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昭恵夫人に籠池理事長…急に爆弾を抱え込んだ安倍首相の本音 最長政権樹立のために、切るものは切る?
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51189
2017.03.14 週刊現代 :現代ビジネス
妻の好きにさせておくのが愛情――「寛大な夫」をアピールしてきた安倍総理だが、今度ばかりは度をこしていた。出るわ出るわ、昭恵夫人のうかつな言動。このままだと、共倒れになりかねない。
■「昭恵のせいで」
〈魚座の新月。全てを最善として受け入れ、大きな流れにゆだねる〉
安倍総理の妻・昭恵夫人は、夫が国会で集中砲火を浴びる最中、頻繁に更新しているフェイスブックにこう書き込んだ。
自分の落ち度で夫を大ピンチに追いやったことも「運命」――天真爛漫な言動で知られる「アッキー」らしい。
しかし、一方の安倍総理は「何で昭恵のせいで、オレがこんな目に遭わなきゃならないんだ」と、怒りに打ち震えている。官邸スタッフが言う。
「昭恵さんはこの件が国会で騒がれるようになって以来、知人の前で涙ぐみながら弁解することもある。家での夫婦の会話は、すれ違いでほとんどなくなっていると聞きますが、今回ばかりは総理も堪忍袋の緒が切れた。相当強く叱責して、言い合いになったそうです。
総理は、官邸でも『籠池(泰典・森友学園理事長)さんは、昭恵の人脈なんだがなぁ』と言ってため息をついたり、『今日の国会質問は、森友(学園)はいくつ入ってる?』と朝のレクでしきりと確認したりしています」
昭恵夫人が「名誉校長」に就任していた、学校法人森友学園が大阪・豊中市に4月開校予定の「瑞穂の國記念小學院」。この小学校の土地取引に関する不正疑惑で、安倍総理は国会で連日、野党に問い詰められて苦しい答弁を続けている。全国紙政治部デスクが言う。
「2月27日には報道各社の官邸キャップを集めて、赤坂の中華料理店で急遽会合を開きましたが、話題の中心は終始、森友学園のことだった。
『森友側には、名前を貸してくれと言われた。NPO法人の顧問になってくれと頼まれることはよくあるから、最初はそれだと思っていた』『でも、法に触れるようなことは一切やっていない。民進党が、私が森友に便宜を図ったかのようなレッテル貼りをしてるんだ』としきりに訴えていました」
こんな時に、総理に呼ばれて会食に応じる記者も記者だが、総理の焦りはいよいよ本物だ。
「家庭の幸福は、妻への降伏」
安倍総理はかねがね、こう言って講演のとき笑いを取っている。その言葉通り、総理は昭恵夫人が自由奔放に友人知人の輪を広げ、興味が向いた場に顔を出し、時には政府の方針と正反対のことを公言しても許してきた。
いきなり会社を立ち上げ、居酒屋経営を始める。東日本大震災の後、東北沿岸部に建設されている巨大防潮堤に猛反対する。もちろん脱原発派だ。
さらに、本誌昨年11月12日号での小池百合子東京都知事との対談で、昭恵夫人はこうも言った。
〈いまは大麻に興味があるんです。ひとつは医療用。もうひとつは「祈祷用」。日本古来の神とつながる精神性を得るためには、日本製の麻を使う必要があると思うんです。「日本を取り戻す」ことは「大麻を取り戻す」ことだと思っています〉
折しも、高樹沙耶ら有名人が大麻で逮捕され、話題になっていた時期。世間はアッキーの天然ぶりに唖然とした。
■アッキーは私人ではない
日頃の生活でも、昭恵夫人は深夜まで飲み歩き、超多忙のはずの安倍総理のほうが早く帰宅することもしばしば。総理の食べる朝食は母・洋子さんが作ることが多く、一時は「私邸の1階と2階で別々に寝る『家庭内別居』状態だ」と噂されたこともあった。自民党ベテラン議員も言う。
「昭恵さんは結局のところ、世間知らずのカネ持ちのお嬢さんですからね。いつか奥さんのことで足をすくわれるんじゃないかと思っていたけど、まさかここまで大ごとになるとは。昭恵さんのことだから、池袋の行きつけのバーにでも行って、またヤケになって飲んだくれてるんじゃないか」
安倍総理が直接、国と森友学園の土地取引に関与したことを示す物証は、いまのところ出ていない。不透明な取引の全容を知るはずの近畿財務局が「当時の資料は破棄してしまったので、もうない」と言い張っている以上、籠池氏本人に真相を質さねば、国民の疑念と怒りはとうてい収まらない。
だが安倍総理にとって、籠池氏が公の場に出るのは最悪の事態だ。前出の官邸スタッフが言う。
「再審議の末に開設認可取り消しとなれば、籠池氏はブチ切れて、総理との関係も含めて全部喋ってしまうでしょう。一方で、国会に証人喚問されれば何を言い出すか予想もつかない。かくなるうえは、認可を先延ばしして、少しでも時間稼ぎをするしかない。小学校の入学希望者はいまや30人を切りそうだという話ですから、いずれにせよ4月の開校は不可能です」
これまでにも、鴻池祥肇参院議員、故・鳩山邦夫衆院議員の事務所参与など、複数の政治家ないし関係者が籠池氏から「陳情」を受けたことが明らかになっている。森友学園スキャンダルは日に日に拡大しているのだ。
