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PKO撤収<治安悪化、追い詰められた末の決断> 首相「死者出たら一巻の終わり」「政権、吹っ飛ぶ」<平和維持より政権維持>
http://www.asyura2.com/17/senkyo222/msg/222.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 3 月 11 日 06:15:14: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 



首相「死者出たら一巻の終わり」 探り続けたPKO撤収
http://www.asahi.com/articles/ASK3B65ZTK3BUTFK014.html
2017年3月10日21時50分 朝日新聞 後段文字お越し


南スーダンの首都・ジュバで活動する陸上自衛隊PKO派遣部隊の隊員=2016年11月


南スーダンPKO派遣をめぐる経緯

 「一定の区切りをつけることができると判断した」。安倍晋三首相は10日、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に派遣している自衛隊施設部隊の撤収方針を表明した。現地の治安情勢は悪化の一途をたどり、派遣部隊による「日報」問題が国会審議でくすぶり続ける中、政権はあくまで部隊活動の節目を強調している。

 「派遣開始からもう5年も経った。いつまでも派遣し続けるということにはならない」。自衛隊の南スーダンPKO派遣をめぐり、安倍首相は最近、周囲にこう漏らした。

 きっかけは昨年7月、首都ジュバで起きた大規模衝突だった。当時は国際協力機構(JICA)やNGOの職員らが現地に残っており、自衛隊だけ先に撤収させるわけにはいかないとの理由で撤収は見送られたが、政府内では「どこかで出口を見つけなければいけない」(防衛省幹部)との議論が浮上。菅義偉官房長官もこの日の会見で「昨年9月ごろから今後のあり方をどうすべきかとの問題意識から、国家安全保障会議(NSC)を中心に検討を行ってきた」と語った。

 政権は昨年11月、安全保障関連法に基づく「駆けつけ警護」の任務付与を決定。現地の国連司令部の要請などを受けて、離れた場所で武装勢力に襲われた国連職員らを助けに行くオペレーションを認めた。

 現地情勢は安定せず、派遣された自衛隊員のリスクが高まる状況に、政府内では「ひどい緊張状態が続いている」(防衛省幹部)との懸念が浮上。与党内からも「隊員が1人でも亡くなれば政権は吹っ飛ぶ」(自民党幹部)、「危機管理上、早く撤収した方が良い」(公明党幹部)との声が上がり始めた。

 派遣部隊が作成した「日報」問題をめぐり、野党側の追及は強まった。日報は、昨年7月の大規模な武力衝突を「戦闘」と記載。それでも、稲田朋美防衛相は国会の審議で「国会答弁する場合には、憲法9条上の問題になる言葉は使うべきではない」などと繰り返し、野党側は「資質に欠ける」として辞任を求めた。

 南スーダンPKOへの自衛隊施設部隊の派遣は、民主党の野田佳彦政権時代に始まった。2012年暮れ、民主党から政権交代を果たしてPKO派遣を引き継いだ頃から、安倍首相の念頭には「どこで区切りをつけるか」との思いがあったようだ。

 現地情勢の悪化が伝えられた13年末、首相は自らの肝いりで検討を進めていた集団的自衛権の行使容認に影響を与えることを懸念。当時、周囲には「ここで死傷者が出たら、いま進めようとしている政策の一巻の終わりだ」と漏らした。だが、「積極的平和主義」を前面に掲げている手前、最終的に撤収は断念した。

 今回、首相が語る撤収の理由に「治安」という言葉はない。当事者間の停戦合意などPKO参加5原則はなお維持されているとの姿勢で、派遣している施設部隊の道路補修などに「区切りがつく」という理屈を強調してみせた。

 首相らの説明には、足元の与党からもいぶかる声が上がる。ある防衛相経験者は語る。「実際には現地情勢について、PKO参加5原則に適合しないと、自衛隊の最高指揮官である総理が決断したのだろう」(小野甲太郎、相原亮)

