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再選の藤井浩人氏が語る 「美濃加茂市長収賄事件」の真実 逮捕・起訴は国家によるイジメ(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/17/senkyo222/msg/311.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 3 月 13 日 09:30:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

 


再選の藤井浩人氏が語る 「美濃加茂市長収賄事件」の真実 
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/201093
2017年3月13日 注目の人 直撃インタビュー 日刊ゲンダイ

  
   出直し市長選で再選した藤井浩人氏(C)日刊ゲンダイ

出直し選で市民との信頼関係を再構築

 全国最年少の28歳という若さで市長に当選し、注目を集めた1年後、突然、受託収賄罪などで逮捕、起訴という最悪の体験をしたのがこの人だ。1審の名古屋地裁では無罪判決を勝ち取ったが、2審・名古屋高裁で逆転有罪判決を受け、「信を問いたい」と首長を辞職。今年1月の出直し選に挑んだ結果、8割以上の得票率を得て圧勝した。市長の任期満了日が6月1日と迫る中で出直し選を行うことの是非や、「司法判断を選挙争点にすべきではない」といった否定的な意見もあった中で、あえて出直し選に挑んだ動機は何だったのか。

■事件についての情報は常にオープン

――出直し市長選で再選されたことをどう見ていますか。

 まず、曲がりなりにも3年半、市長職を務めてきたことに対して一定の評価をしていただけたのではないかと感じています。市長に初当選した時期はちょうど、ソニーが市内の子会社の工場を閉鎖したり、工業団地の企業誘致がなかなか決まらなかったり、と経済的な課題を抱えていました。当市は人口5万6000人の小さな町です。その中で、「現場第一主義」を掲げて一つ一つの課題解決に取り組んできた結果、うまい具合にソニー跡地に進出する企業も、工業団地の企業誘致も決まり、大きな課題はクリアできました。こういう地道な姿勢が評価され、今後の期待につなげていただいたのではないか。

――裁判が選挙に影響しませんでしたか。

 当然ながら、裁判で逆転有罪判決が出た影響があったことは否めません。ただ、私は逮捕の段階から車座集会などで市民と向き合い、直接、説明をしてきました。裁判の中身、経過については主任弁護人の郷原信郎先生のブログを通じて詳しい情報を取れるようにしましたし、市民から「話を聞きたい」という話があれば、時間の許す限り、自分の話せる範囲で説明してきました。どういった経緯で逮捕、起訴されたのか、1審で無罪判決が出た時も、2審の有罪判決の時もそうやって情報を常にオープンにしてきたつもりです。その結果、多くの方々からご理解を得られたからこそ、あれだけの得票になったと思います。

――市民の間では、出直し選に対する批判的な意見もあったと聞きました。

 確かに5月に市長選があるのだから、辞めなくてもいいじゃないか、との声はありました。他方、有罪判決が出た市長がこのまま首長職にとどまっていいのかとの意見もありましたし、司法判断を選挙争点に持ち込むのはおかしいとの論調もありました。ただ、私自身が選挙戦で市民に対して有罪、無罪の判断の是非を問うたことは一度もありません。

――賛否両論がある中で、それでも、選挙に踏み切った理由は何でしょうか。

 私が政治家として大事にしているスタンスは、市民の方々と直接会話をして、一つ一つの問題をクリアしていくことです。格好いい言い方かもしれませんが、要するに政治家と市民双方の信頼関係が重要なのです。とりわけ、我々のような小さな町ほど必要で、信頼関係があってこそ、市政運営もスムーズに進めやすく、多くの成功事例を積み上げることができると考えています。それが今回、私が有罪判決を受けたことで市民との信頼関係に「曇り」が生じてしまいました。

