森友学園100万円寄付の振込用紙への疑問 阿修羅掲示板の記事、「森友学園の怪 籠池氏を知る菅野完氏「100万円」新たな話 <ネット生放送「安倍首相夫婦の嘘を暴く!もう逃れられない!」>」( http://www.asyura2.com/17/senkyo222/msg/554.html )から部分引用をします。 >郵便局に出す払込取扱票の依頼人欄には、学園副理事長の籠池氏の妻が自筆で「学)森友学園」と記載し、控えとして受け取る受領証の依頼人欄は空欄のままにしていた。実際の手続きは学園職員が行い、職員は郵便局に取扱票を出す際、受領証の依頼人欄に「安倍晋三」と書き込んだ。 >郵便局側が取扱票と受領証とで依頼人の名義が違うことを指摘。職員はその場で学園に電話し、別の職員を介して学園の会計士から「『安倍晋三』の表記は、後で問題になるかもしれないから、やめておいた方がいい」と助言を受けた。 >郵便局に出す払込取扱票の依頼人欄には、学園副理事長の籠池氏の妻が自筆で「学)森友学園」と記載し、控えとして受け取る受領証の依頼人欄は空欄のままにしていた。実際の手続きは学園職員が行い、職員は郵便局に取扱票を出す際、受領証の依頼人欄に「安倍晋三」と書き込んだ。 >職員は受領証の依頼人欄をいったん「匿名」と書き換えたが、それも修正テープで消し、取扱票と合わせる形で「(学)森友学園」と書いたという。訂正箇所には郵便局長印が押されている。 一般的な郵便局の振込用紙の画像が次のURLにあります。 http://www1a.biglobe.ne.jp/sindai/html/furikomirei.html 取扱票とは用紙の左側にある大きな部分、受領証とは、右側の縦長の小さい部分です。 第一の問題は、この用紙をなぜ籠池氏が使ったか?です。この記事の振込用紙の画像( http://img.asyura2.com/x0/d6/5844.jpg )には活字で「森友学園」とあります。つまり、振込先の口座名は「森友学園」であり、この用紙は森友学園が園児の保護者などへ振り込みの際に使うようにと渡しているものです。しかし、籠池氏はそもそも、その口座の通帳とかカードを持っているのですから、振込用紙を使う必要はなく、また、振込をする必要もなく、単に通帳で預入すればいいだけです。それなら、手数料はかからないわけで、合理的です。多分、安倍晋三首相からの振り込みであるとしたかったという意味なのでしょうが、仮にそうであったとしても次の矛盾(第二の問題)が出てきてしまいます。 第二の問題は、なぜ、「取扱票と受領証とで依頼人の名義が違う」ことになったのかです。「払込取扱票の依頼人欄には、学園副理事長の籠池氏の妻が自筆で「学)森友学園」と記載し、控えとして受け取る受領証の依頼人欄は空欄のままにしていた」のは、理由があり、100万円の振り込みは高額であるため、本人確認が窓口でされるからでしょう。つまり、安倍晋三名義で振り込むためには振り込み人が安倍晋三首相の代理人であることの証明が必要で、それがないために安倍晋三と書けなかったはずです。しかし、ここで疑問が生じます。本人確認が必要であることが分かっているなら、なぜ、最初から取扱票と受領証の両方に森友学園と書かなかったのでしょうか。しかも、郵便局の窓口で、森友学園の学園職員は、なぜ、最初に郵便局員の方へ安倍晋三と受領証に書いて大丈夫かを確認しなかったのでしょうか。つまり、「籠池氏の妻が自筆で「学)森友学園」と記載し、控えとして受け取る受領証の依頼人欄は空欄のままにしていた」のですから、籠池氏の奥さまが学園職員へ100万円の現金と振込用紙を渡した際に、「本人確認の問題で安倍晋三の名前は使えないかもしれないので郵便局の窓口で確認してから記入してくれ」と言ったような伝言がされないと不自然なのです。少なくとも、学園職員は、自分で「安倍晋三」と受領証に記入したわけですから、籠池氏の奥さまが事務の方へ100万円の現金と振込用紙を渡した際に、安倍晋三首相からの寄付であると説明していたはずです。 