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「昭恵−谷FAX」はゼロ回答ではなく財務省などの“格別の忖度”や“違法な配慮”があったことを明瞭に示す最重要資料
http://www.asyura2.com/17/senkyo223/msg/273.html
投稿者 あっしら 日時 2017 年 3 月 29 日 18:36:08: Mo7ApAlflbQ6s gqCCwYK1guc
 


 常々言っているが、安倍首相には「日朝国交正常化」=拉致問題解決という国際的約束を伴う政治的使命を実現するまでは首相を続けて欲しいと思っている。
 しかし、これまで投稿してきたように、「森友学園小学校疑獄」への奇妙で強権的な対応ぶりは目に余るものがあり、大政翼賛(最後は安倍首相を支える)の野党も倒閣の意志はないようなので、安倍首相に最後通告する思いで投稿する。

 やりたいならやってみろ!と言いたい「籠池氏の偽証罪告発」は醜悪の極みだが、「森友学園問題で安倍夫妻が詰んでしまった」決定的証拠=「昭恵−谷FAX」について、菅官房長官や自民党国会議員そしてテレビコメンテーターなど安倍応援団は、あのFAXで安倍首相(夫妻)が森友学園に何も利益を提供していないことが証明された、あの回答はゼロであり口利きとは言えないなどとデタラメなことを言い募っている。

 しかし、国会答弁で安倍首相も「谷さんが勝手にやったとは思っていない」と心情を吐露した「昭恵−谷FAX」には、重大な疑惑と問題が明確に現れており、そのようなゴマカシや強弁を続ければ、疑惑はますます深まっていくだろう。

 安倍擁護勢力は、このような中学生でもせせら笑うバカバカしい言い逃れや安倍夫妻擁護活動が「森友学園小学校疑獄」問題の解決を遅らせていることに早く気づくべきである。

 最初に、「昭恵−谷FAX」の内容がたとえゼロ回答であったとしても、昭恵夫人の口利き(配慮)は否定できないことをはっきりさせたい。
 要望のすべてがダメ(ゼロ回答)であっても、受けた官僚の遵法意識が高かったか口利きのひとの政治力が低かったなどを推測させるだけで、昭恵さんが口利き(関与)を行ったという事実を消すものではない。

 次に、昭恵夫人の口利きを否定するための、「(「昭恵−谷FAX」の内容は)一般的で事務的な問い合わせで、依頼や働き掛け、不当な圧力ではまったくない」という説明の妥当性を考える。

 首相夫人付き国家公務員として昭恵さんの公的活動をサポートする職掌範囲を超えているという問題はつきまとうが、谷さんの財務省への問い合わせが不当な圧力を意図したものでないとは思う。

 しかし、森友学園サイド(籠池氏や代理人弁護士さらには鴻池参議院議員)は、あのFAXが送信された半年ほど前に財務省(近畿財務局)とのあいだで、「買い受け特約付き有償貸付契約」を締結しており、締結に至るまでのあいだ賃料や期間などをめぐり丁々発止の交渉を行ってきた実績があり、たんなる「一般的で事務的な問い合わせ」でわざわざ昭恵夫人を煩わす必要なぞないのである。

 借り受け(買い受けまでの)期間の延長やゴミ処理費用の返還などは、当然のことだが、契約の相手方である近畿財務局に“問い合わせ”をしなければならない問題である。
そうであるのに、昭恵さんに助力を願い財務省本省に問い合わせをしてもらったということは、近畿財務局との交渉で期待する回答が得られなかった前段階があったことを示唆している。

 このことだけでも、「昭恵−谷FAX」は、“一般的で事務的な問い合わせではなく、依頼や働き掛け”であることがわかる。

 ここまでの説明で、「昭恵−谷FAX」が昭恵夫人の口利きをほぼ証明するものだとご理解いただけると思う。(ほぼというのは、谷さんが独断で動き昭恵さんには事後報告という可能性はゼロではないから:事後でも最終的にFAXの送信を認めたことは薄い関与に相当)

 決定的な問題に移ろう。

 「昭恵−谷FAX」は、森友学園の財務省への働きかけに昭恵さんの関与(口利き)があったことが窺い知れる資料というだけでなく、森友学園への超破格値での国有地払い下げに潜む中央省庁の違法な“忖度”を見出すことができる重大かつ重要な資料でもある。