――市民との信頼関係にひびが入ったと。

 例えば、よく支持者から、こんな声を多く聞きました。「私は市長を応援している。信じているから、このまま市長を続けてほしい。でも、私の周りの他の人がどう思っているか分からないから(表立って)応援しづらい」と。なるほど、有罪判決が出た市長が果たしてこのまま仕事を続けられるのか、と思うのは当然です。この言葉を聞いた時、信頼関係をあらためて構築するには、やはり出直し選挙が必要だと判断しました。あえてそういう厳しい声が出ている逆風だからこそ、選挙しなければいけないと思ったわけです。

  
   取り調べは「つらかったし、怖かった」(C)日刊ゲンダイ

恫喝・恐喝の取り調べはドラマよりも壮絶

――ところで、警察の取り調べで「美濃加茂市を焼け野原にする」と言われたそうですね。実際はどういう状況でしたか。

 ファイルを机にたたきつける。耳元で大声で怒鳴りつける。取り調べはある意味、恫喝・恐喝でした。テレビドラマの取り調べよりも壮絶なものでした。そもそも警察は「藤井さんが話をしなくても証拠はすべてそろっている。あなたが何を話そうが、話すまいが、関係ありません」と言っていたにもかかわらず、毎日何時間も恫喝・恐喝まがいの取り調べをずっと続けるわけです。こういう捜査は非常に問題があると思ったし、何かおかしいなと思っていました。

――特に印象に残っている場面はありますか。

 警察は「藤井さんの支援者は経営者が多い。警察が捜査で会社に行くっていうのは、それだけで経営者にとっては迷惑だし、場合によっては困ることがあるかもしれません。あなたが話をしないとそういうところにも捜査は行くんですよ」と。さらに私が手掛けていた塾について「捜査官が子供たちのところに行かなければいけない。それをやめさせたいのであれば、あなたが罪を認めるしかない」と言われたことです。長時間の取り調べで、精神的に不安定な状態が続く中、「証拠が全部そろっていて、おまえはどのみち有罪になるのだから早く話せ」と迫るわけです。支援者や子供たちにも影響がある―─と言われた時は、つらかったし、怖かったですね。

■逮捕・起訴は「国家によるイジメ」

――2審の逆転有罪判決に対してはどう思いましたか。

 正直、裁判長の方から懲役1年6月、執行猶予3年と言われて一瞬、何も考えられなくなりました。ただ、警察が証拠もないのに私を逮捕し、裁判所もスムーズに勾留を決めた経緯を思い出し、「まだ戦わないといけないんだな」と思いました。

――大阪地検特捜部の証拠改ざん事件などで、捜査当局の「筋書きありきの捜査」が問題になりました。今回の経緯を聞いていると、体質は変わっていないように感じます。


 正直、怖いですね。裁判(という手法)があるとはいえ、国家権力には抵抗のしようがありませんから。国家によるイジメみたいなものです。

――他方、大臣室で業者から現金を受け取り、秘書が公的な事業に“介入”しながら何らおとがめなしの国会議員もいる。今の司法は「法の下の平等」に反していると思いませんか。

 何ら証拠がない事件に執着する一方で、目をつぶっている事件があるとするならば、警察・検察としてぜひ、襟を正していただきたいと思います。私も警察官だった父親から、正しいことは正しい、不正は不正という正義感とは何かを背中で教えられてきましたから。

――逮捕、起訴から判決、出直し選に至るまでのメディア報道については。

 私は地元記者とは良好な関係を築いていると思っていますが、時々、何か大きな力が働いたのではないか――と、驚くほど論調が百八十度変わることがありました。出直し選も、私は司法にモノが言いたかったわけではありません。あくまで市民との信頼関係の構築です。それなのに三権分立の原則に抵触する、という記事を大きく載せるわけです。報道機関は、もっと本質を読み解いていただいてほしいと思います。

――裁判を抱えた中で、今後の市政をどうかじ取りしていくつもりですか。

 今回の事件を通じて、若い世代から「自分の町について真剣に考えるきっかけになった」との声を聞きました。市民が本当に必要としているのは何か、そのために今、何をすべきなのか。これからの国、市の将来はどうあるべきか。30〜40年後を見据え、市民の皆さんと考えて行動していける市政をつくることが私に求められていると思っています。

