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今村チンピラ復興相のクビをとれなければ野党はオシマイ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/203188
2017年4月8日 日刊ゲンダイ 文字お越し
お友達は問題児ばかり(C)日刊ゲンダイ
真相の解明は少しも進まず、日に日に疑惑が深まる森友学園問題。後半国会も森友一色の様相だが、安倍政権は平然とウソを塗り重ね、スットボケを演じている。財務省は国有地払い下げに関する資料は廃棄したと言い募り、疑惑の中心にいる安倍首相夫人の昭恵氏は雲隠れ。夫人付の役人に責任をおっかぶせ、その役人もまた、表に一切出てこないのだから、国民をなめるのにも程がある。
しかも、である。今国会は、こうしたデタラメを何度、見せられたことか。本来であれば、大臣数人のクビが飛んでいてもおかしくないのだ。
共謀罪法案をめぐり、メチャクチャ答弁を繰り返した金田法相。テロ対策など後付けの目くらましだから、追及されるとシドロモドロ。揚げ句は「私の頭脳が対応できなくて申し訳ありません」と言い出したと思ったら、野党の質問封じのペーパーを配布して、騒ぎになったのは周知のとおりだ。
稲田防衛相もどのツラ下げて、まだ大臣の椅子に座っているのか、ではないか。南スーダンに派遣されているPKO部隊の日報問題では答弁が二転三転し、組織ぐるみの隠蔽が明らかになりつつある。シビリアンコントロールが利かないのだ。大臣失格は言うまでもないが、そんなトンデモ大臣を任命した安倍からして、森友疑獄でその場しのぎの虚言を連発し、野党の追及にブチ切れ、あろうことか、「自分が犯罪者呼ばわりされている」という印象操作だ。
罵声を浴びせ、国旗に一礼の違和感 |
野党の体たらくと大メディアの忖度がなければ、何度、総辞職してもおかしくないくらいなのだが、国民唖然のデタラメはまだあった。4日の閣議後会見で悪態をついた今村復興相である。
原発事故を受けた自主避難者に対する無償の住宅提供を3月末で打ち切った政府の姿勢をただした記者に「撤回しなさい!」「二度と来ないでください!」などと、机をバンバン叩きながら暴言を吐いたチンピラである。
コラムニストの小田嶋隆氏はこう言った。
「問題にすべきは大臣と記者の激しいやりとりではなく、その過程で飛び出した今村大臣の発言です。国や東電の不作為によって事故前の生活に戻れない人たちを〈帰らないのは本人の責任でしょ〉〈裁判でも何でもやればいいじゃない〉などと冷酷に切り捨てた。政権側の本音が浮き彫りになったと言っていい。復興に寄り添うというのは口先だけであることが露呈しました。そもそも、このところの復興大臣の顔ぶれをみると、大臣待機組の消化ポストのような印象さえします」
適材適所どころか、原発再稼働賛成の今村が復興大臣なんて地元への挑発としか思えない。そのチンピラ今村の前任者は高木パンツ大臣である。被災地をなめているんじゃないか、安倍は。小田嶋氏はこう続けた。
「あの会見ブチ切れ映像で特に違和感を覚えたのが、今村大臣の退出直前の態度です。質問を打ち切り、演壇の横に掲げてある日の丸に一礼した後、記者を振り返ってさらに〈うるさい!〉と怒鳴り声を上げていた。生身の人間に乱暴な言葉を投げつけながら、権威に対しては礼儀正しく振る舞う様子に倒錯した道徳観を感じました。親分である安倍首相が大好きなものは丁重に扱う。社長の好みに合わせてゴルフやカラオケに精を出す中小企業のサラリーマンと共通するマインドが透けて見えました」
復興大臣待機組の消化ポストなのか(C)日刊ゲンダイ
問責しない野党は政権擁護も同然 |
衆院当選7回、初入閣の今村もまた、安倍政権を強力に支援する右翼組織「日本会議」の議連メンバーである。安倍が6日の衆院本会議で「全力で職務に取り組んでいただきたい」と不問に付したのも当然で、今村は安倍のお友達なのである。
改めて言うまでもないが、安倍政権の関心事は被災者の生活支援ではない。市民生活を徹底監視し、黙らせる共謀罪を成立させることであり、教育勅語を礼賛する学校を増やすことだ。平和憲法を骨抜きにし、米国のトランプ大統領と一緒になって、日本を軍事国家に変貌させることである。国民はそれでいいのか。野党は一体、何をやっているのか。今こそ問題大臣を辞任に追い込み、非民主主義的な安倍暴政をストップさせなければ、冗談ではなく、日本は北朝鮮のようになってしまう。政治評論家の森田実氏はこう言う。
「今村、金田、稲田の3大臣はクビにしなければどうしようもありませんよ。問責決議を突きつけるのは当然です。敗北主義に染まった野党はどうせ数の力に負けて否決されると思っているのかもしれないが、何の行動も起こさなければ政権擁護、デタラメ大臣容認と同じです。野党としての矜持、政治家として良心はないのか、と聞きたい。問責は一種の踏み絵です。誰が賛成し、誰が反対したのかは記録に残りますから、有権者の判断材料になる。最後は国会を軽視する安倍首相への不信任決議を出すべきです」
今村辞任を求める国民の声は、すでにアチコチで上がっている。さすがに今村もきのう、「自己責任」発言は撤回したが、「誤解を招いた」などと往生際が悪い。野党は国会での追及はもちろん、全国に散って、国民の怒りをうねりにさせていくしかない。今度もクビをとれないようでは、次の選挙で消滅するのは野党の方だと覚悟を決めるべきである。
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