     ◇

■南スーダンPKOをめぐる「日報」問題の経緯

2016年10月 ジャーナリストによる「日報」の情報開示請求を防衛省が受理

   12月2日 防衛省が「廃棄した」として不開示を決定

     26日 河野太郎衆院議員(自民)の要請で再調査した結果、統合幕僚監部に電子データの残存が判明。稲田朋美防衛相には報告されず

2017年1月27日 稲田防衛相にデータ残存を報告

   2月7日 防衛省が戦闘が続いていた昨年7月の一部日報と、陸自中央即応集団(CRF)が作成する「モーニングレポート」を公表

     17日 12年の派遣開始以来、すべての日報が電子データで見つかったと防衛省が公表



<南スーダンPKO>一転、5月末撤収「治安悪化ではない」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170310-00000133-mai-pol
毎日新聞 3/10(金) 21:18配信

 政府は10日、国家安全保障会議(NSC)を開き、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に派遣している陸上自衛隊の施設部隊を5月末をめどに撤収することを決めた。安倍晋三首相は「南スーダンの国造りが新たな段階を迎える中、自衛隊が担当している施設整備は一定の区切りを付けることができると判断した」と記者団に説明。菅義偉官房長官は記者会見で「治安の悪化は要因になっていない」と強調した。

 南スーダンPKOへの施設部隊派遣は民主党政権時代の2011年12月に閣議決定。5年間で延べ約4000人が派遣され、道路整備などに当たってきた。昨年11月に派遣された現在の11次隊(約350人)には、安全保障関連法の施行で可能となった「駆け付け警護」などの任務が初めて付与された一方、民進党などの野党は治安情勢の悪化を理由に撤収を求めていた。

 「積極的平和主義」を掲げる安倍政権は、南スーダンPKOを重視する姿勢を内外にアピールしてきた。首相は「南スーダンの平和と発展のためにできる限りの貢献を行っていく」と人道支援は続ける考えを表明。国連南スーダン派遣団(UNMISS)司令部への要員派遣は継続する。

 政府は撤収決定に先立ち、柴山昌彦首相補佐官を南スーダンに派遣した。柴山氏は9日、キール大統領と会談。大統領はこれまでの支援に謝意を表し、撤収に理解を示したという。また、米ニューヨークでも同日、別所浩郎国連大使が国連PKO事務局に撤収方針を説明した。

 自衛隊部隊の活動する首都ジュバでは昨年7月、政府軍と反政府勢力の大規模な武力衝突が発生。当時の派遣部隊の日報に「戦闘」と表記されていたことも発覚し、野党は「政府は治安の悪化を隠蔽(いんぺい)している」と批判を強めていた。

 撤収決定を受け、民進党の蓮舫代表は「撤収の判断は評価するものの、率直に言って遅きに失した」との談話を発表。「一定の区切り」との撤収理由を「誠実な説明とは思えない」と批判した。【村尾哲】







































 

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コメント
 
1. 2017年3月11日 06:53:33 : eUTpkAQIBY : _ykxv7Bctt8[94]
今更、、
しかもわざわざこのタイミング・・・


2. 2017年3月11日 07:10:59 : svvGZGNtJg : mk2ulHW6KNk[3]
クローズアップ2017
南スーダン撤収 活動「一区切り」強調 政府、本音はリスク回避
毎日新聞2017年3月11日 東京朝刊

 政府は10日、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に派遣している陸上自衛隊の施設部隊を5月末に撤収させる方針を決定した。道路整備などの作業が一定の成果を上げたことを理由にしているが、現地では安定化の兆しが見えていない。隊員の安全確保に加え、国民の間で派遣に対する懸念が高まっていることに配慮したというのが実態だ。

 「5年という節目を見据えて昨年9月ごろから検討してきた」。菅義偉官房長官は記者会見で、派遣から5年を超える施設部隊の今後の在り方を半年前から検討してきたと強調した。

 政府は、施設部隊の活動が一区切り付いたのが撤収の理由と表向きは説明している。だが、治安悪化が続く中、隊員に死者が出れば「これまで築いた国民の信頼を一瞬で失う」(防衛省幹部)のは確実で、リスク回避の思惑があった。昨年7月に首都ジュバで政府軍と反政府勢力の大規模な武力衝突が起きてからは、南スーダンへの派遣に国民の理解が得られにくくなっているとの事情もある。

 一方、南スーダンは日本が参加する唯一のPKOで「積極的平和主義を掲げる安倍政権として簡単に撤収できない」との意見もあり、慎重にタイミングを探っていた。現在派遣している11次隊の派遣期間は3月末までで、延長に踏み切るか決断の期限が迫っていた。