(聞き手=本紙・遠山嘉之)

▽ふじい・ひろと 1984年、岐阜県生まれ。名古屋工大工学部卒、同大大学院退学。学習塾塾長を経て、2010年10月の美濃加茂市議選に立候補し、1602票を獲得してトップ当選を果たす。13年6月の同市長選に無所属で立候補。市議会最大会派が擁立した元市副議長を破り、当時28歳の全国最年少で市長に就いた。

◇美濃加茂市長収賄事件
 2014年6月、藤井市長が市議時代に自身の出身中学校への浄水プラントを設置させた見返りに名古屋市内の浄水設備業者社長から現金30万円を2回に分けて受け取った疑いがあるとして、愛知、岐阜両県警の合同捜査本部は受託収賄容疑などで藤井市長を逮捕。1審の名古屋地裁は贈賄側の社長の供述が二転三転するなど信用性に疑問が残るとして、15年3月に無罪判決。だが、2審の名古屋高裁は社長の供述は「通常の記憶の減退の範囲内」として、1審判決を破棄し、有罪判決を言い渡した。現在、上告中。












 

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コメント
 
1. 2017年3月13日 11:03:58 : GzDjNNQDbo : UATvs9fWWMU[50]
甘利事件の見逃しのことでしょ。

2. 2017年3月13日 11:44:33 : fq2LET9Crc : Z1MVX8XlznI[364]
最近の司法は国家権力には弱いから、結局最高裁で有罪となり失職するかもね。
5月の市長選までに結論を出して欲しいね。

なんといっても検察のメンツがかかってる案件だから、裁判所も簡単に無罪を出せないのが現実なのかな。

郷原さんがいくら頑張っても門残払いでは力を発揮できないから。

勿論、逆転無罪を期待しているんだけど、この裁判は真実がどうあろうと無関係に、裁判官や検察などの意向だけで決まっていくんだろうな。


3. 2017年3月13日 12:39:55 : ZnvCobnqN2 : IBsXJVhucyA[4]
"若いのに生意気だ"と気に入らない人がいて、そっから始まったことなんだろうと想像される。

4. 2017年3月13日 21:08:40 : hUkJW5PNLO : vS5oQ06@H3c[316]
不都合な 奴は排除だ 見せしめで

5. 2017年3月13日 22:45:06 : X5UqN1wZxU : FJEMLl6WwC0[1]

小沢氏の(公認会計士も適法だと裁判で証言した)

収支報告書の「期ズレ」を

政治資金規正法違反だと冤罪をでっち上げた、

まやかし検察。

正義の味方ヅラし、税金を使って納税者を裏切る、

ヤクザにも劣る、人間界にもおれぬ、

畜生以下の鬼畜検察だ。

よくもまあ人間サマの顔をして

街を歩けるものだ。

この犯罪こそ、暴かねばならぬ。



6. 2017年3月13日 23:14:00 : mp6fw9MOwA : XTWWyuFax_s[78]
高裁の村山判決は法と正義を無視し、検察の敗北を阻止する違法判決と近い将来弾劾されるだろう。
検察・裁判所は独立した存在であるべきだが、判検交流との違法行為により癒着した組織になっている。
森友事件に関して捜査に着手しないのも安倍政権を忖度した巨悪には近づかないとの論理だろう。
最近時には裁判所がガス抜きの為に検察敗北の判決を出してはいるがこれは微罪であり、国民に裁判所は適性判断しているとのイメージを植え付ける3文芝居であろう。
村山を使い無理な有罪判決を出させたのも、袴田事件での村山は正義の味方とのイメージで、美濃加茂事件でも法と証拠をよく吟味する筈だと国民が納得するはずとの読みがあったと思われるが、裁判の履歴を知る人が吃驚する違法判決であった。
3文芝居の筋書きで裁判を強要する最高裁事務総局は知恵ある国民から、知恵の無い暴力団と思われている。
国民を欺くにはそれなりの知恵を使ってほしい。

