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森友疑惑 元を質せば昭恵にたどり着く
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2017/04/13 21:30 半歩前へU
▼森友疑惑 元を質せば昭恵にたどり着く
国家公務員を、わが使用人のようにハワイ旅行や自民党の選挙応援に連れ回し。“口利き”すれば、すべてが実現する。
「首相夫人」の肩書に吸い寄せられてくる者は皆、自身をチヤホヤしてくれるうえ、「公人」としての責任は一切問われない―。こんな人間は世界中、捜してもこの人しかいない。安倍晋三の妻・昭恵、その人だ。
10日の衆院決算行政監視委。民進党の宮崎岳志が、森友学園の小学校設置認可をめぐって重要時期だった15年9〜11月の3カ月間、昭恵付きの国家公務員の2人がどこで、何をしていたのかという公務状況を質問した。
すると、昭恵の公務は外交関係8件、総理同行が2件あったものの、内閣官房の土生は「外交以外で、確認した限りはない」と答弁した。
昭恵付きの2人の公務員の公務もほとんどなかった、ということを正式に認めたわけなのだが、この間、公務員は幼稚園で行われた昭恵の講演会に同行したり、籠池泰典にファクスを送付。つまり、昭恵の私的活動の小間使いをさせられていたのである。
「私に同行しているから、こき使っていいんだ」
昭恵がこう考えていたのかどうかは不明だが、少なくともファーストレディーとしての自覚はもちろん、一般的な常識も持ち合わせていないようだ。
ただ、世界には同じような輩がいる。フィリピンのマルコス元大統領夫人として20年もの間、贅の限りをつくしたイメルダと、ルーマニアのエレナ・チャウシェスク大統領の妻だ。
「そろって独裁者の妻で、浪費家という点が共通。革命後、逃げ出した宮殿内で3000足の靴と6000着のドレスが見つかったイメルダは常々、『貧しい者のための希望の星であることが私の義務』と言った。
毛沢東夫人の江青から『指導者の妻はもっと政治に関わるべきだ』とのアドバイスを受けたエレナは政治に口出しし、国民は悪政に苦しめられた。
昭恵も雑誌のインタビューで弱者に寄り添うような姿勢を見せたり、政治に口出ししたりと、2人の夫人にそっくり」(政治評論家の山口朝雄)
森友問題だって、元を質(ただ)せば、昭恵にたどり着く。やはり、何が何でも国会に呼ぶべきだ。 (以上 日刊ゲンダイ)
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