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文科省が巧妙に築いてきた“天下りシステム”の全貌〈週刊朝日〉
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/108.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 2 月 02 日 07:10:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

             文部科学省の“天下りシステム”の全貌が見えてきた (※写真はイメージ)
    

文科省が巧妙に築いてきた“天下りシステム”の全貌〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170201-00000131-sasahi-soci
週刊朝日 2017年2月10日号より抜粋


 文部科学省の天下りあっせん問題では、あっせんのエージェントともいうべきOBの存在も浮かび上がった。周辺の取材をすすめるなかで、同省の“天下りシステム”の全貌も見えてきた――。

 早大のケースでは文科省人事課が直接関わっていたが、内閣府の再就職等監視委員会の調査結果では、人事課はOBを介したあっせんもしていたことが同時に判明。その中心的人物とされるのがA氏だ。文科省の幹部は、A氏についてこう話す。

「Aさんは人事課が長くて、すごく優秀な人だった。人をたくさん知っていて、政策の理解も深い。みんなが頼りにしていた」

 A氏は人事課のほかに、初等中等教育局参事官などを歴任し、09年7月に退職。前年の改正法施行を受けて、あっせんを始めたという。ただ、A氏は朝日新聞の取材に「人助けのつもりだった」と、金銭的なやりとりを否定。文科省も、退職後のA氏に「給与・謝金等を支出したことはありません」という。

 では、A氏はどこで収入を得ていたのか。その仕組みを取材するなかで、文科省が巧妙に築いてきた“天下りシステム”の全貌も見えてきた。

 あっせんをめぐる文科省とA氏の関係図を表したのが下の図だ。疑惑の目を向けられているのが、公益財団法人「文教協会」と一般社団法人「文教フォーラム」という二つの団体。A氏は両団体と関係しており、文教協会の参与を昨年12月末まで務めていた。文教フォーラムでは、現在でも理事長を務める。

 文教協会は、研究助成や、大学一覧本などの書籍を出版していて、09年度以降、その書籍の購入代や補助金、委託費などで、文科省から約1億5千万円を受け取っていた。ただ、A氏は「無報酬だった」(文教協会)。

 しかし、文教フォーラムの、港区の一等地に構えられた事務所の年間約300万円の家賃は、昨年12月末まで文教協会が全額負担。文教協会の別室として活動していた。文教フォーラムは16年4月に一般社団法人になったが、現在も所在地は同じだ。

 文教協会からカネの流れがあるのは、文教フォーラムだけではない。文教協会は、「文教関係者の相互扶助等事業」として、文科省の退職者などを対象とした保険契約事業も展開している。その業務を担っているのが、保険代理店のX社だ。文教協会の入り口に置かれた保険のパンフレットには、「大好評」の文字とともにX社の名前が書いてあった。実は、A氏は09年に文科省を退職後、X社に顧問として再就職。現在も在職中で、報酬については「A氏本人に聞いてください」(X社)とのことだった。

 文教協会が保険事業をスタートさせたのは14年1月。A氏が参与になったのも14年1月で、時期がぴったり合う。

 ある官僚OBは言う。

「省庁内だけじゃなく、関連団体も含めると、顔の利く営業先はたくさんある。昔からあるやり方ですよ」

 文教協会によると、保険事業はすでに「協会の重要な収入源になっている」。もちろん、それはA氏が顧問を務めるX社の利益にもつながる。

 文科省が8年間で1億円以上を注ぎ込んだ文教協会は、天下りエージェントであるA氏と密に手を取り合い、深い関係にあった。点と点を結べば、巧妙なからくりがそこに見て取れないだろうか。27日、A氏に直撃すべく、文教フォーラムを訪れたが不在だった。

 同日の衆院予算委員会で松野博一文科相はこう言った。

「文教フォーラムと文教協会の関係についてしっかり調査し、事実関係を明らかにしたい」

 天下り問題を追及する玉木雄一郎衆院議員(民進党)は言う。

「これらは税金を官僚に還元させるスキームで、悪質きわまりない。徹底的に調査し、法規制すべきです」

 堕落したエリートたちに、この国の教育を任せるわけにはいかない。


 

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コメント
 
1. 佐助[4243] jbKPlQ 2017年2月02日 11:47:34 : xycDENzAlY : QRRRzMIJdWw[160]
顔の利くとは
民間に取って,根回しのきく人材は,よだれが出るほど欲しい。談合の知恵が働く,なので天下りや談合を排除することは大変難しい。

資本主義で官僚支配するビジネスに参加するにはコネと賄賂が絶対必要である。社会主義政治体制は官僚支配なので、どんな開放政策にも認可権がつきまとう。そのため、自由経済システムそのものも腐敗堕落が避けられない。

私の体験から
天下りと談合を永遠に根絶はできないある理由がある。
その姿は,透明人間のように姿を変え,現れ消え,登場してくる詐欺師である。

注文付きの天下り人事は、天下りと談合を永遠に消滅することはできない。思い切って、天下り先には注文をゼロにすれば、資本主義経済の寿命は延命できるかもしれない。


2. 2017年2月02日 20:32:43 : Uth8eW5rTM : nMv1Hu096QY[89]
> 「これらは税金を官僚に還元させるスキームで、悪質きわまりない。徹底的に調査し、法規制すべきです」

定年を80歳にすれば天下りは無くなる。
勿論、それ以前に辞めたい者は辞めさせ、働く能力が下がれば給料を下げる。
アメリカでは年齢で辞めさせるのは憲法違反だそうだが、アメリカを見習うべきである。


3. 2017年2月03日 18:39:30 : uFhGmzI4Q2 : iNkZdo_A6Qc[252]
何をやるにしても文部科学省のやることは教科書レベルの低廉であり他の省庁からも練りがないと批判を受けている。

4. 2017年2月03日 19:26:28 : 9jyOzTBXZs : Uc_G4wHSHso[112]
都合良い ときだけバラす 天下り

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