 「昭恵−谷FAX」2ページ目の4)に森友学園が立て替えているゴミ処理費用の支払いに関する内容がある。

「4)工事費の建て替え払いの予算化

一般には工事終了時に清算払いが基本であるが、学校法人森友学園と国土交通省航空局との調整にあたり、「予算措置がつき次第返金する」旨の了解があったと承知している。平成27年度の予算での措置ができなかったため、平成28年度での予算措置を行う方向で調整中。」


 「一般には工事終了時に清算払いが基本」という説明があるが、この“一般”は、中央政府が売却した土地に隠れたキズ(瑕疵)があったときの話であり、今回のケース「買い受け特約付き有償貸付契約」に基づく貸し付け期間中の土地には適用されないものである。

(「買い受け特約付き有償貸付契約」からほぼ1年後に、森友学園と近畿財務局のあいだで売買契約が締結されたが、売却時に発生した値引きの問題はひとまず脇に置く)

 「昭恵−谷FAX」に拠ると、谷総理大臣付きから問い合わせを受けた財務省(田村嘉啓国有財産審理室長(当時))は、「平成27年度の予算での措置ができなかったため、平成28年度での予算措置を行う方向で調整中」と回答し、実際に、昨年16年4月6日に森友学園が実施したとする土地改良・埋設物撤去費用1億3176万円を返還している。

 森友学園問題国会で、麻生財務大臣も、当年度中に予算措置がされていなかったのだから、次年度に予算措置を講じるのは当たり前と答弁している。

 しかし、この一見当たり前のことに思える措置も、実のところ、極めて異例な対応なのである。

 財務省の規則に則っとるなら、森友学園にゴミ処理費用を返還するとしても、実際にその費用を返還する時期は、貸し付け契約が終わり特約に従って森友学園が土地を購入するとき(10年後)なのである。

 わかりやすく言えば、ゴミ処理費用1億3176万円は、最終的な売買価格から差し引かれるかたちで10年後に処理されなければならないものなのである。

 貸し付けている土地で借り主が負担したゴミ処理費用など有益費に関する財務省の規則は次のようになっている。


○普通財産貸付事務処理要領
https://www.mof.go.jp/about_mof/act/kokuji_tsuutatsu/tsuutatsu/TU-20010330-1308-14.pdf


「第6 必要費等の取扱い

(1の必要費は省略)

2 有益費 貸付物件を改良又は改造するために必要な費用を支出する場合で、その費用が少額であるときは、契約解除等により貸付物件を国に返還する際、当該改良又は改造によ る経済的価値が残存する場合であっても、これを相手方に償還しないこととする。

ただし、その有益費が相当の額になり相手方に負担させることが適当でないと認められる場合であって、契約解除等により貸付物件を国に返還する際、当該改良又は改造による経済的価値が残存し、かつ、その残存する経済的価値の評価額が相手方と協議して定めた額を超えるときは、その超える額を償還するものとする。」


 貸付先とのあいだで結ぶ契約の内容を規定する「普通財産貸付事務処理要領」は、少額のときは返還しないと定め、有益費が高額で相手方に負担させることが適当でない場合でも、時期と金額について厳格に定めている。

 時期は、「契約解除等により貸付物件を国に返還する際」(森友学園のケースは返還後買い取りだがタイミングは同じ)である。
 返還金額は、「残存する経済的価値の評価額が相手方と協議して定めた額を超えるときは、その超える額を償還する」と規定している。

 さらに言えば、森友学園が負担したゴミ処理費用1億3176万円について、果たして政府(国庫)は返還する責務を負っているのかという疑念も提起できる。

 森友学園は、当初、買い受け特約がある10年間の定期付き有償貸付契約であの土地を借りた。

 財務省の「売却困難財産等に関する事業用定期借地権の設定について」に拠れば、


○売却困難財産等に関する事業用定期借地権の設定について
https://www.mof.go.jp/about_mof/act/kokuji_tsuutatsu/tsuutatsu/TU-20120302-0833-14.pdf

「8 特約事項

※(1)から(4)は省略

⑸ 貸付財産に地下埋設物や土壌汚染等が存することを明示したうえで貸付けする場合 は、標準合意書式を以下のとおり修正して使用すること。

(特約条項)
第 11 条 乙は、貸付物件について、別途交付する調査報告書(写)等に記載されている地下埋設物(有害物質)のかしが存在することを了承したうえ、貸付物件を借り受けるものとする。

