁王像さんのコメント全文]
2. 仁王像[1464] kG2JpJGc 2017年4月25日 07:41:09 : LGUc1WpC1o : reWiURqWO9M[3]
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>米国と北朝鮮は94年の「米朝枠組み合意」を通じて、北朝鮮の体制保証で合意しています
=fake opi。そのような事実はない。
今朝のN7でも、北の体制を保証してもらうための北のさまざまな挑発(つまりデモ)だとしていた。逆に考えれば「体制保障」されているなら北が盛んに示威行為をする必然性もない。
>日本政府が北朝鮮問題の解決に大きく貢献することになると確信しています
=しゃら臭い!!
6. 仁王像[1465] kG2JpJGc 2017年4月25日 12:31:40 : oocil568Nc : TJTFX0Kmdr8[1]
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(2に追加)
例年今ごろ実施する米韓の大規模な合同軍事演習は「体制保証」するどころか、体制を脅かす挑発行動なのだ。だから北は神経を尖らせ激しく反応する。(金正男殺害も体制を万全なものにするため、権力の枝打ちを余儀なくされたからだ)
(関西学院大の平岩教授の見解/2013.4.13)
・http://www.asyura2.com/12/kokusai7/msg/377.html
>北朝鮮は平和協定を望んでおり、そのためアメリカと交渉したいがため瀬戸際外交を推し進めてきたこと、瀬戸際外交というのは同じことを繰り返しても意味がないので、少しづつエスカレートせざるを得ない
(亡命した高官・ファン・ジャンヨプの証言/2006年6月)
・http://www.asyura2.com/11/kokusai6/msg/303.html
>北朝鮮はミサイルで危機を煽るが、ミサイルを戦争に使う気はない。米国と戦争すれば自分たちがやられてしまうことが分かっている。しかもそれを一番恐れているのが金正日自身である
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