7. 2017年3月14日 19:17:49 : GCuQ1HVYfk : IXhdKzwWh7o[83]

美濃加茂市長のお膝元でも加計学園疑惑のような話があります。
安倍ちゃんは関わってないけどね。

岐阜県所有の旧生物工学研究所跡地を木沢記念病院という私立病院が総合医療センターを新設するための土地を市が随意契約で無償譲渡する話が急ピッチで進められた上に50億円の助成金を要請されていたという話で、とっても構図が似ているのです。
公募することになっても他の医療法人の応募が見込まれない点も同じ。

自民党が強い岐阜県。
柘植宏一さんという無所属の美濃加茂市会議員さんが孤軍奮闘されています。

詳しくは美濃加茂市議会の議事録より
長いので全部転載できませんが、
柘植宏一議員の発言を拾ってみてください。


http://www.kaigiroku.net/kensaku/cgi-bin/WWWframeNittei.exe?A=frameNittei&USR=gifmins&PWD=&XM=000000000000000&L=1&S=15&Y=%95%bd%90%ac28%94%4e&B=-1&T=-1&T0=-1&O=-1&P1=&P2=&P3=&P=1&K=109&N=517&W1=&W2=&W3=&W4=&DU=0&WDT=1

【平成28年3月 定例会(第1回)-03月10日−03号】
P201〜抜粋

◆12番(柘植宏一君)の質問

[前略]

 初めに、総合医療センターについてであります。
 12月議会での私の一般質問における、協定書どおり厚生会木沢記念病院に売却すべきとの意見に対し、なぜ、一民間病院に有利な条件をもって売却するのかという意見が寄せられました。私なりに事業実施の経緯を説明し、理解を求めましたが、総合医療センターの完成を心待ちにしている方がいる一方、こうした反対意見も多数あるのが現状だと思います。

 旧生物工学研究所跡地における総合医療センター整備事業については、平成24年3月8日、渡辺直由前市長と社会医療法人厚生会山田實紘理事長の間で締結された「地域医療体制の強化に関する協定書」に基づいて進められてきました。本協定に関しては、議会への事前の協議はなかったものの、その政策的妥当性を受け入れ、以後、議会は一貫して事業遂行のための予算措置に同意してきました。売却におけるプロポーザル方式の検討が行われるなど、協定書の内容が履行されない可能性がある現在、総合医療センター整備の事業化の経緯などを振り返りながら、改めて美濃加茂市のとるべき方策について議論を深めたいと思います。

 協定書締結時における、経緯と根拠等について4点お尋ねをいたします。

 1.旧生物工学研究所跡地を総合医療センター整備に活用することとした経緯について。
 2.美濃加茂市自身による跡地活用の議論はどうであったか。
 3.社会医療法人とは何か。一般医療法人との違いは何か。
 4.当初、木沢記念病院は市民病院の役割を担っているとの説明がありましたが、その意味は何か。現在も同じ認識にあるのでしょうか。

 次に、現状と課題について2点お尋ねをいたします。
 1.協定書における一者随意契約に違法性があるとの認識であろうと思いますが、どのような法律に抵触いたしますか。
 2.プロポーザル方式による公募も含め検討中とのことでありますが、木沢記念病院以外に該当事業者があるのでしょうか。
 
[後略]

P.203 ◎ 副市長(海老和允君) の答弁

◎副市長(海老和允君) 私からは、旧生物工学研究所跡地、いわゆる(仮称)総合医療センターについてお答えします。

 平成21年10月に岐阜県から平成22年3月で生物工学研究所を閉鎖するという申し入れがあり、平成22年4月には、当該研究所跡地についての市の購入意思を確認したい旨の申し入れがありました。公的用地にできないかと私どもも検討しましたが、財政的に購入は無理と判断をいたしました。