もう少し整理すると、高額な振り込みの際には本人確認が必要であることを籠池氏の奥さまがご存知であり、他人名義での振り込みは不可能であることをはっきりと知っていた場合、最初から取扱票と受領証の両方に、実際に振り込みを行う立場の人間の所属である森友学園と記入したはずです。しかし、そうではありません。つまり、籠池氏の奥さまは、実際に振り込みを行う人間とは異なった名義の振り込みはなんとなくだめだと思っていたが、ひょっとして受領証だけでも安倍晋三名義で出来るかも知れないと考え、受領証のほうだけ空欄にしたと推理することが合理的です。しかし、そうであるなら、当然、学園職員へ振り込みを依頼するときに、郵便局の窓口でそれが出来るかどうかを聞いてほしいと言うはずです。ところが、現実には、事務の方は窓口に確認しないまま安倍晋三という名前を書いて、窓口でダメ出しをされたということです。この展開は、やはり、不自然です。更に、このことには問題があり、学園職員は「匿名」と一度書いたというのですから、窓口でどういった説明を受けたのかがはっきりしません。普通なら、依頼人の名前は取扱票と受領証で同一でないといけないと説明を受けたはずです。なぜ、匿名と書いたのか、非常に疑問です。 もうひとつ、この件でおかしいのは、 >郵便局側が取扱票と受領証とで依頼人の名義が違うことを指摘。職員はその場で学園に電話し、別の職員を介して学園の会計士から「『安倍晋三』の表記は、後で問題になるかもしれないから、やめておいた方がいい」と助言を受けた。 の部分です。100万円の振り込みですから、「後で問題になるかもしれない」といったあいまいなことではなく、本人確認が出来ない名義での振り込みはそもそもできないのです。そして、実際、森友学園名義での振り込みになっています。郵便局の窓口ではどういった説明をしたのでしょうか。単に「受領証とで依頼人の名義が違うことを指摘」しただけで、本人確認のことは言わなかったのでしょうか?更に、「学園の会計士」の方は、どんなことを考えて、「『安倍晋三』の表記は、後で問題になるかもしれないから、やめておいた方がいい」と助言をしたのでしょうか。「後で問題になるかもしれない」の意味があいまいです。 その他、なぜ、修正テープが郵便局の窓口で使えたのかも疑問です。書き間違えがあった場合、新しい用紙を使うように普通なら郵便局の窓口で言うでしょう。また、そもそも、この口座名義が単に「森友学園」となっていて、寄付のための専用口座ではないようですが、このことも大きな問題であるはずです。 第三の問題は、そもそも、今回の物証は、単に、籠池氏側が振込用紙に安倍晋三の名前を書いて、それを消したという事実が証明されているだけで、安倍首相や夫人からの寄付があったことの直接的な証拠にはなっていないことです。本当に2015年9月に100万円の寄付があったのであれば、その後すぐに、籠池氏は様々な形で首相からの100万円もの寄付があったと宣伝して回るでしょう。2月初旬に瑞穂の国記念小学院の敷地問題が報道され始めたわけで、既に一か月以上が経過しています。籠池氏が宣伝をしていたなら、そのことがとっくの昔に話題に上っていないといけません。 よって、この振込用紙もガセですね。多分、つい最近になってねつ造されたものでしょう。郵便局のシステムをそれなりに利用でいる権限のあるものが関係していたはずです。 結局、この振込用紙の件も、非常にインチキくさいものですね。いつまでこういったインチキをやっているのでしょうか。なんでもかんでもでっち上げればいいというものではないでしょう。こんなことをやっていたら、本当に日本は滅亡しますよ。 2017年03月18日22時35分 武田信弘 ジオログ(http//geocities.yahoo.co.jp/gl/taked4700)はヤフーブログ(http//blogs.yahoo.co.jp/taked4700)へ移行しました。CN:111143 SN:4114
|