(かし担保)
第 11 条の 2 甲は、本契約締結後、貸付財産に隠れたかしが発見された場合には、民法第 570 条に規定する担保の責任を負う。
ただし、調査報告書(写)等に記載された事項については免責されるものとする。
2 第 11 条(特約条項)のかしについては、前項の隠れたかしに該当しない。 」


 ご存じのように、森友学園が購入した国有地に隣接する土地は、公園用地として2010年豊中市に売却されている。
 遅くとも、この時点で、森友学園が購入した土地を含むあの一帯に、それなりの量の生活ゴミや廃材が埋設されていたことがわかっている。

 であるなら、「8 特約事項」の「⑸ 貸付財産に地下埋設物や土壌汚染等が存することを明示したうえで貸付けする場合は、標準合意書式を以下のとおり修正して使用する」というルールが適用されていなければならず、ゴミ処理費用1億3176万円も、そのうち「調査報告書(写)等に記載された事項については免責される」はずである。

 もしも、それ以前から埋設物の存在は人々の口の端に上り、公園用地として豊中市に売却するときには確認もされているのに、森友学園との定期付き貸付契約で、地下埋設物や土壌汚染等が存することを明示する「調査報告書」を公布していなかったとしたら、それこそ近畿財務局に“重大な不正”があったことになる。

 このように、財務省や大阪府そして大阪航空局が交渉記録などを秘匿している状況で、「昭恵−谷FAX」は「森友学園小学校疑獄」の構図を解き明かすための決定的で重要な証拠書類なのである。

 FAXの「4)工事費の建て替え払いの予算化」の項には、「学校法人森友学園と国土交通省航空局との調整にあたり、「予算措置がつき次第返金する」旨の了解があったと承知している」という内容がある。
 これが本当なら、これまでの説明でわかるように、近畿財務局が契約主体だから権限がない国土交通省航空局が貸し付け土地の有益費について森友学園に対しおかしな約束をしていたことになる。

 そして、FAXの4)で、「一般には工事終了時に清算払いが基本」というズレた回答を寄越した当時の田村嘉啓国有財産審理室長にも“共犯”の疑いが浮上する。


 「森友学園小学校疑獄」は幕引きモードに入りつつあるが、安倍首相夫妻を守るとしても、安倍夫妻の謝罪と不正な取り引きに関わった“主犯格”の処分は不可欠であり、それらが行われないまま幕引きができるという安易な予断は持たないほうがいいと助言する。

※関連参照投稿

「自民 西村氏ら 籠池氏証言「偽証罪での告発も」:やる気もなくできもしない空虚なコマーシャル活動」
http://www.asyura2.com/17/senkyo223/msg/239.html

「安倍首相を侮辱した籠池氏は呼んでも、証人喚問を望んでいる「松井大阪府知事」を呼べない安倍自民党の本音と事情」
http://www.asyura2.com/17/senkyo223/msg/161.html

「森友問題、政府説明「納得できず」74% 本社世論調査:日経:それでも支持率はアップ?安倍夫妻なしでは起きなかった事件だが」
http://www.asyura2.com/17/senkyo223/msg/148.html

「昭恵さんが利用されたと言うのは、安倍内閣そのものがあの家族に利用されてしまうほど無能でアホという危険な話」
http://www.asyura2.com/17/senkyo223/msg/123.html

「「昭恵さん証人喚問問題」や「谷FAX問題」に対するあまりに酷く醜い安倍首相の国会答弁」
http://www.asyura2.com/17/senkyo222/msg/897.html

「m4PK28Y9Owさんへ:小学校設置認可と国有地取得は一体不可分:口利きで森友からカネをもらっただけなら鴻池氏は無罪」
http://www.asyura2.com/17/senkyo222/msg/870.html

「籠池証人喚問で役人は物持ちがいいとわかったのだから財務省と国交省に交渉メモの公表を厳命し早期の問題解決を」
http://www.asyura2.com/17/senkyo222/msg/823.html

「森友学園問題のキーパーソン安倍昭恵さんが発信したコメントは“否定”ではなく「関与」を認める内容」
http://www.asyura2.com/17/senkyo222/msg/817.html

