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2017/04/03 05:51
<経営再建中の東芝による記憶用半導体メモリー事業の売却は、目標とする6月の定時株主総会前に終えることが困難になり、完了までに時間がかかる可能性が出てきた。中国などへの技術流出を懸念する政府に配慮し、応札した企業の資金調達先を慎重に調べる必要が生じた上、日本企業に改めて入札への参加を訴えるためだ。1日には事業売却に備えて分社した「東芝メモリ」が発足したが、売却先選びは曲折が予想される。
3月29日に締め切った1次入札には10社弱が応札。2兆円規模を提示した企業もあった。東芝が2017年3月期末に陥る債務超過の解消に必要な売却益を得られる額だが、東芝側からは「資金調達手段が判然としていない」(幹部)との指摘が出ている。
政府・与党内には、応札企業の裏側で中国系ファンドが資金を供給し、事業買収後に影響力を行使することを警戒する声がある。このため、東芝は資金の調達先を含め、提案内容を精査する考えだ。
1次入札に日本企業が名乗りを上げなかったことも響く。政府や経済界には安全保障上の観点や国際競争力のある技術を国内に残すためにも、日本企業と政府系の日本政策投資銀行、産業革新機構で一定の出資を確保すべきだとの声は強い。東芝側は応札企業と組む場合、2次入札からの参加も認める方針で、日本企業への呼び掛けを強めていく>(以上「時事通信」より引用)
当初から東芝の半導体事業部・東芝メモリを中国が狙っていた。一次入札でも他国企業の振りをして、実は中国のファンドが資金源となって応札してきた。
日本企業の入札はなかったというが、二兆円を提示した企業がある中、エルピーダという重しを抱えた日本企業はなかなか応札しにくいだろう。半導体事業は絶えず激烈な国際競争にさらされている。なぜなら新素材開発と新規回路設計に莫大な投資を必要とするものの、一度生産設備が整えば大量生産が可能だからだ。
そうした新規半導体の開発に莫大な投資が必要な事業であるため、絶えず時代の最先端を行く必要がある。後追いではたちまち国際競争にさらされ製品が陳腐化して利益を上げるのは困難だ。
しかもニーズを先取りして開発競争に打ち勝ち続けるには総合的な企業環境の中で様々な人材と機密を保ちつつ開発する必要がある。そうした意味で総合電機産業の中に半導体事業がある意味は大きい。
日本のすべての産業の未来のために、東芝メモリを日本が失ってはならない。政府は公的資金を投じて東芝を救済すべきだ。もちろん経営陣の責は厳しく問うべきだし、東芝の経営陣の一新は必要で、グループ外からの人材登用も考えるべきだろう。そうした荒療治を可能にするためにも、政府は公的資金注入を決断すべきだ。かつてバブル崩壊時に金融機関に公的資金を注入したではないか。
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