>トランプ大統領の暴走は止まりそうもない。 この認識自体が間違いなんだな
しかし、天木直人の意見はどれを取っても中学生レベルなんだな これが大人の意見だからアホの天木直人と比べてみてね: ドナルド・トランプ政権が難民受け入れを停止して大きな波乱を呼んでいる。
アメリカは移民国家だったわけであり、移民を受け入れて成長するのがアメリカの大義であり誇りであった。そのため、それをバッサリと断ち切ったドナルド・トランプに対して、戸惑いと怒りが集中している状態だ。 しかし、トランプは選挙中からイスラム移民・難民に対しては厳しく対処すると言っていた。 難民受け入れ停止については大混乱を世界中にもたらしているが、特に驚きではない。 「これは私の選挙運動の中の大きな部分を占めていたものだ」とドナルド・トランプは改めてツイートしている。トランプは最初からイスラム教徒の入国には規制をかけると言い続けて来たのだ。 こうした動きを見ても分かる通り、すでにアメリカは「米国第一主義」に転換した。 それが成功するか失敗するかは別にして、ドナルド・トランプ政権は全力でアメリカを今までと違う方向に旋回し、大きな摩擦を世界中に与えることになるだろう。 トランプ大統領が入国制限をした7ヶ国とは? 昨日と今日はまるで同じ日に思える人もいるかもしれないが、2016年に種を撒かれた「反グローバリズム」の動きは、ヨーロッパでもアメリカでも加速している。 欧米のメディアはもちろんグローバル化推進主義であり、さらに言えばこの欧米のメディアの上に立っている多国籍企業もまたグローバル経済の推進者である。 そのため、保守主義であるドナルド・トランプに対しては、アメリカの名だたる企業がすべて現政権に反旗を翻している。 アメリカが誇るハイテク企業アップルも、「移民なしでアップルは存在しない」「多様性は私たちのチームをより強くする」と声明を出し、スターバックスもまた難民を一万人雇用すると宣言している。 また現在のマイクロソフトのCEOはサティア・ナデラだが、彼自身もインド系である。当然のように、移民規制には反対している。 アメリカの大手企業で、ドナルド・トランプに対して反対していない企業は恐らくないだろう。 すべての企業がグローバル化の名の元に、多くの移民・難民を低賃金で働かせてきたのだが、そのコスト削減の手法が吹き飛ぶのだから、懸念を感じない経営者はひとりもいないと言っても過言ではない。 メディアや多国籍企業のトランプ大統領の政策に対する激しい批判だけを聞いていると、あたかもトランプ大統領は何か大きな間違いをしているように見えるかもしれない。 では、実情はどうなのだろうか? トランプ大統領が入国制限をしたのは、以下の7ヶ国のイスラム教徒たちである。 シリア、イラク、イラン、スーダン、リビア、ソマリア、イエメン。 相変わらず暴力まみれのシリア。シリアから難民が大量になだれ込んできたとき、誰がテロリストで誰がそうでないのかは、誰も判断できない。
冷静にこれらの国々を見れば何が分かるのか?
トランプ大統領は、これらの国々からテロリストがアメリカに流入してくる危険性を危惧している。私たちも、これらの国々の名前を見ているとある種の危機感を感じるはずだ。 グローバルメディアはこの7ヶ国の背景をまったく報道しようとせず、「トランプ大統領がイスラム教徒を入国制限した」という一点を強調して叫び回っている。 しかし、冷静にこれらの国々を見れば、すべてイスラムの超暴力集団ISIS(イスラム国)のテロリストどもがうごめいている中心地であるというのが分かる。 ISISは今も「憤怒の中で自決しろ!」というアブ・ムハンマド・アル・アドナニのテロ決起の叫びを全世界にばらまき、イラクでは今も激しい見せしめの処刑を次々と行っている残虐組織である。(誰も気付かない間に、暴力のグローバル化がやって来ていた) こうした危険なテロリストがシリア、イラク、スーダン、リビア、ソマリア、イエメンの7ヶ国に散らばって存在している。そして実際に彼らが難民を装ってEU(欧州連合)になだれ込んで次々とテロを引き起こしているのである。 トランプ大統領は別にイスラム教徒全員を入国禁止にしたのではなく、実際にテロリストが紛れ込む可能性の高い7ヶ国を3ヶ月という限定付きで入国規制したのだ。 これはアメリカ人に対して、良いことなのか悪いことなのか。アメリカを安全にしたのか、それとも危険にしたのか。 「テロリストが入らないようにした」というのだから、アメリカは安全になったのだと見ることもできる。 もちろん、すでに国内には大量のイスラム移民・難民が入り込んでおり、彼らがISISの思想に感化されて国内テロを引き起こす可能性はゼロではない。 しかし、少なくとも外側から入ってくる凄まじく危険なテロリストを水際で防止する措置をトランプ大統領は取った。 こうした側面を無視して「トランプ大統領がイスラム教徒を入国制限した」とだけ叫び回るのは、グローバルメディアの欺瞞でもある。 イラクで起きている爆破テロはもうニュースにもならないが、もしこれがアメリカだったら、アメリカ人はテロリストに無関心でいられるだろうか。少なくとも外側から入ってくる凄まじく危険なテロリストを水際で防止する措置をトランプ大統領は取った。
暴力は秩序と治安が崩壊したときに生まれる
ドナルド・トランプのやり方は強引で、熟考と慎重さが足りない面がある。 さらに独断即決で、世論も含めて誰の意見も聞かないので、早晩このやり方は「早い段階」で大きな問題を引き起こすことになる。なぜ「早い段階」なのか。 何もしないでのらりくらりと権力の座にしがみついている指導者は何もしないから長持ちする。逆に仕事の早い実務者は仕事が急激に進むから、早い段階で問題が起きる。 トランプ大統領は間違いなく仕事が早い指導者だ。だから、大きな問題も早い段階で発生する。 そのため、2017年は大波乱の年になるのは間違いない。 何が問題を引き起こし、物事の結末がどっちに転ぶのか分からないので、私たちは今日は昨日の続きのような態度で2017年を見ていると大変なことになりそうだ。 状況はクルクルと変わると思って間違いない。 では、状況はどちらに向かうのだろう。グローバル化による「ヒト・モノ・カネ」の自由化がもたらした結果として貧困が拡大した。 さらに多文化共生を進めたことによって逆に多文化対立となって憎悪と暴力が吹き荒れるようになった。この2016年までの時代は、ドナルド・トランプの登場で変わるのか。 「暴力の時代」はグローバル化がもたらした結果だが、では反グローバル化の巻き返しが起きたら暴力が沈静化するのかと言えばそうでもなさそうだ。 慎重に巻き返せば暴力は沈静化していった可能性もある。 しかし、トランプ大統領のように、あまりに早急かつ強引にグローバル化から保護主義に巻き返すと、大混乱が生じて逆に時代は混沌(カオス)と化してしまう。 暴力は秩序と治安が崩壊したときに生まれる。グローバル化を巻き返すにもやり方を間違えると秩序と治安が崩壊して、もっとひどい暴力が誕生することになる。 ドナルド・トランプは成功するのか失敗するのか。アメリカを復活させた偉大な大統領になるのか、それともアメリカを崩壊させた最悪の大統領になるのか……。 http://www.bllackz.net/blackasia/content/20170131T0223540900.html
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