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新聞よ、原点に立ち返れ
http://79516147.at.webry.info/201701/article_311.html
2017/01/31 13:23 半歩前へU
▼新聞よ、原点に立ち返れ
ブログ「半歩前へ」のアーカイブ <<作成日時 : 2012/03/20>>
▼お台場で1万ベクレル超
若者に人気の盛り場、東京・お台場で、高濃度の放射性セシウムを検出した。新交通ゆりかもめ海浜公園駅前の、街路樹の植え込みの土壌から1万ベクレルを超える数値が出た。東電による放射能汚染の深刻さを改めて浮き彫りにした。しかし、今回もまた、大手メディアでこのニュースを見つけることは出来なかった。
知り合いの放射能専門家が、昨年の「3・11」直後に「3月21、22日に関東地方に降った豪雨で(風で運ばれてきた放射能が)地表に降り注いだ」と言っていた。だから至る所にホットスポットが出来ると話していたが、今回のお台場や、先の横浜市瀬谷区などの高い数値を見ると、その意味がよくわかる。
▼政府、東電の広報紙?
調査は日本共産党の都議団が3月2日から3日間実施。地表約1センチの土壌を採取し、測定したところ、平均値で1万600ベクレルを記録した。夕刊紙の日刊ゲンダイが伝えたが、他の大手メディアで、このニュースを目にすることはなかった。
これだけのネタを、主要メディアはなぜ伝えないのか不思議だ。東電に絡む一連のニュースの扱いがおかしい。原子炉が水素爆発を起こした段階で、炉心溶解が起きていることを承知しながら報道しなかった。
当時の官房長官、枝野や東電の発表を、メディアは活字や電波を使って“垂れ流す”だけ。いつから政府や東電の広報紙になったのかと問いたい。
▼勇気ある報道しておれば
「直ちに 心配はない」、の言葉を信じた“善良な”福島の人たちは避難せず、わが家に留まり放射能に見舞われた。放射性ヨウ素の半減期は8日間と言われている。
一秒でも早い退避が必要だった。メディアがもっと「勇気ある報道」をしておれば、人的被害は最小限でとどまっていただろう。
当時、私は「福島の高校生以下の子どもたちを遠隔地に緊急疎開させろ」と当ブログで呼びかけた。これからの日本を支えるのは彼らだ。
放射性ヨウ素は子供の甲状腺にたまると将来、がんにかかる可能性が大きいという。1人でも多くの若者たちを放射能から守るには、“爆心地”から遠ざけるほかない、と考えたからである。
▼だんまり決め込むメディア
ところが、いくらブログで書いたって、所詮は気休めに過ぎないと、ある人が言った。そうかもしれない。だが、何もしないで手をこまねいて、事態を傍観する気にはとてもなれない。
例え1人でも2人でも、ブログ「半歩前へ」を見てくれる人がいたら、それでいい。そんな人たちがいる限り、これからも訴え続ける。
こんなことがあった。当時の東電社長、清水が爆発の最中に雲隠れした。常識では考えられない事態だ。それにもかかわらず、メディアからは清水の行方を追求する声は、聞かれなかった。
オリンパス問題をみても分かる通り、メディアは徹底して追いかける。清水は世界史に残る大事件を起こした責任者だ。マスコミはなぜ、だんまりを決め込む?
▼音を立てて崩れた信頼
震災廃棄物の処理がはかどらない原因に、政府(官僚)、東電への不信がある。情報を隠し続け、「ただちに」「今のところ」を繰り返すばかりだったことを市民は忘れてはいない。だから、今になって「数値は安全」と政府が叫んでも市民の不信は拭えない。
「いい加減な報道を続けたマスコミは共犯者だ」(都内の自営業者の声)ー。政府、東電とともにメディアに対する不信は強い。とりわけ東電を取り巻く一連の報道で、メディアへの信頼は音を立てて崩れた。
いったん、失った信頼を取り戻すのは容易なことではない。信頼回復への第一歩は、”大本営発表”から抜け出すことである。東電をタブー視せず、真実の追及に徹することだ。
▼新聞よ、原点に立ち返れ
政治家や役所、大企業や団体は記者発表を行い、常に自分たちの主張を繰り返す。だが、庶民にそのような機会はほとんどない。言いたくても発言する場がない。
そんな、日の当たらないところに日を当て、何よりも弱い立場の人たちの声をすくい取り、代弁するのも新聞の役目だったはずだ。いまは権力、権威の発表媒体に成り下がっていないか。新聞よ、もう一度、原点に立ち返れ。
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