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ソンタク、そんたくって、そこらのおばはんも、ちちんぷいぷいとか国分太一のワイドショー見て、ボキャビルしたわ〜てな感じのご時世です。
そういや、タイの乗り合いタクシーはソンテウっていうんだけど、ソンタクってタクシーがあったら、乗ってみたいわ。やれ喫煙OKやら、経理は経費で落として、お釣りに五万円小切手くれるとか、ドライバーのどたま蹴っても無罪の忖度ずくめの忖度のお手盛り状態なんどろうな。
まあ、枕のダジャレはつかみはOK(古っ)ってことで、本題に入るがぜよ。(ブン太風)
まずは対米戦決定の御前会議に場面は遡ります。その会議で現在の天皇問題審議会の委員達のマスコミ向け写真みたいに出席の海軍大臣やら東條やら参謀長やらはしゃっちょこばって、レゴ人形みたいに椅子に座っておったそうじゃ。
彼らの上には空気という山本七平という戦後の社会学者全員以上の働きをしたおっさんが言うところの5トンくらいの重たいエレキテル的な気体が漂っていたそうじゃ。今風に言えばKYにならないように同調圧力に身を任せていたのじゃな。彼らは日本的慣習に則り、全員一致で開戦を決議したそうじゃ。その頃すでに赤城とかの乗務員も開戦の決議がペンディングなまま海鮮のケツをカキカキ真珠湾に向かっていた。
で、戦後の研究で明らかになったのはその御前会議出席者全員が天皇も含めて内心、どーせ英米に勝てるわけねーだろって思っていたそうじゃ。驚いたことに国を担うべき東大や兵学校で養成された超エリート達が保身のために国を破滅に向かわせる決定に同意したのであった。この辺の忸怩たる思いは丸山眞男と山本七平のお弟子である小室直樹参照。
彼らお大臣様が弁明するには「言える空気ではなかった」と言うことで、皆が全体の意志を忖度しているうちに身動きができなくなったそうだ。まさに桜田門奥の方で行われた昭和のメドューサタッッチだ。
で、このような日本型の組織の無責任を研究したのが丸山眞男くんだ。彼も内務班では小卒にボコられたそうで、そのおかげで戦後の金字塔的研究をものにしたそうだ。社会学の山本七平といえ、政治学の丸山眞男といえ、戦中の不合理な体験から、戦後の全ての社会科学者を合わせた以上のお仕事をされたと言うことになる。よって、彼らの最大の恩師は内務班長やフィリピンゲリラということになる。
おっと、脱線したが、要は「忖度」とは日本型組織の責任の主体の不明瞭さに特有の行為だということで、それにつけ込んで、忖度させる権力者が日本中に蔓延していることである。まさにソンタクの乗り回し野郎どもだ。
その親玉であり最高プレーヤーが安倍ちゃんであることは言を俟たないのだ。彼を称して「被忖度型支配者」と呼ぼう。この辺は宮台センセとかのそこらの政治社会学者達はメモしとけ。
で安倍のその忖度支配はメディアの「メシ友」(島田や田崎のすしロー達)支配とか、安保法制の「解釈改憲」(いつのまにか空母4隻体制実現とかおニャンコ稲田のアフリカ軍団の派遣とか)とかファジーで口頭指示中心で、空気読みまくりの正当な制度的手続きを回避したものばかりだ。さすが、成蹊大からカリフォルニア大経由、パピーの政治秘書上がりの数回の当選で首相になっただけのことはあるね。いかにもコスパ重視のおぼっちゃまくんだ。
まあ、長くなったけど、まとめだ。「忖度」ってのは文書等の証拠や明確な指示も議決等の正当な制度的手続きも不要で、空気と同調圧力を諸葛孔明のうちわで天気を変えたごとく動かして、世の中を勝手に仲間内で変えていく、「支配道具」だ。(この辺、メモ)
だからその一環として、安倍は「名代として昭恵」を「忖度大使」として、各地に派遣して、極右小学校を作ろうとしたりしたわけだ。まさに無責任国家日本には公人か私人かわからない首相夫人が最適だったわけだな。この辺は陸軍参謀本部作戦課の派遣した実際何の権限もないのに何万人も死地に追いやった辻とかの参謀そっくりだ。
そして、そのような忖度を国民にさせるような抑圧社会(ブン太風に言えばかたっくるしー)を民度の低い国民を忖度して推進したのは他でもない自民党だ。
てわけで、「忖度」は抑圧社会の「空気」を読んだ国民の必須のサバイバルアイテム(行動様式)なのだ。
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