 木沢記念病院が手狭になってきていたこともあり、厚生会に照会したところ、当面は具体的な計画はないが、ぜひ取得したいとのことでした。それを受け、市は県に対し、厚生会に直接売却してほしいと依頼しましたが、県は民間企業に随意契約で売却することはできないとして断られました。そこで、市が仲介に入り、県から取得し、その後、厚生会に譲渡する内容で市と厚生会との間で協定を締結しました。

 平成20年に厚生会が社会医療法人となられていました。社会医療法人は、市民病院と同様に法人税を納める必要もなく、その収益は機器の更新または市民の健康増進に使用されます。解散した場合にも、他の社会医療法人または国に帰属することになっております。そのことから、その当時は、市としては半公的、いわゆる市民病院の役割を担うものとの解釈でいました。

 しかし、50億円の助成金の要請があったときに、旧生物工学研究所跡地の件について、市民からも高い関心と注目を浴びるようになったことから、弁護士にも相談し、判断を仰ぐことといたしたところ、社会医療法人であろうとも一民間企業にすぎないとのことでした。今後、売却については、明確な根拠をもって適切な方法及び金額を提示して行うことが前提であり、現在、譲渡実施に向けての内部協議を進めているところであります。

 また、随意契約の課題については、地方自治法第234条に契約の規定がありますけれども、ここでは随意契約は地方自治法施行令第167条の2、施行令の規定にはまっておるものを随意契約ができるということが法律に書いてあります。私どもとしては、事業規模とか価格、市民への影響で1社にしなければならない理由というのは慎重に対応しなければならないというふうに考えておりますし、市には美濃加茂市契約規則というものがありますし、美濃加茂市随意契約指針というものがあります。そのところで随意契約の規定もしておりますので、こういうところから慎重に判断しなければならないというふうに考えております。

 それから、公募した場合、病院があるのかどうかということですけれども、市民病院的な機能を発揮できる病院は国内では十分あるというふうに考えております。


-----以上、引用終わり-------------------------------


藤井市長は市民への情報公開が不十分として平成26年2月時点で慎重な姿勢をとっていました。

【平成26年2月 臨時会(第2回)-02月12日−01号】
P9〜抜粋
◆ 11番(柘植宏一君) の質問

◆11番(柘植宏一君) 1つ目のことですけれども、やはり臨時議会を1月、2月連続で開かなきゃいけなかったということは、議案の提案者は執行部ですけれども、そこには十分な検討がなされていなかったというところがあるわけですので、そうしたことは反省材料かなあというふうに思っております。

 それから2つ目を飛びまして3つ目、県の関係ですけれども、今いみじくも海老副市長が言われましたように、一医療法人に随意ではできないと県が判断をしたところを、美濃加茂市はできるということを踏み込んだわけですよね。それは一つの政策判断だと思うので、それ自体が悪いとは全然思っていないわけですけれども、そうした現状があるということは、僕らは認識しておかなきゃいけないというふうに思うわけですよね。

 結果的に、本来ならば今の時期に無償譲渡をして、そして厚生会が着手をしてしまうということに対して、私は非常に疑問を持たざるを得ない状況にあるわけですよね。もしこの補助金が年度を1年おくらせながらできるものであれば、この議案も後回しにできただろうというふうに思うので、改めて聞いてみました。

 それで、地価と固定資産税ですね。償却資産もあるわけですので、億を超える額が毎年減免されていくわけですよね。そして、今現在の厚生会に関しても、美濃加茂市は、ちょっと金額はわかりませんが、1,000万円単位の補助を結果的にしているということになります。そうしますと、今回の総合医療センターを整備することで、そうした固定資産税の免除と、もちろんこの償却資産に関しては、必ずしも大きな施設が建つとは限らないわけですけれども、少なくとも土地に関しては確実にあるわけですし、住宅でいえば200戸とか何かという戸数がつくれるのではないかと思いますが、そうすると年に10万円来るということになると2,000万円ぐらいの税収が本来あるべきだということになります。

