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来日し、安倍晋三首相と握手するマティス米国防長官(左)=3日午後、首相官邸(宮崎瑞穂撮影)(写真:産経新聞)
安保条約5条の正体を教えてくれた安倍・マティス会談
http://kenpo9.com/archives/931
2017-02-04 天木直人のブログ
NHKのニュース速報から一夜明け、きょう2月4日の各紙は一斉に安倍首相とマティス米国防長官の会談を一面トップで報じた。
NHKと同様に、尖閣諸島に日米安保5条が適用されることが確認された事ばかりを強調している。
いいだろう。
おかげで国民は日米安保条約5条を嫌でも知ることになる。
あまりにも安倍首相や岸田外相が安保条約5条の適用が確認された、されたと、まるで大手柄のように強調するものだから、各紙も参考までに安保条約5条の条文とは一体どういうものかを引用せざるを得ない。
日米安保条約5条には何と書かれているのか。
(日米両国は)日本国の施政の下にある領域における、いずれか一方への武力攻撃が、自国の平和と安全を危うくするものであることを認め、憲法上の規定、手続きに従って共通の危険に対処する。
これが第5条の条文だ。
これを素直に読めば、米国が米兵の血を流してまで日本を守る義務はどこにもない。
あくまでも「共通の危機に対処」するだけだ。
しかも、米国は米国の「憲法上の規定と手続きに従って」対処するだけだ。
米国議会が承認しなければ対処できないのである。
日米安保条約5条のこの曖昧さこそ、米国はいざという時に本当に日本を守ってくれるのか、という疑問がいつまでたっても払しょくできないゆえんなのだ。
そして、今度のマティス国防長官も、いままでの米国の立場から一方も踏み込まなかった。
安倍首相が安堵し、メディアが大騒ぎして報じていることは、トランプ大統領になって日米安保を破棄してくるのではないかというおそれが、とりあえず払しょくされたというだけだ。
あまりにも情けない安倍・マティス会談だ。
果たして国民はその事に気づいただろうか(了)
◇
「狂犬」閣僚来日 マティス米国防相と安倍晋三首相が会談 日米安保5条の重要性を確認
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170203-00000547-san-pol
産経新聞 2/3(金) 18:17配信
安倍晋三首相は3日、マティス米国防長官と官邸で会談し、米軍による日本の防衛義務を定めた日米安保条約第5条の重要性を確認した。
会談冒頭、安倍首相は「トランプ政権との間でも日米同盟が揺るぎないということを内外に示すことができることを期待しているし、確信している」と強調。マティス氏は「北朝鮮やそのほかの我々が直面する様々な課題に、私としては1年前、5年前と同じく、日米安保条約第5条は重要なものであることを明確にしたい。それは5年先、10年先も変わることはないだろう」と述べた。
安倍首相は「あなたのように長い間、軍、安全保障や防衛、外交にも通じる方が国防長官になられたことに勇気づけられる」と、マティス氏の就任を歓迎。
マティス氏は「(国防長官として)まずこの地域を外遊したいと希望していた。米国は100%、安倍首相と日本国民とともに肩を並べて、歩みをともにするということに、いっさいの誤解の余地がないことを伝える気持ちからだった」と説明した。
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