日頃、経産省や外務省から出向してきた「内閣総理大臣夫人付」の秘書とともに行動している以上、昭恵夫人が「私人」であるという安倍総理の主張は通らない。
■カネカネカネの籠池理事長
昭恵夫人が心酔していた塚本幼稚園。その園長である籠池氏とは、いかなる人物なのか。
今回本誌は、塚本幼稚園に子供を通わせていた複数の保護者に取材した。同園では、子供たちに「安倍総理がんばれ」と言わせるなどの常軌を逸した「教育」が行われていたことが明らかになっているが、おかしな点は他にも山ほどあったという。
「塚本幼稚園では、園長先生(籠池氏)や副園長(籠池氏の夫人の諄子氏)に逆らう親の中には、副園長直筆の手紙を渡され、『シナ人』『韓国人』と言われた人もいます。同学年に、『子供に中国語を習わせている』という親御さんがいたのですが、その方が退園された後、園長は『あいつはシナ人や!』と言いふらしていましたね。
運動会のときも、万国旗から中国と韓国の国旗だけ切り取って使うという徹底ぶりです。でも、塚本幼稚園ではそういう園長・副園長の言動が多々あるので、もはや感覚がマヒしてしまっていました」(母親)
小學院をめぐる今回の騒動が明るみに出る前、ネット上では、籠池氏が以前経営していた大阪市内の「南港さくら幼稚園」('14年に閉鎖)の保護者がこう訴えていた。
〈園長の考えの根本に、「園長、副園長よりも、保護者は立場が下である」ということがあります〉〈「保護者より上の園長、副園長に意見するのが間違っている」と恫喝されました〉
塚本幼稚園でも、この方針は変わっていないようだ。別の母親も言う。
「うちではありませんが、園長に『朝ごはん何食べて来たの』と聞かれて『シリアル』と答えると、『それは犬の餌や!』と怒鳴られた子もいたそうです」
保護者の中には、「英語教育が充実している」という謳い文句を信じて、塚本幼稚園を選んだ人も少なくない。しかし、「実際に入ってみると、『英語の授業は去年なくなった』と言われた。でも英語はやらないのに、『論語』は覚えさせようとするんです」(前出の母親)
籠池氏は園のホームページに掲載しているコラムで、幼児期の英語教育について、
〈日本語を学ぶべき時に英語を学んでどうするのか、と思います〉などと述べているから、支離滅裂である。
塚本幼稚園では、籠池氏の長女・次女が教員として働いている。しかし、籠池氏と一般の教職員たちの間でもトラブルが絶えないという。
「先生たちも、園児の前で怒鳴られることがあります。園長と副園長が帰るときは、車が角を曲がって見えなくなるまで、先生は90度のお辞儀を続けてお見送りをしないといけないんです。
こんな調子ですから、先生がどんどん替わる。夏休みを境に来なくなったり、ある日突然いなくなったり……しかも、保護者には何の説明もない」
偏った考えを子供たちに押し付けるのみならず、まるで「独裁者」のような振る舞いで大人たちをも圧する籠池氏。
「憲法改正に賛成します」という署名に協力するよう保護者に強要したり、NHKの籾井勝人前会長を擁護するハガキをNHKに送るよう言うこともあった。小學院開校のための寄付金も、一口1万円、または5万円で募っている。
「運動会以外の行事は撮影禁止で、学園側が撮ったDVDを買え、ということでした。『レンズ越しに我が子だけを見るのではなく、全体を見なさい』と。それはいいとしても、DVDが約3万円と高いんです。よほどお金に困っていたんですね。
一番信じられなかったのは、大阪市には私立幼稚園に子供を通わせている世帯が幼稚園経由で申請できる補助金があるのですが、うちの子が退園することになった後、『手続きをやる気がしない』と言われ、申請用紙を渡してもらえなかった」(前出の母親)
■新たな疑惑
籠池氏は〈人は信義に反することはしてはダメ〉(前出のコラムより)と述べているが、何をか言わんや、である。
小學院開設をめざしていた籠池氏が、カネに困っていたのは本当だろう。今回、新たに興味深い事実をつかんだ。ある大阪府議が言う。
「籠池氏の自宅の登記簿を見ると、'11年10月に土地・建物に対してそれぞれ2500万円ずつ、計5000万円の抵当権が設定されている。ところが、わずか3年半後の'15年3月、どちらも抵当から外されているんです。
森友学園に国有地を売却することが決まったのが同時期の'15年2月。このころ、籠池氏は『大口の寄附金を確約する文書をもらった』と府に報告しています」
個人的な負債解消のために、学校開設費を流用したと疑われてもおかしくない、奇妙な符合だ。
今年に入って安倍総理は、「来年の総裁選に勝ち、次の総選挙でも圧勝をおさめて、戦後歴代最長政権を樹立する」というシナリオを前提にして行動してきた。しかし、昭恵夫人の軽率な行動から、その夢がいま、音を立てて崩れようとしている。
かくなるうえは、昭恵を「切る」しかない――今の安倍総理ならば、そう判断しかねない。前代未聞の「現役総理の離婚騒動」が、現実のものになるかもしれない。
「週刊現代」2017年3月18日号より
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