 そうしたことを考えますと、固定資産税を免除する額、あるいはそうでなかったら本来美濃加茂市に入る税額というようなもの、それを本当に美濃加茂市民の医療のために、仮に何千万円というお金を使えたら、一体何ができるだろうということも考えるわけですよね。

 そんなことを常々考えながら、今回の無償譲渡案件を非常に迷っておるわけですけど、最後にちょっと1点お聞きしたいんですけれども、市長に直接お尋ねしたい。

 今、海老副市長が担当されておる。この総合医療センターは協定書に基づいてやるということで、私も了承します。特別交付税どうの、補助金どうのこうのということですね。あるいはいろいろ提案をしていましたが、そこには進まないということで、執行部の方針はわかりましたが、その上で、これを積極的に位置づけていくものか、どういう形でこの市民病院的な役割の部分をどういうふうに位置づけていくか、そしてそれをどうやって厚生会さんと情報交換をしてつかんでいくということははっきりしないと、今後の附帯的な工事の中で、美濃加茂市が支出を、判断を迫られるところもあるわけですけれども、そこの確かなところを、やっぱり執行部の立場を決めておかないと、このまま行ったんでは、一体全体計画はどうなのか、あるいは市はどこまでやるのか。

 そして、議会は今回賛成すれば、議会も責任をとります、それから無償譲渡、造成をして売却する、あるいは造成の契約にも賛成をしていくわけです。
議会も責任をとっていかなないといけないわけですけれども、そうした判断の中で、市としてどこまで、どういう形で本当にやろうとされておるのか。
そこの市長としての考えもしっかり出していただくことが私たちの判断材料にもなりますし、お互いの今後の事業を形づくっていく上で、一つの基礎となるというふうに考えますので、その点を少し、市長の姿勢をお尋ねしたいと思います。
 (「議長」と呼ぶ者あり)

P.11 ◎ 市長(藤井浩人君)の答弁

◎市長(藤井浩人君) 御質問いただきましたので、市としてこの総合医療センターの新設についての考え方ですけれども、基本的には先ほどからの協定が基本になるという前提になりまして、議会のほうも通させていただいたということですので、あれが大前提になる上なんですが、今後、先ほどから社会医療法人というものの位置づけが、公的な目的といいますか、市民病院的なということもなかなか言葉では表現しづらい部分もありまして、市内ではほかにも病院があるわけで、市民にとっては確かに市民病院的な存在であることはひとつ理解はできることなんですけれども、そういった面でどれぐらいの規模を市として期待するのかということもそうなんですが、あちら側としてもどういったものをつくる予定であるかという具体的な計画等も、協定を結んだときと比較をしても、病院側の予算をつくる上でも、経済状況がいろいろ変わってきて、仕入れ等の物価が上がったとか、そういった話も出てきている中で、開かれた形でしっかり情報を市民にも公開した上でこの問題は進めていかなければいけないのではないかというところで、先ほども1月、2月に続けてこういった臨時会をという話もそうなんですけれども、市としてもかなり急に、協定後、話が進んできておりますので、しっかりそこは議会の皆様方とも、情報を確実に公開した上で詰めていくということしか、私としても言えないのではないかなと思っておりますので、これは市民の方に理解される上で、また今後煮詰めていきたいということで答弁させていただきたいと思います。
 (「議長」と呼ぶ者あり)


-----以上、引用終わり-------------------------------

(参考)
木沢記念病院の山田實紘理事長はライオンズクラブの第99代国際会長に就任するような地元の名士。

新築移転する木沢記念病院(仮称総合医療センター)の概要

http://kizawa-memorial-hospital.jp/news/detail/?id=6&category_id=3&year_and_month=


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