「籠池氏の日本外国特派員協会での会見:ここに至るもなお安倍首相を慕い、悪いのは君側の奸と大阪の維新と考える籠池氏」
http://www.asyura2.com/17/senkyo222/msg/799.html

「“ほんまもんの天然”昭恵夫人は安倍首相にとって「疫病神」なのか「救世主」なのか」
http://www.asyura2.com/17/senkyo222/msg/552.html

「籠池氏証人喚問に動いた自民党に首相夫人「安倍昭恵」の証人喚問に応じる覚悟はあるのか」
http://www.asyura2.com/17/senkyo222/msg/486.html

「森友学園の「人寄せパンダ」と「金集め招き猫」でありながら責任を認めず謝罪もしない安倍首相夫妻こそ“誰よりも躾が必要”」
http://www.asyura2.com/17/senkyo222/msg/456.html

「安倍政権の無能な対応ぶりでは籠池サイドの逆襲を受けるのは当然:買い戻しをめぐる裁判も含め長々と泥沼が続く「森友学園問題」」
http://www.asyura2.com/17/senkyo222/msg/453.html

「森友学園理事長招致、結論先送り 首相「介入なかった」:参考人招致、籠池氏は何を言い出すか分からず首相官邸が呼びたくないと」
http://www.asyura2.com/17/senkyo221/msg/642.html

「ちょっとブレイク:安倍昭恵さんの「なぜ売却価格を非公開にしてしまったのですか」という問いかけに意味はあるのか」
http://www.asyura2.com/17/senkyo223/msg/173.html

 

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コメント
 
1. 2017年3月29日 19:38:06 : 6RzdaqiPqw : 4t9eYYKK9dk[8]
ばかばかしい。硬直した頭で、リアリティの欠けた妄想をなそっていてどうするんだよ。耄碌したね、あっしらさんも。見ていてい痛々しい。

2. 2017年3月29日 19:56:17 : 6RzdaqiPqw : 4t9eYYKK9dk[10]
追記

どこが妄想であるか書いてなかったので追記しておきますね。
あっしらさんに限らず、ここのコメントの多くがそうだが、ほとんど願望的妄想が現実を歪めている。

たしかに点はある。しかし、その点と点を結ぶ線を、具体的な証拠によって証明できていないのに、
「こうに違いない」という願望的妄想でつなげて、あっしらさんのように「証拠」としている。
ばかばかしい。そんなことでだれかの犯罪を証明できるのなら検察も警察も裁判所もいらねえよ。
すこし頭を休めてはどうですか? 耄碌の極みだ。


3. 2017年3月29日 20:49:33 : 1xowL8UA62 : 3Nv3TtE4PIo[109]
痛いところを突かれたので脊髄反射野郎が出現。

お疲れ様。ところで1コメント当たりイクラ頂いているのかしらん?


4. 仁王像[1416] kG2JpJGc 2017年3月29日 20:55:41 : GCVMa8VZmg : l7JP65qEf_g[3]
 2さんに同意。

 >安倍首相には「日朝国交正常化」=拉致問題解決という国際的約束を伴う政治的使命を実現するまでは首相を続けて欲しいと思っている。

 (投稿内容はともかく) 
 これまでさんざん明らかにされ叩かれ続けてきた人物に「国交正常化」を託すという発想がそもそも狂っている。
 別の場所でも指摘したが、人格が崩壊している。

(人格崩壊の疑い有り)
http://www.asyura2.com/17/senkyo222/msg/612.html#c5


5. 2017年3月29日 21:32:17 : hUkJW5PNLO : vS5oQ06@H3c[628]
忖度も 異例な措置に 呑み込まれ

6. 2017年3月29日 22:35:28 : 8yxtT4cFog : XSX7Wjay0WI[81]
ずいぶん安倍支持ゴミが湧き出してきたな。どこがゼロ回答かね。最初の文面は将来何とかしますとの回答だ。ただしそれには法をゆがめ前例のないことをやるからためには時間がかかる。それまで待ってくれというのが回答だ。

そんなことも読み取れんかね。


7. 2017年3月30日 01:29:12 : q931E3NW4E : Xao0gDyXwoc[795]
日朝関係の改善に関しては安倍政権とは関係ないところで既に動き始めてるようだから、別に現政権にこだわらずとも良いのではないですかね?

