http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/105.html
Tweet |
http://okitahidehito.blog.fc2.com/blog-entry-5958.html
2017/02/02 05:55
<安倍晋三首相は1日の衆院予算委員会で、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に派遣されている自衛隊に死傷者が出た場合、首相辞任の覚悟を持つ必要があるとの認識を示した。「辞任する覚悟はあるか」との質問に対し、「もとより(自衛隊の)最高指揮官の立場でそういう覚悟を持たなければいけない」と述べた。
民進党の江田憲司氏が故橋本龍太郎首相の秘書官時代に発生したペルー日本大使公邸占拠事件について「橋本内閣では人質に犠牲者が出た場合、首相か官房長官が辞めると話していた」として覚悟をただした。南スーダンの自衛隊部隊には「駆け付け警護」など新たな任務が付与されている。首相は現地の治安情勢について「極めて厳しい」との認識も示した>(以上「毎日新聞」より引用)
自衛隊が武器を携行して紛争の現場に駆け付ければ戦闘になり、隊員が死傷する可能性が極めて高い、というのは常識的に考えられることだ。そうした国際的な紛争を武力で解決することを日本国憲法は禁じている。
安倍氏は安倍自公政権で勝手に「閣議決定」で「解釈改憲」という禁じ手を使って「戦争法」を制定してしまった。まさしく政権の暴走を制止し違憲立法を縛るはずの憲法を政権が変えるという立憲主義国家としてあるまじきことを仕出かした反省こそすべきだ。
自衛隊員が「掛けつけ警護」で死傷したなら、安倍氏が首相を辞任したらチャラというものではないだろう。ましてや「覚悟」を持てば良い、というものでもない。
国家と国民の命を守るべき政権が国民の一人である自衛隊員の命を「日本国の防衛」のためでなく、国連が紛争の地に介入するお付き合いで自衛隊を派遣する、という「国連至上主義」のために命を的に自衛隊員が他国の空の下で戦闘行為に加わる、というのはどう考えても理不尽だ。そもそも国連は日本にとって有益な「国際機関」なのだろうか。
同盟国と恃んでいる米国にしても、日本を中国と同列に置いてトランプ氏は「為替操作国」と攻撃している。所詮はその程度の認識で、安倍氏の片思いに過ぎる、と認識すべきだ。何度もこのブログで書いているが米国はプラグマティズムの国だ。精神や理念など何にでもくっ付く「膏薬」程度のものでしかない。
国家や個人にとって「役に立つ」か「役に立たないか」というのが彼らの善悪の判断基準だ。かつて600万人もの先住民を虐殺するために、先住民の基本的な食糧だった二億頭もいたバッファローをゲーム感覚でハンティングして百頭になるまで殺戮した。彼らにとってバッファローは「役に立たない」害獣だから殺戮しても良心に痛みを全く感じなかった。そうした人たちだという基本認識を持っておかなければ彼らを理解できないだろう。
自衛隊員が死傷して首相を辞任する「覚悟」を持つよりも、そうした死傷するような武力紛争の場へ自衛隊を送り込む方が誤っていると反省すべきだ。国連のPKO活動にどれほどの正義があるというのか、「民族自決」を尊重すべきと考えるなら、民族のことは民族が決めるべきで「国連」が介入すべきではない。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK220掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。