http://www.asyura2.com/17/senkyo222/msg/572.html
Tweet |
最初に引用する記事を読めば、北朝鮮が、「トランプ政権の北朝鮮政策見直し」を非難しているわけではなく、(米国が)「先制攻撃しようとする動きでも見せれば、核攻撃で焦土化する」とあるように、米側の先制攻撃を牽制しているだけであることはすぐわかる。
北朝鮮が「アメリカが対決の歴史を振り返り教訓を求めようとすれば、外交的な交渉が可能かもしれない」と表明していることから、“まっとうな”「トランプ政権の北朝鮮政策見直し」を期待していることもわかる。
残念なことに、一定数の読者は、見出しを読んだだけで記事全体の内容を推測する。
「米トランプ政権の北朝鮮政策見直し 核攻撃で焦土化と威嚇」という見出しを読めば、対北朝鮮政策を見直し“あらゆる選択肢を排除しない”と表明しているトランプ政権の動きに対し、核攻撃で焦土化と威嚇しているように思い混んでしまったり、トランプ政権が現段階で先制攻撃も選択肢の一つとして持っているかのように考える読者もいるだろう。
発信時刻にそれほど差がない二番目(発信は先行)に引用した記事を読めば、訪中したティラーソン国務長官が「この20年の取り組みは、北朝鮮による核やミサイル開発の脅威をそぐことにつながっていない。われわれは衝突を回避するためにあらゆることをやっていく」と説明しているように、“衝突を回避するためにあらゆることをやっていく”考えであることがわかる。
トランプ政権は、UNで既に、北朝鮮が対韓対米の軍事行動を起こせば軍事的に対応するが、先制攻撃を行うつもりはないことを言明している。
公共放送を名乗るNHKは、デタラメな見出しで世論を煽るのではなく、冷静で知的な判断を踏まえたまっとうな記事を報じる責務を負っている。
既成主要メディアは当該記事を発信したNHKのようなレベルだから、トランプ大統領から、「フェイクニュース」発信メディアと罵られてしまうのである。
===========================================================================================================================
米トランプ政権の北朝鮮政策見直し 核攻撃で焦土化と威嚇[NHK]
3月18日 23時15分
北朝鮮の国営メディアは、アメリカのトランプ政権が北朝鮮政策の見直しを進めていることに対し、「先制攻撃しようとする動きでも見せれば、核攻撃で焦土化する」と威嚇し、武力行使も排除しない姿勢を示すトランプ政権をけん制する狙いがあると見られます。
18日付けの朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は、アメリカのトランプ政権が、武力行使を含めた北朝鮮政策の見直しを進めているとして、批判する論評を掲載しました。
論評は、「この20年でわれわれは東方の核強国、ミサイル強国にそびえ立った」としたうえで、韓国、日本、グアムにあるアメリカ軍基地と、アメリカ本土を核攻撃できる能力があると主張しました。そして、「先制攻撃しようとするささいな動きでも見せれば、われわれの核攻撃が、侵略と挑発の本拠地を焦土化する」と威嚇しました。
アメリカのティラーソン国務長官は17日、北朝鮮政策の見直しをめぐって「すべての選択肢はテーブルの上にある」と述べ武力行使も排除しない姿勢を示していて、北朝鮮としてはトランプ政権のこうした姿勢をけん制する狙いがあると見られます。
一方で、論評は「アメリカが対決の歴史を振り返り教訓を求めようとすれば、外交的な交渉が可能かもしれない」とも伝え、トランプ政権の今後の出方を慎重に見極めようとしている北朝鮮の姿勢がうかがえます。
=================================================================================================================
米国務長官が訪中 北朝鮮へより厳しい態度の必要性を強調[NHK]
3月18日 20時51分
アメリカのティラーソン国務長官は、就任後、初めて中国を訪問して王毅外相らと会談し、北朝鮮への対応について「この20年の取り組みは、核やミサイル開発の脅威をそぐことにつながっていない」と述べ、より厳しい態度でのぞむ必要性を強調しました。
アメリカのティラーソン国務長官は、日本、韓国に続いて、18日、中国の北京を訪れ、外交を統括する楊潔※チ国務委員や王毅外相と相次いで会談しました。
会談のあとティラーソン長官と王外相は共同会見し、ティラーソン長官は、朝鮮半島の情勢について「緊張が非常に高まっていて危険な状況にある」と述べ、強い危機感を示しました。そのうえで、「この20年の取り組みは、北朝鮮による核やミサイル開発の脅威をそぐことにつながっていない。われわれは衝突を回避するためにあらゆることをやっていく」と述べて、北朝鮮に、より厳しい態度でのぞむ必要性を強調しました。
これに対し王外相は、「朝鮮半島情勢は現在、再び分岐点に来ている。さらに状況が悪化していくのか、それとも対話で解決する道に戻るのか。われわれは、アメリカを含めた各国が、冷静に情勢を判断し、賢い選択をするよう望む」と述べました。
また、「最も重要なのはどのような状況であれ、平和的に、外交によって解決することだ」と述べ、ティラーソン長官が武力行使も排除しない姿勢を示していることを念頭に、あくまでも対話を通じた解決を目指すべきだという考えを強調しました。
※「チ」は、竹かんむりに褫のつくり。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK222掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。