ともかく重要な事は、この問題の核心である、"政治の根幹に位置する彼ら(国民に「権限とそれに附随する責任」を委譲することを担保に信頼された)役人らが、その自覚も無く無責任な振る舞いで権力を不当に私物化して国益を損なっている体質の問題"であって、上役に対する忖度がそのまま国民に対する背反行為となっていると云う問題を社会問題としてきちんと取り上げないことには国民にとって益する事にはなり得ない。
よってそれを現政権の存続問題といちいち結びつけて考えてはいけない。これら問題は政権の存続を優先することでうやむやにされていい訳等無いのだから。

これら問題点は改善案を出す様にしっかり議論すべき重要な案件であり、その過程で国民は増々直接的な政治関与に関心を持つ事になるだろう。


8. 2017年3月30日 04:25:10 : q931E3NW4E : Xao0gDyXwoc[798]
そして、あいかわらず投稿内容に感じる違和感を言葉に表しますと、「もはやほっといても自滅する」潮目に既に乗った政権(支配権力)勢力側に対して「ほっとけない」として塩を送っているという点。
そこに対して素直に疑念が生じます。

どのような経路を迂回するにしても「最終的に国民が益する」事へと結びつくものでなければ、その言葉を「受け容れてみよう」とは誰もならないはずで、何をどう納得させたいのかまるでわかりません。
無担保で何の責任も問えない言葉にただ飛びつく者はただのバカだろうと思います。

まさに今この事がテーマとして国民の中に浮かび上がったと思っています。

「誰かに責任やその権限を無担保で移譲してしまっていること」=「誰もが無責任になってしまうこと」これ自体が、回り回って自分達の首を絞めている結果となっていることに皆気付く事です。
国民がそうである限り、国益を自ら損ねる結果に繋がっている事に繋がる。そうした図式で説明すれば誰にも簡単に納得できる話だと思いますが、その観点から視て、国民側にアドバイスする視点も必要だと思います。つまりそれ以外は特定の既得権の立場を擁護する言葉でしかないのですから、その視点が欠如した政治マニアの戯れ言は必要ないとも思っています。

昨日一面を飾った「引率の大人を含む若い8つの命が失われた」件にしても同質の問題が隠れています。
そこに生じた「決断」、もしくは「英断(?)」に際しての「リスクに対する認識」は人の命を秤にかけたものにしては随分薄い度合いを示したものだと違和感を感じてましたが、結果としてこうなった時に、そこに引率した者の発言である「100%安全だと理解していた」は、まさに東電の釈明と被るもので、そこにあるはずの責任に対してなんら無自覚だったことを表すものです。これを聞いて、遺族は何ら納得も出来ず、余計釈然としない状態へと引き戻す結果になったろうと思います。

敢えて危険に踏み込んでいく事に対する責任というものに対して、あまりにも認識が薄すぎると言わざるを得ない。こうした釈明に繋がる「判断」なるものは、大抵それぞれの立場上の思惑が牽引していると思いますが、状況の雰囲気を互いに看取る事で決定されています。そもそも山岳経験があるものなら、事前に、ラジオで天候を予測して、危険を察知しておく術を山岳経験者としては当たり前にまず学ばせるもので、その上で生徒側に「自分で判断させる」という適切な手順を踏まえなかった原因もあるだろうと思います。そしてそこで「自分の判断を信じる」ことの大事さを学ばせ、「勇気ある撤退を英断とすべきこと」も学ばせる事が出来たはずですね。

そこで、誰もなんら責任を負う事も無く突き進むと云うのは、やはり有り得ないしあってはなら無い事です。個々人においてそこに何かしらの危機感を感じ取っていても、組織的なまとまりを優先して行動してしまうことによる恐ろしさを知る事が必要です。
誰も何も苦言を呈せない状況下に置かれてしまうと云う問題。
これは、縦社会による組織においては互いの忖度や斟酌で正常な判断がとれず自由に身動きがとれなくなっているという問題として捉えます。
そうした周囲を察する能力は洞察力ではなく、むしろその能力を奪っていることにしかなっていない。その元となる「空気」を生む事自体が危ういものだと認識する必要がでています。