 ジュバの治安は現在、小康状態を保っており、「事態が悪化してから撤退すれば国際社会から非難を受け、部隊の安全確保も難しくなる」(自衛隊幹部)と判断。道路整備などに成果があったことを理由に撤収発表に踏み切った。3月末までとしていた活動を2カ月延長するとともに、輸送などの撤収作業に当たる要員を追加派遣する方針だ。

 政府が10日公表した「活動終了に関する基本的な考え方」は、「道路補修は約210キロ、用地造成は延べ約50万平方メートル」と施設部隊の実績を列挙。「施設活動中心の支援から自立の動きをサポートする方向に支援の重点を移すことが適当」とし、施設部隊撤収の時期が来ていると強調した。

 11次隊には昨年11月、安全保障関連法に基づく新任務「駆け付け警護」と「宿営地の共同防護」が付与された。武器使用の範囲が広がり、治安が悪化した場合は、こうした危険な任務に隊員が従事する可能性が高まるとみられていた。

 政府は11次隊の派遣時に、PKO参加5原則に加えて「安全を確保しつつ、有意義な活動を実施することが困難な場合は撤収」との方針を示し、将来の撤収に向けた準備との見方も出ていた。

 今年2月には施設部隊が昨年7月に作成した日報に、憲法に抵触する「戦闘」の言葉が使われていたことが明るみに出た。稲田朋美防衛相は国会で「憲法9条上の問題になるので『戦闘』ではなく『武力衝突』という言葉を使っている」と答弁し、野党は「隠蔽(いんぺい)だ」などと追及。民進党は「シビリアンコントロール(文民統制)が十分機能していない」として、速やかな撤収を求めていた。

 防衛政策に明るい自民党議員は「自衛隊に死者が出たら政権が吹っ飛んでもおかしくない。野党から追及される材料が減ったという意味でも英断だ」と撤収方針を歓迎した。【村尾哲】

反政府勢力が乱立 内戦は泥沼化
 南スーダンでは事実上の内戦が再燃した昨年から政府軍兵士らによる住民に対する暴力が激化し、周辺国に逃れる難民が急増していた。国連の専門家は「民族浄化が進行」と繰り返し警告。政府軍幹部らの離反も相次ぎ、民族間の対立の激化が懸念されていた。

 南スーダンは2011年7月に独立したが、13年12月以降、政府軍と反乱軍による内戦状態となり、15年8月に和平協定が調印された。しかし、昨年7月には陸自部隊が活動するジュバで、政府軍と反政府勢力の大規模な戦闘が発生し、少なくとも300人が死亡。和平協定は破綻し、再び内戦状態に逆戻りしていた。

 この戦闘では自衛隊の宿営地の隣でも、反政府勢力と政府軍の間で2日間にわたり激しい銃撃戦が発生。PKO部隊の本部から約1キロの宿泊施設でも、援助関係者らが兵士に集団レイプされる事件も起きた。

 また、政府軍の副参謀長が先月、「民族浄化」に抗議して辞任を表明。政権打倒を掲げて武装集団を結成するなど、反政府勢力も乱立し、内戦の泥沼化が危惧されていた。一部地域では飢饉(ききん)も発生。国連によると、10万人が飢餓状態で、さらに100万人が飢餓寸前という。難民や避難民が大量発生し、農業が壊滅状態にあることが影響している。

 国連安全保障理事会は昨年8月、PKO部隊の増派を決議。南スーダン政府は何度か受け入れを表明したが、そのたびに強硬派の閣僚が「内政干渉だ」などと批判を繰り返し、半年以上たった現在も増派は実現していない。南スーダンのコルディット副情報相は10日、毎日新聞の電話取材に「今後も日本と緊密な関係を築くことを望んでおり、インフラ整備などでの貢献に期待する」と語った。【ヨハネスブルク小泉大士】

http://mainichi.jp/articles/20170311/ddm/003/010/068000c


3. 2017年3月11日 07:44:06 : eaD4xy4UCg : z3bYFhZZuM8[4]
国民がどれだけ反対しても、どれだけ根拠を正しても、必要ですから、重要なことですからと国民を無視して進めた政策をこんなに簡単に放っぽり出す。
今の政府が進めている他の政策も大した根拠も無いという証明ですね。
だったらさっさと東北震災復興、福島原発の現実的な対応、沖縄の辺野古基地の建設中止も、今回の要領でさっさとやれよ、何時までも臭い芝居を続けられると国が滅びますよ。

