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辺野古阻止はもはや難しいことを認めた朝日新聞の衝撃
http://kenpo9.com/archives/1336
2017-04-25 天木直人のブログ
きょう4月25日の各紙が書いている。
政府はきょう25日、辺野古の沿岸部を埋め立てる工事を始めると。
おりから、うるま市長選では野党共闘の候補者が敗北した。
それを待っていたかのように安倍・菅暴政コンビは工事を始めたのだ。
そのような辺野古着工を報じる記事の中で、私は朝日の記事の次のような文章を見逃さなかった。
つまり朝日はこう書いている。
「・・・日米両政府が普天間返還に合意してから21年、辺野古に大量の石材や土砂が投じられれば原状回復は難しくなり、大きな節目となる・・・」
これは要するに、もはや辺野古建設阻止は難しいと認めているということだ。
実は朝日がこの表現を使ったのはこれがはじめてではない。
うるま市長選の前から使っていた表現だ。
朝日は、うるま市長選の野党共闘の敗北を知っていて、そして来年11月の翁長知事再選も難しいことも知っている。
もはやオール沖縄や、野党共闘では、辺野古阻止は出来ないと言っているのだ。
日米同盟を重視する朝日新聞らしい。
しかし、残念ながら、私はその朝日新聞の見方に頷かざるを得ない。
オール沖縄では辺野古阻止は無理だ。
野党共闘は本気で辺野古阻止をしようとしていない。
何としてでも辺野古を阻止するというあらたな政治勢力を、日本の国政の中でつくらなければ阻止できない。
辺野古に日本政府の手で米軍基地を新設してしまえば米軍の日本支配は完結する。
何としてでも新党憲法9条をつくらなければいけないのである(了)
◇
辺野古、25日に埋め立て開始 予定地の護岸造成
http://www.asahi.com/articles/ASK4S5VLLK4STIPE03K.html
2017年4月25日00時31分 朝日新聞
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設計画で、政府は25日、名護市辺野古の沿岸部を埋め立てる護岸工事を始める。日米両政府が普天間返還に合意してから21年。辺野古に大量の石材や土砂が投じられれば原状回復は難しくなり、大きな節目となる。沖縄側は強く反発することが予想される。
沖縄防衛局は、まずは辺野古の埋め立て予定地の外側を囲む護岸を造り、新たに建設する飛行場の一部とする。波の状況などによっては開始がずれる可能性もある。工事が順調に進めば、年度内にも堤防の内側に土砂を投入し、本格的な埋め立てを始め、埋め立てについては5年間での完了を目指す。
普天間移設計画を巡っては、安倍政権と沖縄県の翁長(おなが)雄志(たけし)知事が激しく対立。翁長知事は2015年10月に前知事による埋め立て承認を取り消したが、昨年12月の最高裁判決で敗訴。防衛局は辺野古での工事を再開させ、海に土砂が広がるのを防ぐ汚濁防止膜設置を今月14日までに終え、石材の搬入など準備作業を進めていた。
政府関係者によると、23日投開票のうるま市長選への影響を避けるため、工事開始のタイミングを計っていたが、政権が支援する現職が勝利し、着工の環境が整ったと判断した。
一方、翁長知事は対抗策として、工事差し止め訴訟や埋め立て承認の撤回、県民の民意を改めて示す「県民投票」の可能性を模索している。(山下龍一)
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