この事故の本質も原発問題などと同じで、縦社会といった管理(監視)社会そのものが、実際は当たり前の危機管理能力、危険察知のリスク認識を下げる働きになっているという指摘が出来るものです。311での東電の立ち回りでそれは証明されています。
一度立ち止まって、この今の社会全体を見直す必要をこれら事件は促していると感じます。

何を信頼するにも、どんな行動を選択するにも、そこにリスクを意識する限り、そこに対しては必ず何らかの責任を意識する事へとなります。政権擁護の姿勢を受け入れるにも、突っぱねるにも、ことはそれぞれの自己責任問題へと必ず繋がっているはずですから、常に自らの判断、そして行動に対しては責任が生じているものと認識すべきでしょう。何らかの意思決定、行動にて担保されたものは、良くも悪くも、必ず何らかの形で自らに還ってくるものです。
常に信を問うて支持されることを考えて行けば良い。自分を信じて、そして全体の利を憶って、誰の為にもなる事を見つけ出して突き進んだものはうまくいくでしょう。そうした意味でのみ、理想は大きく持った方が納得のいく成果を遺せると云う訳です。

現政権にて語られる政治手法は、まともな人間の感性では量り切れないものです。回り回って、誰の為にもならないことをやってる。バカだと思う。

全体性の信を問う必要性のある社会に於いて、一切の嘘偽りはあってはならないものです。
彼らが必至になって抑え込もうとする自分達の塗り続けた巨大な嘘を隠し抑え切れなくなったら、その途端に漏洩が始まり、「政治崩壊」する結果へと繋がるでしょう。それは間近なものと言って、まず間違いが無い。というか既にその兆候は顕われている。それは抱え持つものに対して顕われた必然の結果です。

国や政治そのものを支配する"DV"の体質の根源がどうした思想にあるのかを理解すれば良いだけだと私は思います。他人を助ける事が自分自身を助ける事になる。他人を傷つければ自分を傷つける事にもなるし、逆もまたしかり。

よって当たり前のことを思うだけですが、私は、実質的な主権者である国民が直接的に政治に関与することだけを望む立場です。


9. るってん[43] gumCwYLEgvE 2017年3月30日 05:04:53 : vWnmcaaXvM : ucTJUH6xu44[1]
 個人的にはこの投稿は力作だと思います。>>1などは「願望的妄想」と呼びますが、憶測を排除して、問題点を特定しようとしたのがこの投稿だろうと思います。法律を読み込むって難しい事です。>>1はわかってないですね。
 籠池氏への財務局などの違法な配慮があった事が示されていると思います。ゴミ処理費用1億3176万円が免責されるべきなのは考察のとおりだと思います。また、谷FAXが一般的で事務的な問い合わせではないのも、合理的な説明になってると思います。
 ただ、これは少しの論点なのですが、有益費が償還されるのは貸付物件返却時である事について。「契約解除等により貸付物件を国に返還する際に〜経済的価値が残存し〜」なのですが、返却時に経済的価値が残存してなければいけないが、償還するのは返却時でなくても良いと、読む事もできるんじゃないかなと思います。残存するかは、返却時にしかわからないとも考えられますが、まあその時は、残存するであろう見込みで償還について協議するという事です。
 というのも、第6の柱書き(?)にですね、「償還することを定めた場合には、その時期及び方法等について別途協議して定めることの条件を付す」とありまして、時期は協議する事になってるかも知れないと思ったものですから。
 次の理由として、谷FAXとされる2枚目の4)で、田村嘉啓国有財産審理室長の「一般には工事終了時に清算払いが基本」というのも、田村さんが無知か、谷さんが聞き間違えかなのかとも思いました。でも、実はそういう運用がされてるのかもしれません。役人は法律にあるか、ないかは気をつけますからね。上役になればなるほど、規定にない事はしにくいと思います。勿論、一般と違う対応をすれば、それはそれで特別扱いとして、限度を超えれば違反になると思います。すみません投稿については以上です。
 ネトサポとお呼びして良いのかわかりませんが、自民ファンっぽい人がですね、森友関連では散見されるように見えます。いろいろな人が、あっしら氏を耄碌とか、やきがまわった(確かそう…言ってたと)とか、言いますが、それって以前は実力を認めていたと言う事ですわ。あっしら氏は自民ファンからも一目置かれてますね。

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