4. 2017年3月11日 09:03:28 : G7aT9nJK0w : P1VTm39lyJs[40]
そんなもん前からわかっていたことでな。
だがスピンのネタとしてこれを選んだところを見ると、森友問題は致命的と認識している事と万策が尽きていることが読み取れる。

5. 2017年3月11日 09:19:49 : 1RYhF7yTI2 : HOO2LsiaQKA[7]
安倍晋三の「一巻の終わり」を期待したい。

6. 戦争とはこういう物[1874] kO2RiILGgs2CsYKkgqKCpJWo 2017年3月11日 10:27:33 : 9PG0M0b68Q : jKnbezZWN40[517]
地デジ等大マスゴミで「自衛隊撤収に賛成ですか」「決めた首相を支持しますか」などと『世論調査』すれば、賛辞が圧倒するだろう。
こんな矛盾政策で支持率が上げられるなら、首相は楽な物である。

7. 2017年3月11日 14:14:55 : czEe4exro6 : kxdE6LWXnFU[1]
安倍晋三記念小学院事件にかなり追い詰められ、焦っている証拠。

森友で王手。
加計で詰み。


8. 2017年3月11日 15:47:09 : vBmUoYkQho : R@o1M20UO4U[4]
南スーダンPKO撤収、国連に戸惑いの声も
2017年3月11日10時29分 朝日新聞

 日本政府が、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)からの撤収を表明したことについて、国連事務総長の副報道官のハク氏は10日の定例会見で「主要な役割を果たしてきたことに感謝する」と述べた。ただ、日本の部隊が抜けた穴はすぐには埋まりそうになく、戸惑いの声も出ている。

 ハク氏は会見で、事前に約350人の施設部隊を撤収させる方針が伝えられたと明らかにした上で、日本は「たいへん貴重な機能」を果たし、「住民保護という国連の現地での取り組みにおいて主要な役割を担ってきた」と評価した。

 また、「国連は日本が将来の他のPKO活動に価値ある貢献ができるよう、日本政府と連携を続ける」とも述べ、新たな貢献への期待感も示した。

 ハク氏は「貢献国が、それぞれの時期に部隊を派遣し、撤収することはよくあることだ。できるだけ早く施設部隊の穴を埋めたい」とした。ただ、南スーダンが乾期に入り、戦闘のさらなる激化が懸念される中での撤収表明には、戸惑いの声も聞かれる。ある国連関係者は「(撤収までの)数カ月間で穴を埋めることは難しい」と話した。

 日本の別所浩郎・国連大使は10日、記者団の取材に応じ、施設部隊の派遣が5年に及ぶことや、民族融和を進める国民対話が予定されていることを指摘し、「適切な時期」と繰り返し強調。撤収を伝えた際、PKO担当のラズース国連事務次長から「自衛隊の良い仕事に感謝する」と謝意を伝えられたという。(ニューヨーク=金成隆一)

http://www.asahi.com/articles/ASK3C2JZMK3CUHBI005.html

国連も驚きのようだ。


9. 2017年3月11日 18:09:07 : xQoZn42Pr2 : 2ydlNWODHRI[2042]
隊員が死んだら
総理を辞めるとか言っていたからね
怖くなったんでしょ

10. 2017年3月11日 22:37:43 : 6j7IKTHdxc : U4hqCmIq6yw[9]

>国民がどれだけ反対しても、どれだけ根拠を正しても、必要ですから、重要なことですからと国民を無視して進めた政策<

にもかかわらず、こんな決断ができるとは思えない。
しかも脈絡なく唐突に。
本当は、戦死者が出たのではないか?
???


11. 2017年3月12日 06:45:02 : 9gRXn4X3yg : I449AE0sia8[1]
国連の南スーダンへの武器輸出制限決議に賛成しなかった責任は重い

日本の誇りのために、防衛大臣だけでも派遣しておくべきだ

彼もそう願っているはずだから!


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